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観察 | 海の生物:26(画像をクリックすると拡大画像が表示されます。)

南伊豆 布良海岸:背部分に特有の緑青色の斑文を持つ「子さば(マサバ)」

子さばの画像01 これが、日本中の海に生息する代表的な回遊魚の1つマサバの子どもの「子サバ」。サバは、春~夏にかけて北上し、秋から冬にかけて南下する。移動するときは、海の水面近くを群れて泳ぐ。春はオキアミ、夏はイワシ類、冬は植物性プランクトンを食べる。成魚は、50センチ前後になり、目が大きく背部分にサバ特有の緑青色の斑文がある。この緑青色の斑文を見れば、誰が見てもサバだとわかる。旬は、本来秋から冬。写真の子サバを釣ったのは7月末日なので旬なサバではないが、初心者の綿わし達家族には、魚屋で売っている魚が釣れたのでうれしい気持ちになれる。慣れている釣りの人から見れば、群れにあたれば誰でも簡単に釣れるとのこと。この子サバも、料理しだいではおいしく食べれるとのこと。サバには、腹に黒い点がある「ゴマサバ」と「マサバ」がいるが、マサバの方がおいしいと言われている。(Data:2014/07/30)

真鶴半島 三ッ石海岸:紅色の色彩が目立つ「ベニツケガニ」

ベニツケガニの画像01ベニツケガニの画像02 「ベニツケガニ」は、ワタリガニの仲間のカニ。房総半島以南からオーストラリアまで広い範囲の岩礁の潮間帯から水深30mまでの岩礁底に生息している。ワタリガニの仲間の多くは、主に砂底で良く見られるが「ベニツケガニ」は、岩場にいる。体は茶褐色だが、甲や歩脚の周縁が紅色に縁取りされていているのが特徴で、緑かかった平たい脚を持つ赤が目立つカニだ。若い個体ほど赤みが強い。写真のように腹側は本当にきれいな紅色で縁取りされている。甲面やはさみ脚は短毛で覆われる。潮だまりの中の岩場すき間をすばやく移動する。食用とされず、食べたとしてもあまりおいしくないらしい。 (Data:2014/08/24)

真鶴半島 三ッ石海岸:食用にならない固いナマコ「イソナマコ」

イソナマコの画像01 「イソナマコ」は、外海に面した岩礁地帯や潮間帯の転石下などで見られる小型のナマコ。体色は、灰褐色からやや明るい褐色をしていて,黒い薄い斑紋がある。体はやや固く、食用にはならない。図鑑によっては、「ミノナマコ」とも表現されるようです。正直「イソナマコ」で調べてもなかなか資料がでてこない。「イソナマコ」は、普通のナマコといわれながら図鑑などに多く出てこないのはなぜだろう?(Data:2014/08/24)

真鶴半島 三ッ石海岸:市場でたまに出るおいしい「カニ」「ショウジンガニ」

ショウジンガニの画像01ショウジンガニの画像01 「ショウジンガニ」は、 エビ目イワガニ科ショウジンガニ属の蟹。 水深20m以浅で、熱帯域から温帯域の外洋に面した斜面や磯、転石帯、タイドプールなどに生息。体色は、茶褐色と赤褐色でがっしりした体型である。甲羅は、丸みのある四角形で、甲羅の表面には短毛が密生している。一番前の歩脚は短く、2番目と3番目は甲幅よりも長い。表側は一見、ベニツケガニに似ているがベニツケガニが持っている平らなあしがない。雑食性で、海藻、小動物などを食べる。動きは素早い。はさみでつかむ力は強くない。岩場や岸壁で生活し、平たい体なので狭い岩の隙間にいる。メスはオスよりもはさみが小さいので、腹部を見なくても区別できる。市場にたまに出るらしいが、食べるとおいしいカニの一つ。特に、秋の内子を持ったメスガニのみそ汁は、おいしいらし。(Data:2014/08/24)

真鶴半島 三ッ石海岸:狭い岩のすき間からじっと見られる「トゲアシガニ」

トゲアシガニの画像01 「トゲアシガニ」は、 体が平たく、岩のすき間などに潜んでいて早く動く。今回は、岩に潜んでいた「トゲアシガニ」を撮影した。少し暗くわかりづらいと思うが写真をクリックして拡大して見ていただければ少しわかりやすくなると思う。甲幅3~4センチ程度で、丸い甲羅で平たくほぼ円形に近い体をしていて岩のすき間に潜みやすい。脚の前縁部に大きく鋭いとげがあるのも特徴。。タイドプールや浅い岩場に多く見られ、とくに潮間帯から水深5メートル付近に多い。岩についた藻類などを食べている。動きもとても早く、警戒心が強いので、狭い岩のすき間からじっと見られているような姿で見つけることがほとんど。「トゲアシガニ」の名前は、歩脚の長節に7~8個のとげ状の突起があることからこの名が付いたとのこと。(Data:2014/08/24)

真鶴半島 三ッ石海岸:ポピュラーだけど、全国的に減少傾向「イソガニ」

イソガニの画像01 「イソガニ」は、北海道から九州まで広く分布。岩礁磯の潮間帯に生息する。磯ではよく目にするカニなのだが、ヒライソガニほど数は多くなく全国的に減っている可能性があると言われている。黄褐色と黒いむらさき色のまだら模様ではさみには黒色の斑点があり先は白や紫色になっている。食性は雑食性で海藻から小魚、貝類まで何でもよく食べる。色彩は、環境などによって様々なで、類似の「ヒライソガニ」との見分けが難しい。「イソガニ」と「ヒライソガニ」は、甲羅の縁に3つのトゲがあり他のカニとは判別できるのだが「イソガニ」と「ヒライソガニ」の判別は、腹面を見ないとわからない。見分け方は、こちら。(Data:2014/08/24)

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