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観察 | 海の生物④

真鶴半島 潮騒遊歩道脇:買えば高い黄金の食材「ムラサキウニ」

ムラサキウニの画像 2012/07/22大潮の干潮時、ウニがあちらこちらに・・・・これが有名なウニの「ムラサキウニ」。潮間帯で年中見ることができ、最もポピュラーなウニのひとつ。岩と岩の間にいくつも隠れていました。日本特産のウニで、岩浜や内海の潮間帯から浅海で普通に見ることができる。トゲは強く、殻径とほぼ同じ長さがあり殻は全体に暗い紫色。5月~6月が産卵期と言われ初夏が漁獲期とのこと。我々は、生殖腺(精巣・卵巣)を食べる。殻を割ってその場で食べると特においしいとのことだが、まだ試していない。いつも口にするものは、死んでから時間が経って生臭さが出ていたり、保存のためにミョウバンやアルコールが添加され風味を損なったものが多いのだとか?他の有名なウニに、バフンウニがある。ムラサキウニと違い、バフン系は味が濃厚でムラサキ系は淡白との評価が多い。 真鶴は、ウニが共同漁業権対象になっていない?ウニがある場所が、漁業権の対象になっているかどうか必ず調べてくださいねェ。正直、磯遊びをした場所での漁業権がどこまでを規制しているのかを知る方法が素人では難しい。神奈川県は、神奈川県の共同漁業権で調べてください。(Date:2012/07/22)

真鶴半島 潮騒遊歩道脇:人間の環境破壊問題に関係している貝?「イボニシ」

イボニシの画像 この貝、伊豆や外房の岩礁帯に多く見られる貝「イボニシ」。殻高は約3cm、殻径は約1.8cmで色は灰青色で、各層に大きな黒いこぶ状突起が並んでいる。肉食性の貝で養殖カキ、フジツボの殻に穴をあけて中の肉を食べしまうので邪悪な貝とも言われているようです。夏、岩だなの下などに多数集まって、円筒形の卵嚢を産み付けます。このイボニシ、船底の塗料から溶け出した有機スズの影響で、オスのような体になったメスが数多く生まれ、人間の環境破壊問題の材料となっている貝でもあるのです。人間が環境中に放出した合成化学物質が動物のホルモン系を撹乱することが環境ホルモン問題とのことです。特に動物への影響でもっとも顕著なのがこのイボニシのように、オスのメス化、メスのオス化で生殖不能など性に関する異常だといわれています。このイボニシのメスの個体でも、卵巣と輸卵管を持っていても、生殖突起(ペニス)を持つものがいるという異常が確認されていル用です。微量でも確実に小さな生き物から汚染がはじまることを人間に教えているのかもしれません。(Date:2012/07/22)

三浦半島 荒崎:海藻つけてごまかしてもわかるよ!カニさん?「イソクズガニ」

イソクズガニの画像 表面あるカギ状の毛に海藻の切れ端やカイメン、ホヤのかけらなどをびっしりとつけて周りの景色にまぎれてもわかるよ。。。「イソクズガニ」さん。やや内湾的な磯~外海に面した潮間帯~水深20mの岩場にごく普通に生息するカニです。周囲の岩と同じように見え見付けることが難しい種類のカニ。甲は、洋梨型で表面は顆粒状の突起に覆われています。海藻がはえた潮だまりの壁面などでじっとしています。 こカモフラジューしなkれば、小さな弱いカニは、食べられてしまう。このイソクズガニも、周りからの天敵から身を守る手段を生まれもって持つ。自然の中で生きるのは、大変なのですね!。海草を身にまとうことで、外敵に見つからないようがんばるイソクズガニのハサミは、背中の方まで曲げることができるそうです。ハサミで器用に、体が海藻で覆われるまで根気よくつけていく根性。力が弱く、他のカニのように素早く動くこともできないイソクズガニは、身を守るためにこの柔軟なハサミと根性を生まれたころから持っているのでしょう。 .(Date:2012/07/15)

三浦半島 荒崎:ちぎれた触手1本でも体を作り直す。「ヨロイイソギンチャク」

ヨロイイソギンチャクの画像 このイソギンチャクは、日本の岩礁海岸で最もふつうに見られる「ヨロイイソギンチャク」。体壁に小石や貝殻などがついている。体の直径が3~5cmほどの中型種で、磯の潮間帯に見られる。体壁には多くのイボがあり、特に体壁上端部ではやや房状。イボのさらに上、触手の付け根には乳白色をした周辺球が並びます。体壁のイボは吸着力が強く、たくさんの小石や貝殻片を吸着しています。そのためヨロイイソギンチャクがしぼむと、体がこれらの小石などですっかり覆われてしまう。96本の触手がある。 どこでも見られるイソギンチャク。名前を知ったのは今回が初めて。普段見慣れている生き物を調べると、知らない事が多くある。調べることが自然への興味を高めるひとつではないだろうか?。イボは、身の周りの物を吸着する性質があり名前の由来も、小石や貝殻で体に鎧(ヨロイ)をまとうのでこのような名前になっているのかも?(Date:2012/07/15)

真鶴半島 潮騒遊歩道脇:カエルのような顔が面白い。「カエルウオ」

カエルウオの画像カエルウオの画像写真では、良く取れなかったがこの魚の目が、カエルみたいにギョロと少し出ている。これが、「カエルウオ」。岩礁性の海岸や潮だまり等に生息し普通に見られる。陸上を跳びはねて移動することもあるとか?このハゼ科かと思いきやスズキ目のイソギンポ科。タイドプールでは、良く見かけるのだがすばしっこいのでなかなか捕まえられない。体長15cmに達するので、ハゼと間違いやすいのだが少し大きめのハゼで黒なら「カエルウオ」の確立は高い。鱗がなく頭の皮質突起が特徴。色は黒っぽく,淡青色の網目模様の横帯がある。 カエルウオは、生息する場所と同じ保護色となるように体色を変化させることができる。さまざまな魚がさまざまな体質や手法で、身を守っているのだと感じる。自然ですごいですね?。浅場に生息するため、大型魚から襲われを守ったり、空からの海鳥の攻撃を防ぐために体色を変化させる。体色は灰茶色地で、晴天時は太陽により砂地に出来る波模様と同化した明るい横帯作り、曇天時や岩場に隠れた時は暗色に変身させると言う。(Date:2012/07/22)

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