「海藻観察会」で、いろいろな海藻を覚えよう!!

三浦半島海藻観察会の画像01

三浦半島海藻観察会の画像02

海藻の多くは、冬から春にかけて成長し、夏に生殖を終え枯れていく。そのため、海藻の観察会は海藻観察に適した3 月から 6月に多く開催されています。 今回は、2013年3月30日(土)10:00~12:00に行われた海藻観察会に親子4人で参加。参加したのは、三浦半島の観音崎にある「観音崎自然博物館」が開催した「観音崎 海藻観察会」。観音崎自然博物館は、県立観音崎公園の中にあり,東京湾唯一の岩礁海岸に囲まれさまざまな海の生き物に出会えることができる。今回の観察会は、三浦半島観音崎で見られる海藻を観察し、観音崎自然博物館の主任研究員の方が観察した海藻を解説をしてくれる。海藻の判別は、はじめての人には難しい。観察会で海藻の判別を身につけることは、とても役に立つと思う。この観察会は、観音崎の浜や磯でワカメ・ヒジキ・アカモク・マクサなど、潮だまりに生育するものや打ち上がった海藻約30種類を観察する。しかも、ひとり500円の参加費で三浦の乾燥ワカメのお土産付き! 自分たちで海藻を拾って持ち帰っても本当に食べれるのか?本当にワカメなのか?などなど・・・・私は、海藻を判断することが難しいと感じたのでこの観察会に応募した。今回の観察会で確実に「ワカメ」を判別する自信がついた。公開イベント等に積極的に参加し子ども親も、何かを発見する機会を積極的につかむことは大事だと思う。今回の特集は、この海藻観察会のようすを紹介します。

海藻観察会

観察会は、午前10:00から12:00の約2時間。親子、海藻に興味がある人たちなど多くの方が参加されていた。前日に海などが荒れたとき、多くの海藻が打ち上げら海藻観察会には適しているらしい。今回は、定員50名で満員御礼状態。海藻に興味を持つ人も多いのだなぁと感じた。観音崎自然博物館は、定期的にさまざまなイベントを開催しているのでホームページで確認し参加して欲しい。「観音崎自然博物館のイベント情報」

会場

私たち家族は、20分前に到着。観音崎自然博物館入口のビジターセンターで参加費500円を支払い、横にある教室で観察会がはじまるのを待つ。20分前には、写真の通り10名前後がすでに教室で待っていた。海藻観察は、長靴、タオルが持ち物なっているので磯観察会より軽装でいい。

海藻観察会の受付画像03

配布資料

今回の観察会では、「観音崎で見られる海藻」の写真が掲載されているA3サイズの資料が1枚配布された。観音崎でみられるさまざま海藻の写真が掲載されていた。この資料も、観音崎で見れる海藻に特定されているので貴重な資料だと思う。三浦半島観音崎の磯、浜で見れる主な海藻がほぼ掲載されている。

配布教材の画像04

講習

10:00になりいよいよ講習の開始。今回は、観音崎自然博物館 主任研究員の河野研究員さんと2名のボランティアの方々がサポートしてくれた。はじめに、簡単に海や海藻について30分程度の講話がある。内容は、潮の満ち引きや観音崎の特徴、そして海藻の種類などの概要が説明された。ホワイトボードに手書きで図などを書かれての講話であったので懐かしさを感じてしまった。

海藻観察会の講義画像05

さぁ・・海に出発

講話後、教室を出ていざ海へ。海藻観察は、タオル、長靴だけで参加できるので身支度は簡単。海藻を入れるビニールも用意した方がいいと思う。観音崎の浜に上がったワカメは、そのほとんでが養殖場からはがれたワカメとのこと。これを拾って持ち帰っていいかどうかは、???らしい。まぁ・・・個人的には持ち帰ってもいいのではとかってに判断。しかしながら中には、漁師さんに怒られた人もいるとのことで自分自身で判断して。。。。。

海藻観察に向かう画像06

どこに行く???

