磯があれば・・・どこでも磯遊びはできる
磯遊びは、磯遊びができる有名な海岸でなくても磯があれば、どこでも磯遊びができるものだ。
真鶴半島にある海岸に、目の前に磯があったので磯あそびを楽しんだ。磯遊びで知られている場所ではないが、磯があればどこでも磯遊びや磯の生き物に会える。
真鶴半島内の磯
(2016/05/05:大潮 干潮時)
5月の連休頃から、磯遊びを楽しむ人たちが多くなってくる。今回は、そんな磯遊びはじめの時期に、真鶴半島にある海岸の前で磯遊びを楽しんだ。
真鶴半島の磯遊び場と言えば本ホームページでも紹介している真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸)が有名なのだが、今回の海岸は三ッ石海岸の少し北側にある。生き物の生態系はほぼ三ッ石海岸と同じ。
今回の磯場
ゴロ石の海岸
観察できた主な磯の生き物たち
※以下の画像は、クリックすると拡大画像が表示されます。
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はじめて観察した主な磯の生き物たち(本ホームページ初登場の生き物)
今回、新たに見かけた生き物や判別が難しい生き物がいくつかあった。現場では、判別がつかない生き物も、家に帰って写真を見れば判別がつくものもある。以下に、本ホームページ初登場の磯の生き物をいくつか紹介する。
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アカクモヒトデ
アカクモヒトデ
岩を裏返したとき居た赤いクモヒトデ。これが、本ホームページ初登場の「アカクモヒトデ」。はじめは、単なるクモヒトデと思って感激しなかったのだが、家に帰ってみたらニッポンクモヒトデと色が違うことがわかり初登場を知った。最初に気がつけば、もっと感動したのに?
生き物の説明は、こちら
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マンジュウボヤ
マンジュウボヤ
岩を裏返したときに何やらコブのような赤いゼリー状のものが?これが、本ホームページ初登場の郡体ホヤ、「マンジュウボヤ」。流れの少ない入り江や湾などで見られ、個虫と呼ばれる数mm程度の生物がたくさん集まってできている。
生き物の説明は、こちら
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イソカニダマシ
イソカニダマシ
一見カニだと思ってしまうのだが、これが「イソカニダマシ」。岩を裏返したときにたいてい居るやつだ。カニは、ハサミを除く脚が8本あるのだが、イソカニダマシは6本。長い触覚もカニにはないものなので判別の部分となる。何回も見ているのだが、撮影に成功したのは今回初めて。
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ユズダマカイメン
ユズダマカイメン
岩をひっくり返したら何やらタマのようなゼリー状のもがあった。これも生き物の一つで、海綿動物のユズダマカイメン。体色は、赤褐色から黄色っぽい色までさまざまなのだが、黄色の場合にユズに見えるのでこの名称になったのかも?磯の岩の裏は、生き物の宝庫だ!
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今回観察できた主な磯の生き物たち
今回観察できた主な磯の生き物たちを、以下に紹介する。
※以下の画像は、クリックすると拡大画像が表示されます。
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マダコ
岩影にマダコが居たので、手で獲得。
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メジナの幼魚
タイドプールで、泳いでいた小さな魚はメジナの幼魚。
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アマクサアメフラシ
春の磯でよく見かけるアマクサアメフラシ。
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ウメボシイソギンチャク
県天然記念物に指定されているウメボシイソギンチャク。
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ミナミウメボシイソギンチャク
個人的には、結構好きなミナミウメボシイソギンチャク。
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ヨロイイソギンチャク
日本の岩礁海岸で最もふつうに見られるイソギンチャク。
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ヘビギンポ
磯やタイドプールでよく見かけるヘビギンポ科の磯魚。
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イソクズガニ
夏に向かってのカモフラジュー開始。まだ、頭だけかよ!
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マナマコ
おそらく黒いマナマコのクロコだろう。
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ムラサキウニの大群
タイドプールがムラサキウニに乗っ取られているようだ。
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ヨメガカサガイ
ヨメガカサガイは、磯では良く見かける貝のひとつ。
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ホンヤドカリ
磯で良く見られるヤドカリ。鋏が左よりも右が大きい。
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判別がつかいない生き物たち
今回は、想定はできるのだが判別に断定的な要因にかける生き物がいた。その生き物を以下に紹介したい。どなたか断定できる方がいれば教えて欲しい。
※以下の画像は、クリックすると拡大画像が表示されます。
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ウミウシ?アメフラシ?
判別できない?
一見、「クロヘリアメフラシ」に見えるのだがなんとなく違う。「エダウミウシ」のように見えるのだが、頭部前縁にも8本の樹枝状突起がない。なんだこれ? 体色変異が多いウミウシ系は判別にいつもひと苦労する。今回もGiveUpだ!
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真鶴半島には、天然温泉がない分、新鮮な海の幸が味わえるいくつかの宿があるので以下に紹介したい。どうしても温泉と言う人は、車で30分もかからない湯河原温泉があるのでそちらでの宿泊をおすすめする。