子どもとの海外旅行プラン作り(9)：クレジットカード

海外現地で費用精算ができる手段は、「現金」・「クレジットカード」・「トラベラーズチェック」・「国際キャッシュカード」・「プリペイドトラベルマネー」などがある。海外で断然使い安いのは、「クレジットカード」だ。海外でのクレジットカード利用は、身分証明書的な存在にもなりうるもので、日本よりも重要視されている。また、盗難が多い海外で、多額の「現金」を持ち歩いている人は、極めて少ない。しかしながら、チップや小銭を持ち歩くことも必要なので、「クレジットカード＆小額の現金」が現地での中心的な精算方法となる。現金がなくなった時に、小額紙幣や小銭を足したいときに便利なのが、海外のATMを利用できる「国際キャッシュカード」だ。「国際キャッシュカード」は、海外に設置されているATMでも現地通貨でATMから引き落とすことができる銀行のキャッシュカードだ。クレジットカードでもキャシング利用ができれば海外ATMを利用できる。昔は、シティバンクをはじめとする外資系銀行や日本で唯一の外国為替銀行だった東京銀行（今の三菱東京UFJ銀行）のキャッシュカードだけが海外ATMを利用できたが、今では国内のメガバンク銀行のキャッシュカードならば、海外ATMからお金を引き落とせるようになった。海外でのお金の使い方は、支払いのほとんどを「クレジットカード」で済ませ小額の支払いを現金でするのが基本。現金がなくなったら現地のATMから現地紙幣を引き落とす。この方法が、Shizengateではおすすめしたい。しかしながら、海外でのATMの取り扱いに慣れていない人も多い。その場合は、クレジットカードと現金が基本となる。Shizengateでの「子どもとの海外旅行プラン作り」では、「子ども連れでレンタカーまたはキャンピングカー移動」を大前提にしているので、お金の利用方法は、「クレジットカード」＋「国際キャッシュカード」そして小額の「現金」となる。やはり海外ATMの取り扱いは、事前に覚えておいて欲しい。以下から、「クレジットカード」、「国際キャッシュカード」、そして「現金」と順に一つ一つ紹介していきたいと思う。

クレジットカードは、海外旅行の必需品

クレジットカードは、いまや海外旅行に欠かせない必需品だ。欧米はもちろん、アジアの主要都市でも日本同様に利用できる。クレジットカードは、料金の支払いだけではなく現地でのキャッシングに利用することもできる。但し、クレジットカードでのキャッシング手数料は、年率が高く手数料が高くつくことを忘れないで欲しい。海外のホテルでは、予約やチェックイン時にクレジットカードの提示を求められることが多いので、ある意味旅行者への信頼を提示する身分証明書代わりにもなっている。特に、 数ヶ国を周遊する人の場合は、滞在国ごとに現地通貨を用意しなくてよいと言うメリットもある。また、クレジットカード会社では、世界各地で会員に対するサポートも行っており、海外現地で困ったときに重宝する、さらに日本語で受けられるサービスを用意しているクレジットカード会社もあり、海外旅行者にとっては非常に便利だ。
クレジットカードは、加入時に審査があるので誰もが会員になれるわけではない。また、国、地域やお店によって利用できるところと利用できないところがある。使用する際の最低金額が決まっているところがあったりバーゲン時に数%の手数料を上乗せされることもあるので、利用する際には注意が必要だ。盗難に遭い、悪用されると被害が大きくなるので、盗難後はすぐにカード会社に届け、盗難時以降の利用分請求を止めることが大事。悪質な店で使用すると伝票の数字を書き換えられたり、データを読み込まれたりするスキャニングされる可能性もあるので、利用明細をきちんと確認し、不審な請求に対しては異議申し立てることを覚えておいて欲しい。異議申し立てを行えば、請求を免除されることが多い。

Shizengateでのパスポートポイント