三浦半島 油壺 荒井浜海岸
油壺 荒井浜海岸南側の磯場
(2013/09/07 AM14:00) 曇り 中潮
ローケションガイドの第六弾は、「三浦半島 油壺 荒井浜海岸」。三浦半島油壺で海水浴ができる海岸は、「荒井浜海岸」「横堀海岸」「胴網海岸」の三つ。この中で一番のおすすめ場所が、「荒井浜海岸」。 横堀海岸は、小規模なので海遊びの範囲が狭い。胴網海岸は、岩場などがありおもしろい海岸なのだが、平成24年、平成25年と休止され、海の家、遊泳区域が開設されていない。これらを考えると、油壺での海遊び海岸は、「荒井浜海岸」が一番のおすすめ場所となる。 「荒井浜海岸」は、相模湾を中心に美しい景観と約150mと小さいビーチがあるが、南側に大きな磯場がありシュノーケリング、磯遊びが楽しめる。海を満喫するにはもってこいの場所だ!2001年、日本の水浴場88選にも選ばれているきれいな海なのだ。 荒井浜海岸は、環境が守られていて水質がよく透明度が高く首都圏ではきれいな海がある海岸。天気が良いと富士山を目の前に見ながら海遊びが楽しめる場所だ。また、この海岸は1年中営業し、手ぶらでもバーベキューを楽しませてくれる海の家「海上亭」もあり施設等も問題がない。 首都圏からも近くファミリーには、うれしい海岸だ。
海岸説明
ポイント名:油壺 荒井浜海岸 |
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タイプ | 砂浜と岩礁の磯 |
磯遊び | ◎ |
シュノーケル | ◎ |
混雑度 | 少ない |
子ども | ◯ |
幼児 | ◯ |
施設 | 海の家あり |
生き物 | 普通 |
海の透明度 | ◯ |
タイドプール | 中・小が多い |
外海 | 外海に面するが、海岸からは遠浅である |
駐車場 | 登り坂 徒歩約20分 |
トイレ・シャワー | 登り坂 徒歩約5分 |
油壺 荒井浜海岸は、海水浴ができる150m程度の砂浜が中心。この砂浜に、海の家やトイレなどがある。砂浜左手側から南側全体が三浦半島特有の岩礁による磯場(岩場)が広がっています。 この岩場が、磯遊びやシュノーケリングポイントとなる場所。この岩礁磯が、磯遊びに適しています。中小のタイドプールがあり比較的平坦で子どもとの磯遊びに適しています。カニ、ヤドカリ、ハゼが多く居ます。 逆に、イソギンチャクが少ないように感じます。 シュノーケルは、この磯から外海に対する海面で、かなり遠浅な棚になっているので見た目の海面よりも実際は深さがない海になっています。 入り江になっているため、波が比較的穏やかな場所でシュノーケリング初心者にはいいポイントかもしれしれません。シュノーケリングで岩場を見ればウニを多く観ることができます。魚は、海藻が少なく海底が平坦なので、魚は見れるのですがあまり多くを期待しない方がいいと思います。 逆に魚の群れに合えれば面白い光景を観ることができ青いソラスズメダイや色鮮やかなカゴガキダイやキョウセンを見ることもできます。油壺 荒井浜海岸は、海の家などの施設があり海水浴と磯遊び、そしてシュノーケリングを同時に楽しみたいと言うファミリーにはぴったりの海岸だと思う。 本格的なシュノーケラーには、少し物足りない海岸かもしれません。
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ポイントの紹介
油壺 荒井浜海岸のポイント
Aポイント
Aポイントは、荒井浜海岸の中心的場所で砂浜。ここには、通年営業している海の家もあるので、夏を過ぎた海を楽しむ拠点とするポイント。基本的には、海水浴の海岸。比較的透明度も高くきれいな海の海水浴がプライベート的に楽しめる。
Aポイントの全景
海外のプライベートビーチ?
首都圏の海岸としては、透明度は高い。
通年営業の「海上亭」でバーベキューを
Bポイント
Bポイントは、三浦半島特有の岩礁層の岩が広がりさまざまな磯遊びポイントがある。ダイドプールは、中、小が多く子どもたちにとっても安心して磯遊びが楽しめるポイントだ! 磯ハゼが多くタイドプールでのハゼ釣りは楽しい。カニ、ヤドカリも多く子どもが喜ぶ磯である。しかし、ヒジキは多いのだが、海藻の種類が少ないので生き物の種類は余り豊富でないように思える。 磯でおなじみのイソギンチャクやヒトデが少なく感じる。小魚がタイドプールに入ってくるので網ですくって見るのも楽しい。磯遊びができる範囲が広いのでさまざまな形の磯遊びが楽しめると思う。 貝類は、海岸より離れた岩の方に多くある。足場が比較的平らなのでファミリーには安心して磯遊びができる場所だと思う。
平坦な岩礁の磯
Bポイントの全景
中程度のタイドプール
複雑な地形がタイドプールを作り出す
ウメボシイソギンチャクを発見!
磯だまりでハゼ釣り
大きなドロメが釣れた
こちらは、カニ釣り
Cポイント
Cポイントは、Bポイントの外海側でシュノーケリングを楽しむポイント。見た目は、深そうなのだが海岸から50m程度に渡って干潮時は、写真の通り大人が立てるぐらいの深さが続く遠浅なのだ。 流れや波が少ない分、若干透明度かける部分はある。これは、海底が砂や砂利が多いからだろう。沖側に海面から出ている岩場があり魚が群れていることがある。海藻は、比較的少ない方なので、魚の隠れ場所がない分、小魚も少ない気がする。 時折、目の前を魚の群れが通ったり、青いソラスズメダイがさびしく少ない数で泳いでいる。それでもベラやカゴカキダイなどおなじみの魚たちが泳いでいる。AポイントとBポイントにある大きな岩礁帯側は、ムラサキウニや貝の仲間まが多く見れる。 ウニ好きには、この岩礁帯を泳げば岩の隙間にウニがたくさんいるので楽しめると思う。9月初旬の海なので死滅回遊魚の姿はあまり見かけなかったが、10月にかけてはこのCポイントにも現れはじめるのではと期待している。 個人的には、城ヶ島のほ方が魚影が濃い。Cポイントは、遠浅で波が高くない湾となっているので初心者のシュノーケラーには適しているポイントだと思う。
Cポイントの全景
人が立てる遠浅が続く
少し透明度が低いか?
カゴカキダイがいた
魚の群れが前を泳ぐ!
1匹のソラスズメイダイを発見
ムラサキウニがいっぱい
小魚が水面を泳ぐ
三浦半島の宿
荒井浜周辺には、一つおすすめの宿がある。それが「ホテル京急油壺 観潮荘」。小網代湾を見下ろす絶景露天風呂があり、岩風呂や寝湯等までが楽しめる。日帰り入浴もやっているので、荒井浜海岸で海遊びをした帰りにお風呂のみを利用するのもオススメ!! その他は、三浦半島の宿を探すことになると思う。