海藻観察の現場は、ビジターセンターのすぐ下の磯、浜かと思いきや南にどんどん歩いて行った。道路脇の歩道を歩き、穏やかな観音崎の海を見ながらの徒歩もすがすがしさを感じる。ちょっとした海岸ハイキングだ!!この時期、海が澄んでいて、ヒジキなどの海藻が歩道の上から目視できる。・・これも海藻観察会の一部なのかもしれない。

海藻観察に向かう画像07

海藻観察場所に到着

15分程度で、海藻観察をする浜に着いた。すでに海藻が多く打ち上げられていた。磯も少しあり、海藻観察をするのにはいい場所なのだろう。ワカメもかなり打ち上げられていて期待がこみ上げてくる。

海藻観察の場所画像08

海藻観察・・・開始

最初に海藻観察の仕方や、すでに見つかった大きなワカメの説明が現場でされた。観察は、約30分間程度。みんなが拾った海藻を種類別に指定された場所に持ち寄り、その後解説をする。観察はじめの号令とともに子どもたちは、海藻に向かい一目散に散って行った。

海藻観察の場所画像02

なんだこれ??・・

いろいろな海藻が浜に打ち上げられていた。特に大きな海藻は、どれもこれもがワカメに見えてしまう。これが、ワカメなのか、それとも他の海藻なのかまるでわからない。とにかく拾った海藻を指定された場所にもって行き、この海藻が何なのかを知りたくなる。磯遊びとは一味違う楽しみ方ができるのが海藻拾いなのかもしれない。拾った海藻がワカメの場合、なぜか非常に得したように感じるのは・・私だけだろうか??

海藻観察の場所画像02

なんと!!本日集められた海藻が24種類

な~なんと、参加者から集められた海藻が24種類。こんなにいろいろな海藻がこの狭い浜にあるのだと驚き!!集められた海藻を種類別に分けて置き、研究員の方が海藻の名前を紙プレートに書いてくれる。これが非常に勉強になる。集められた海藻の写真と名前は次のページで紹介している。これが、ほんとうの海藻図鑑かも?。。。海藻観察会でしか体験できないことなのではないだろうか?

海藻観察の画像10

現場での海藻説明

参加者が採集した海藻を一つ一つ説明してくれる。参加者の目が、教室とは違う生き生きとした目で海藻の説明を聞いているように感じた。やはり、自らが採集した海藻の名前や特徴などを聞くことは、知識を習得する上でとてもいい方法なのだろうと思った。採集した海藻の名前がわからない場合、その海藻の名前がわかった時の感激ははかり知れないものがある。観察会ならではの面白みなのだ!!

海藻観察の画像11

第二の観察現場へ

観音崎自然博物館に向かって戻り、先ほど歩いた道のガード下にある第二観察場に移動。先ほどの場所とは違い浜に海藻が打ち上げられていなく、岩(磯)の上ある海藻の観察を開始。この場所の景色、どこかで見覚えが・・?? この場所、日本テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」でクサフグの産卵が見られる場所として放映された場所。新たな感激が・・・この場所では、さまざまな岩(磯)に生育している海藻を中心に観察ができた。

海藻観察の画像12

ここでも10種類近くの海藻を観察

ここでも、参加者から集められた海藻が10種類。ここでも第一現場と同様に集められた海藻に名前が記述され、研究員の方が説明してくれる。先ほどとは少し違った海藻が見られた。集められた海藻の写真と名前は次のページで紹介している。ここは、磯場なため子どもたちの多くは、アメフラシなどの磯の生き物観察を楽しんでいた。

海藻観察の画像12

帰還。観音崎自然博物館へ

約1時間30分程度の観察を終え観音崎自然博物館へ。教室に戻り、簡単なアンケート記述後、ひとりひとりお土産の乾燥ワカメをもらい無事、海藻観察会が終了となった。今回の海藻観察会は、磯観察会に引き続き我が家にとっては、2回目の公開イベント参加。とても充実したイベントだったと思う。これからは、このよな観察会に積極的に参加しようと思う。

海藻観察の画像14

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