磯遊び(11):磯遊びとバーベキューのイメージ画像

磯遊びとバーベキューが同時に楽しめる荒崎海岸

あちらこちらにカラフルなサンシェード
好天に恵まれ多くの人が磯遊びを楽しむ

2014年6月1日、真夏日のような好天に恵まれた三浦半島の。 多くの人が子どもたちと磯遊びに来ていた。荒崎海岸は、バーベキューが許されている海岸で、多くのファミリーや団体が磯遊びとバーベキューを同時に楽しみにここ荒磯海岸にやって来る。 6月初旬の日曜日なのだが、駐車場はすでに午前10時で満車状態。夏のシーズンには、朝8時のオープンと同時にすぐに満車となる程の人気エリアだ。荒崎海岸は、本ホームページの「磯遊び&シュノーケリングガイド」の「三浦半島 荒崎海岸」でも紹介しているので参考として欲しい。 荒崎海岸で磯遊びとバーベキューを楽しむのならば、干潮時間の3時間前には到着し、その日の干潮後に合わせてバーベキューを楽しみたい。この日の干潮時間は、お昼過ぎの12:54だったので、私達家族は、9:30に海岸に入り磯遊びとシュノケーリングを楽しみ干潮後の13:00にバーベキューが食べられるようにした。 駐車場から海岸入口までは、徒歩で約5分程度。海岸入口までは舗装されているが、入口からはバーベキュー用品を手で運ばなければならない。バーベキュー用品を運ぶ時間を30分程度見ておいた方がいい。夏は、干潮時間が午前中になるので、磯遊びを充分楽しんでからバーベューができる。 ただし、駐車場がすぐに満車になってしまうので、海岸に来るのはどうしても朝10時前になる。

6月初旬、潮溜まりに多くの生き物たちが現れる荒崎海岸(2014/6/1日:中潮)の画像06

バーベキューができる場所は、海岸の陸側と崖側に限られ早いもの勝ちになる。大きなタープを張れる場所は、さらに少なく海に向かって左側の崖下のみで、すぐにいっぱいになってしまう。ほとんどの人が、最近よく見かけるようになってきた小型の日よけテント(サンシェードテント)を利用していた。 サンシェードテントは、海岸では重宝的な存在だ。私達家族は、最近あまり見かけないビーチパラソルとパラソルが中央にさせる穴があるテーブルを利用した旧式スタイルを、海ではよく利用する。 今回も、このビーチパラソルを利用していたのは、私達家族のみだった。(やはり時代遅れか?)サンシェードテントも持ってはいるのだが、ほとんど利用しない。私達家族は、キャンプでも利用している小型バーベキューコンロをテーブル上に置いて焼肉屋のように利用してバーベキューを楽しむ。 4人程度の家族なら、この小型バーベキューコンロで充分で炭の量も少なくてすむ。広さが確保できないエリアでこのスタイルをやるためには、ビーチパラソル方式が便利。アウトドア的な雄大さには欠けるのだが、フィールドクッキングは、充分に楽しめる。海岸でのバーベキューは、自分にあったスタイルで楽しんで欲しい。

ビーチパラソルとテーブルの画像04
小さなバーベキューコンロの画像05

今回、残念な現場を見かけた。海岸で直火の焚き火をし砂をかけて火を消したようなのだが、炭が完全に消火していなかった。 その上を、子どもが歩いてしまい足に焼けどをしてしまったらしい。 海岸での直火は絶対にせず、使用した炭などは、完全に消化し絶対に海岸に残さないことを肝に銘じて欲しい。 最低限のモラルだ。ありえない現場を見てしまい非常に残念。

6月初旬の磯

6月初旬、潮溜まりに多くの生き物たちが現れる荒崎海岸(2014/6/1日:中潮)の画像06

今回、見かけたおもしろい生き物

ムラサキウニの放精

ウニから何やら白い煙のようなものがでてきた。これが、。雄ウニが精子を放しているようす。ウニは、体外受精をする生き物で卵と精子が海水中に放出され受精し繁殖する。 人が食べる部分は、生殖巣(卵巣、精巣)。春~初夏が繁殖期なのだが、何らかの原因で観察ボックス内で、ウニが放精した貴重なシーンだ!

