子どもとの磯遊び場所として人気が高い、真鶴半島 琴ケ浜海岸
タイドプールが豊富で、子連れで磯遊びを楽しむ場所として人気が高い琴ケ浜海岸。磯の生き物が活躍しはじめる6月の磯をのぞいてみた。
真鶴半島 琴ケ浜海岸がなぜ家族連れに人気があるか?それは、駐車場から気楽に海岸に降りれトイレや食堂も近くにあり、さらに整備された遊歩道で気楽に休めだれもが気楽に磯遊びを楽しめることにある。
真鶴半島 琴ケ浜海岸の磯
(2016/06/04:大潮 干潮時)
6月の初旬、磯の生き物たちの動きも活発になる時期。今回は、真鶴半島の琴ケ浜海岸で磯遊びを楽しんだ。琴ケ浜海岸は、真鶴半島の北側にあり三ツ石海岸に行く途中の県道739号沿いにある平らな岩礁帯の海岸。
海水浴はできないが、磯遊びが楽しめる磯になっている。海岸から見える駐車場は15台程度なのだが道路を挟んだ反対側に市営の駐車場があり、磯へのアクセスが便利。道路から磯へも簡単に降りれ小さな子どもと磯遊びを楽しむには絶好のスポットだ。
磯には、さまざまな大きさのタイドプールがあちらこちらにできカニ、ヤドカリ、イソギンチャクからウミウシ、子魚まで多くの磯の生き物を見ることができる。磯の生き物は、少し先にある真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸)の方が豊富なのだが磯へのアクセスのし易さは桁違い。
真鶴半島 琴ケ浜海岸の詳細については、ロケーションガイドの真鶴半島 琴ケ浜海岸で紹介しているので参考として欲しい。海岸自体が大きな平らな岩が多く、ごつごつしていないのでけがもしにくい。
逆に、ゴロ石などが少なく岩をひっくり返して見つかる生き物が少ない。磯の生き物は、貝やタイドプールに取り残された磯の生き物が中心になる。
磯場は、大きな岩礁帯
干潮時の琴ケ浜海岸
大小さまざまなタイドプールができる
家族連れが多い
観察できた主な磯の生き物たち
※以下の画像は、クリックすると拡大画像が表示されます。
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はじめて観察した主な磯の生き物たち(本ホームページ初登場の生き物)
今回、新たに見かけた生き物は1種類のみだった。以前見たことはあるのだが、色が違うタイプ。このようにまったく色が違う生き物が同じ種類の生き物であったりすることがおもしろい。
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クロシタナシウミウシ
クロシタナシウミウシ
タイドプールになんやら橙色のウミウシ・・・・よくよく調べてみると「クロシタナシウミウシ」。ふつうは、黒色なのにと思ったが以前はこのウミウシ「マダラウミウシ」と呼ばれていたタイプとのこと。色彩変異して橙色なのだが、この橙色も結構普通に見られえるウミウシだ。
生き物の説明は、こちら
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橙色クロシタナシウミウシ①
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橙色クロシタナシウミウシ②
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橙色クロシタナシウミウシ③
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今回観察できた主な磯の生き物たち
今回観察できた主な磯の生き物たちを、以下に紹介する。
※以下の画像は、クリックすると拡大画像が表示されます。
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オオヘビガイの口
オオヘビガイの口
この写真は、日本の周辺の海に生息している「オオヘビガイ」。決まった形の貝殻を持たずトグロを巻いている変な貝。今回オオヘビガイの口がきれいに撮影できたので掲載。オオヘビガイは、巻貝にあるはずの蓋がなく口から粘性のある糸を出して、獲物を捕まえることが大きな特徴。
生き物の説明は、こちら
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タツナミガイ
タツナミガイ
タイドプール内に子供が何か居るとのことで見たら大きな「タツナミガイ」がいた。タツナミガイは、アメフラシ科の生き物で表皮が硬く、アメフラシのようにやわらかくない。 磯の生き物の中には、磯の環境と同化しているものが多く、見つけにくい。
生き物の説明は、こちら
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さまざまな貝
さまざまな貝
磯の岩には、様々な貝がついている。よくよく見ると貝のかけらでカモフラージュしている「ヨロイイソギンチャク」も貝の中に混じっている。磯遊びで貝に興味を引く人は少ないと思うがよく見てみると貝の観察もおもしろい。貝の塊の中には、さまざまな貝が交りあって生息していることがわかる。
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イワガニ
どこの磯にもいるイワガニ。海側の岩に多くいた。6月は、すでに大きくなっている。
生き物の説明は、こちら
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サザエ(ヒメサザエ)
真鶴半島では、6月頃に小さなサザエを磯でも見ることができる。夏はあまり見ない。
生き物の説明は、こちら
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ヘビギンポ
どこの磯でも見られるヘビギンポ。磯魚の一つで数本の白い横帯がある。
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ヨロイイソギンチャク
磯のイソギンチャクの定番中の定番、「ヨロイイソギンチャク」があちらこちらに。
生き物の説明は、こちら
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転石の裏
転石の裏を見たら、「クマノゴガイ」「ムラサキウニ」「イソニナ」がいた。磯の転石の裏は、生き物の宝庫だ。
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小魚が泳ぐ
写真ではわかりにくいが、タイドプールの中でハゼや小魚がいっぱい泳いでいる。
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さまざまなタイドプール
真鶴半島 琴ケ浜海岸には、様々な大きさのタイドプールが出来上がる。平らな岩が多くタイドプールになりやすい環境でもある。タイドプールは、磯遊びの中心的存在。磯遊びは、これらのタイドプールがあるかどうかが大きなポイントにもなる。
※以下の画像は、クリックすると拡大画像が表示されます。
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小タイドプール
水たまりに近いが、この小さなタイドプールにも生き物が多くいる。
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中タイドプール
中程度のタイドプールが、琴ケ浜海岸にはあちらこちらに出来上がる。
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大タイドプール
潮が満ちはじめると写真のような大きなタイドプールも出来上がる。
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真鶴半島には、天然温泉がない分、新鮮な海の幸が味わえるいくつかの宿があるので以下に紹介したい。どうしても温泉と言う人は、車で30分もかからない湯河原温泉があるのでそちらでの宿泊をおすすめする。