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観察 | 海の生物⑪

真鶴 福浦港:本家のスズメダイは、黒なんだ!!「スズメダイ 」

スズメダイの画像この魚は、温帯域の磯で普通に見られる「スズメダイ」。体色が青のソラスズメダイが有名貨も知れないがこれが本家のスズメダイ。低水温でも生きら、日本海で越冬できる種。体長が15cmほどで、うろこは厚く大きい。体色はほぼ灰褐色をしていて背びれの最後の付け根にある白い点が特徴。この点は、死ぬと消えてしまうそうだ。なわばりを持つタイプの魚。人気があるクマノミの仲間はこのスズメダイ科に属している。スズメダイの仲間は、カラフルな魚たちが多いが、本家のスズメダイは、ご覧の通り地味。本家は地味なものなのか?スズメダイ科は、スズキ目ベラ亜目の下位分類群のひとつで、28属300種類以上が知られていて熱帯地方の浅い海に分布する。有名なクマノミ類も含まれる。一般的には、鮮やかな色をした種類が多い。(Data:2012/10/06)

大磯港:キラキラ光る細長い魚、食べられる?「トウゴロウイワシ 」

トウゴロウイワシ 本格的な冬がはじまりそうな12月、久々に晴れたので大磯港に釣りに出かけた。私たち家族は、釣りに関してはまったくの初心者。ただ、竿を垂らして魚が釣れるのを楽しんでいる。今回は、小さな細長いイワシ系を釣るために1号の針(一番小さい)とサビキにした。待望の光もの。この魚は、「トウゴロウイワシ 」。イワシに似ているが、実際はボラやダツに近い種類で、堤防の釣りでは外道の魚らしい。 普通「いわし」というと、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種をさすのだが、この「トウゴロウイワシ 」は、この御仲間ではなくトウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ科ギンイソイワシ属に分類される魚。鱗が硬質ではがれにくく一般の食用とはされないが、食べられないわけではない。あまり流通することはないが、天日での丸干しやから揚げなどにして食べられる。家は、から揚げにして食べた。おしかったぜ・・。初心者には、どんな魚を釣っても楽しいもの。この楽しみから釣りの楽しみを子どもが感じてくれるのではないかと思う。普段食べない魚でも、自分で釣った魚は食べる子ども。そんな気持ちさせるのが釣りではないか? 「トウゴロウイワシ 」は、「藤五郎鰯」と書く。名前の由来は、和歌山あたりの方言で「着物を脱がず着たまま寝ること」を「とんころ」と言い、トウゴロウイワシが死んでも鱗が剥げにくいことから「とんころ」から「とんごろ」「とおごろ」に川ってきたらしい。・・う~理解できない。(Data:2012/12/16)

大磯港:日本珍味「カラスミ」の魚「ボラ(イナ)」

ボラの画像 この魚、堤防では良く釣れる魚の一つで「ボラ」。これまた釣り人には人気のない魚なのだが、私たちにとって20㎝程度なのでそれなりに大きい魚の分類。「ボラ」は、出世魚。ハク(3㎝以下)→オボコ(3~13㎝)→イナ(13~30㎝)→ボラ(30~60㎝)→トド(60㎝以上)との呼ぶので今回釣り上げたのは「イナ」。相模湾などでは、秋から初冬にかけてボラの網漁が盛んで卵巣をとるのが目的。「ボラ」は、富栄養化した水域に多く見られが水域の水の臭いがボラの身に移るらしい。だから磯や綺麗な水域でのボラの方が食べるのはいいらしい。刺身、煮付け、空揚げ、塩焼、マリネ、鍋物、味噌汁など何でもOK。 日本珍味の一つとされる「カラスミ」は本種の卵巣を用いて高値で取引されている。。釣ったボラは、卵巣が大きく発達していないのカラスミの材料ならないのがほとんどとか。 胃にあるソロバンと呼ばれ、塩焼にして食べるとコリコリしてとても美味しいです。これ、釣り人の特権??(Data:2012/12/16)

大磯港:釣り人の外道。ヌメヌメの魚「ヒイラギ」

ヒイラギ この魚が、スズキ目ヒイラギ科に分類される魚の一種の「ヒイラギ」。この魚、大磯港の堤防では良く釣れる魚で釣り人からは嫌われている。今回1月の寒い時期に行ったが大きめのヒイラギが多く釣れた。沿岸浅所に多く生息し、堤防の内側でも良く釣れる。平たい小魚で、大量の粘液を体から出し持つとヌメヌメする。口が伸長するのも特徴で、触るとキュキュと鳴く。背ビレとしりビレに棘があるので取り扱いには気をつけたほうが良い。投げ捨てられてしまう魚なのではるのだが、ヒイラギはおいしい魚。煮つけ、から揚げ、味噌汁、刺身でも食べられる。小さい魚なので骨をとるのが面倒だが、外道の魚もおいしい魚が多いことがわかる。 (Data:2013/1/06)

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