生き物の説明は、こちら

ムラサキウニが放精しているようすの画像07

カニが、いっぱい!

磯場には、多くのカニが動き回っていた。カニは、岩場の底にすぐに隠れてしまうのだが、わが子は素手でカニをわしづかみにして取っていた。これらのカニは、磯でよく見かける。 「ヒライソガニ」は、磯でよく見かける「イソガニ」に似ていて色も一匹ずつ違う。判別するにはカニの裏側(腹部分)を見なければならない。「ヒライソガニ」と「イソガニ」の見分け方は、腹の上部の口部分とあごあしの先の毛を見て判別する。 「ヒライソガニ」は、口を閉じると下の写真①のすきま部分がほとんど見えない。「イソガニ」はすき間が見える。下の写真②部分のあごあしの先の毛が長いのが「ヒライソガニ」、短いのが「イソガニ」。 また下の写真③部分にななめの切り込みがあるのが「ヒライソガニ」だ。

生き物の説明は、こちら

カニの採取の画像08

カニの採取の画像09

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

口の①部分の画像10

②、③の部分の画像005

ヒライソガニのメスの画像005

6月初旬に見れた磯の生き物(画像をクリックすると拡大画像が表示されます。)

ムカデミノウミウシの画像13

見つけました海の宝石「ウミウシ」。このウミウシは、。青色が多いのだが、今回は白色なので幼体。成長するに従って青くなるとのこと。触手には紫のラインが2本ある。

生き物の説明は、こちら

ナベカの画像14

荒崎海岸では、よく見かけるイソギンボ科の。黄色と黒のしまもようが生える。地味な体色が多い磯で、この「ナベカ」を見つけると、磯遊びの楽しみも一層増す気がするのは私だけか?

生き物の説明は、こちら

ハゼの稚魚たちの画像15

イソハゼなのかヘビギンポなのかわからないが、磯の岩の上にはたくさんのハゼ系の稚魚がいた。これらの稚魚が泳ぎ回るタイドプールは、磯遊びのオアシスだ!

磯遊びの基本

磯岩の画像01

本Shizengateの「磯遊び」に原点とも言えるコンテンツです。子どもと楽しく磯遊びをしていくやり方や注意点などをご紹介しています。また、磯遊びに必要な道具等も紹介しています。

「磯遊びの基本」へ

海藻観察会に参加しよう

磯岩の画像01

「海藻観察会に参加しよう」は、子どもと三浦半島の観音崎にある「観音崎自然博物館」で開催された「観音崎 海藻観察会」へ参加したようすをご紹介します。採取できた海藻などを紹介しています。

「海藻観察会に参加しよう」へ

磯遊びに役立つ本


  • 現在日本で確認されている海藻類の中から、一般的に見られるものの375種類と、それらの一部近似種13種類を加えた計388種類を、写真とおしば標本を使って解説されている貴重な一冊。 特徴がわかりやすく記述されている。本屋では、あまり見かけないのでインターネット購入がおすすめ。


  • この本、磯遊びのすべてが書かれいます。場所によるさまざまな生き物の取り方など、豊富な写真で紹介されています。 数少ない磯遊びの本の中では、是非購入して欲しいひとつです。


  • この本、書店で良く見かける本です。 この本の特徴は、春、夏、秋、冬と四季を通じての磯や海の遊び方が紹介され1年間の海を楽しむノウハウがいっぱい詰まっています。


  • 磯の生き物を中心に紹介されている図鑑。写真もきれいで磯の生き物たちが理解できます。このような図鑑を数冊持つと磯遊びの楽しみが倍増するかもしれません。


  • 多くの磯の生き物が写真で紹介されています。私は、この図鑑から、磯の生き物たちを調べわからない場合や確認するときに他の図鑑を利用します。おすすめする図鑑のひとつです。


  • 図鑑の中で大人気のNEOシリーズ。子どもと磯の生き物の図鑑を見るならこれです。写真やイラストが多く文字も大きくて子ども向けにつくられています。 ファミリー向図鑑としてオススメの一冊で、私もこれを良く利用しています。


  • 小学館の図鑑NEO「水の生き物」のポケット版。磯遊びとに行く際に、ポケットに入れておくと非常に便利です。