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観察 | 海の生物⑮

真鶴半島 三ッ石海岸:色とりどりの「そうめん」が海に。「海ゾウメン」

海そうめんの画像01海そうめんの画像02 このカラフルな、そうめん状のものがアメフラシの卵。アメフラシは、春先に海岸の海藻の間にそうめん状の卵を産みつける。この卵が、そうめんに似ていることから「海ゾウメン」と呼ばれている。「海そうめん」との記述も多いいが図鑑では、「海ゾウメン」と表現されている。。美味しいものではないらしく、毒性の問題もあり通常は食用としない。色鮮やかなアメフラシの卵は、春先の磯では非常に目立ちだれもが目に付く春先の磯の象徴。この「海ゾウメン」が黄色やオレンジ色の違いをいろいろ調べてみたが、確実な回答が私は今だに得られていない。知っている方は、教えて欲しい。いろいろ調べたとことでは、中の成分が変化しオレンジ色は黄色よりも発生の進んだ卵とのこと。色が違うのは、産卵日が異なると言う事らしい。個体識別によるものなども研究されているらしくまだまだ解明されていな海の不思議はたくさんあるのだろう。(Data:2013/03/17)

真鶴半島 三ッ石海岸:春に卵を産み、多くが夏前に・・・「カラマツガイ」

カラマツ貝の画像カラマツ貝の卵の画像日本各地で見られる「カラマツガイ」。潮間帯下部の岩礁上に生息。笠形、一端が少し広い楕円形をして入る。表面に、多くの放射肋があり同心円状に溝がある。内側は黒褐色で、光沢がある。この「カラマツガイ」が、春~夏にかけて、写真のようなゼラチン質の卵塊を産む。その上に母貝が乗って保護するらしい。貝類の中では、海中に入らず、干潮時に活発に動き出す。カサガイの仲間、マツバガイやベッコウガサなどと間違えやすい。食用とはされていないが、食べるとおいししらしい???「カラマツガイ」は、月が三日月になった時にだけ岩の付近に卵を産む言われている。短命だからこそ、おもしろいきれいな卵を生みのだろうか?「カラマツガイ」の一生は、子孫の繁栄だけに一生を費やす。これも彼らの生き方なのだろう。(Data:2013/03/17)

真鶴半島 三ッ石海岸:軟体部で殻を覆う巻貝。「オトメガサ」

ムラサキクルマナマコの画像01 これが、原始的な巻貝のひとつでスカシガイ科の「オトメガサ」。潮間帯の転石の下に生息する。軟体部は、黒いものが多く薄い茶褐色で暗褐色のまだら模様があるものもいる。貝殻は前後に長い楕円形の白い部分。生体が外套幕(がいとうまく)で70%ほどを覆われている面白い貝。ウミウシと勘違いしてしまう貝。体長6cmくらいになる。海岸などに打ち上げられるときは、中身の貝だけが打ち上げられているオトメガサは、オトメガサとはわからないほどの真っ白な薄い貝です。オトメガサは、貝の軟体部は、貝の殻の中にあるという常識をくつがえす貝といえる。貝にもいろいろなものがるのだと感じてしまう。 (Data:2013/03/17)

真鶴半島 三ッ石海岸:二つの穴のあいた筒で生きる。「ベニボヤ」

ベニボヤの画像01 ホヤの仲間のベニボヤです。ベニボヤは、マボヤ目マボヤ科で単体性のホヤ。ベニボヤは、体長5cmほどになり橙赤色。形が面白く潮間帯下部から水深20~30mに生息する。色に変異があるとのことですが、色は筋膜の色で,その外側に透明の膜(被嚢(ひのう))がある。二つの穴のあいた筒のようなものがあり、海水を入れる入水孔と海水を出す排出孔です。この入排水で、必要とする餌を取り込み生きてる。ホヤの特徴ですかね?? ベニボヤは、自力で水流を起こすことができ水が滞り勝ちの場所より海水がかなり動く場所を好むとのこと。体内に水をためこんでいるため、強く押すと出水口からチューッと勢いよく水が飛び出します。海の水鉄砲ですかね??でも。この写真のベニボヤ、海水が出きった感がしますね??(Data:2013/03/17)

真鶴半島 三ッ石海岸:ついに出ました、食用にされるナマコ「マナマコ」

マナマコの画像01 ナマコ綱マナマコ科の棘皮(きよくひ)動物。日本各地に分布し潮間帯の転石の下や砂地から水深30mくらいまでに生息し円筒状。体色は、さまざまなな色の変異がある。マナマコは、住んでる場所や食べているもので色が違う。アカナマコ、アオナマコ、クロナマコと呼ばれるマナコは、みんなこのマナマコ。アカナマコは、岩に引っ付いてて岩に生えている海藻(色が赤い)を食べる。アオナマコは、砂地にいて、青い海藻を食べる。クロナマコは、主に泥や泥の水が汚い所にいる。体の前端に口があり、背面に疣足(いぼあし)、腹面に管足、口の周囲には触手があル。背面から側面に、大小の円錐形のいぼ足が比較的大きい。色彩変異も多い。触手を使って海底の泥や砂を口に入れ、砂泥中に含まれる有機物を吸収し、残りは体の後端にある肛門から細長いうどん状の糞として押し出すので、海の掃除機とも言われる。日本では、約100種類のナマコが知られている。日本沿岸で生息する食用種は、マナマコ、キンコ、オキナマコの3種。魚さんでは、このマナマコが売っている。 マナマコは冬に活動が活発で、水温が25℃以上になると体が極端に縮小し、岩礁の陰や転石の下などの暗所で休眠状態となり夏眠に入いる。 (Data:2013/03/17)

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