遊び場 公園・施設(21):湯河原梅林(幕山公園)
岩と梅林の絶妙なバランスがすばらしい湯河原梅林 施設
柱状節理(幕岩)と梅林の絶妙なバランスを放す湯河原梅
湯河原梅林 中央の山麓斜面の全景 |
湯河原梅林 右側の山麓斜面の全景 |
湯河原梅林は、名湯で知られる神奈川県湯河原温泉にある幕山(まくやま:海抜626m)公園にある梅林。毎年、2月上旬~3月中旬にかけて「梅の宴」と名づけられた梅まつりが開催される。湯河原梅林は、平成8年に初公開され今年(平成27年)で20回目となる。「幕山」の山麓斜面に、約4000本、約30種の紅梅や白梅が混ざり合い梅のじゅうたんのように咲き乱れ、梅林の中を梅の香りに包み込む。さらに、さまざまな色の多種の梅の木が、幕山の山肌を梅のグラデーションとして鮮やかに放され見事な景観を創り出している。幕山は、約15万年前にできた溶岩円頂丘で溶岩が冷えてできた柱状節理(幕岩)の岩が山肌に見え、箱根ジオパークの人気ジオサイトの見どころのひとつでロッククライミングの練習場所としても知られている。梅林を幕山山頂に向けて約10分程度登ると、眼下に梅林を見下ろす絶景ポイントがいくつかある。また、山頂からは相模湾を眺望でき、上から見下ろす梅林はなかなかのもの。園内は、広く歩いて1時間程度で回れる。梅祭り開催時には、「湯河原温泉芸妓の舞」、「和太鼓演奏」などの催し物が行われる。湯河原梅林の特徴は、梅まつり開催時に、夜のライトアップが実施されること。平成27年度の梅まつり開催日は、2月7日(土)~3月15日(日)9:00~16:00でライトアップは、2月28日(土)~3月8日(日) 18:00~20:30。入園料は、200円(15歳以上中学生は除く)で、駐車場料は、普通車1回500円で混雑時にはかなり遠い場所の駐車場となる。梅まつり開催時は、湯河原駅や臨時駐車場から無料のシャトルバスが運行されているので、渋滞が嫌いな人はおすすめだ。 |
湯河原梅林のみどころ
湯河原梅林には、さまざまな梅が植えられれているが、梅の品種が書かれているのが少ない。梅林は、幕山斜面に広がっており入口から山の斜面を登るような形で散策路がある。一部傾斜がきつい所もあるがほとんどが斜面を横に歩くように散策路がつくられているので斜面であることを忘れてしまう。反面、傾斜があるので梅を見下ろせる散策路になっているので、目の前の梅を楽しむのと同時に梅林を見下ろせるので、他の梅林とは違った梅の観賞ができる。玉牡丹、青梅梅、淡路枝垂れ、楊貴妃、道しるべ、十郎など約30種が植えられているのだが、梅の名称の板が少なく名称がわかりにくい。なので以下に掲載している梅の写真は梅林の雰囲気を中心に説明していきたい。また湯、河原は温泉でも有名な地。湯河原梅林近郊には、大きな足湯や日帰り温泉があるので是非「梅と温泉」の両方を楽しんで欲しい。
幕山公園入口前の第1駐車場 梅まつり開催時には、入口前の第1駐車場から30分程度下った第6駐車場まで計6つの駐車場が設置される。混雑時には、135号線より少し内側に入った教育センターに臨時駐車場ができる。詳細は、湯河原町ホームページの「梅の宴 アクセス」にある。 |
梅林入口付近の枝垂れ紅梅 梅林に向かう舗装道路の両側には、色鮮やかな枝垂れ紅梅が鮮やかな咲き誇っていた。この枝垂れ紅梅が、湯河原梅林の鮮やかさを象徴するがごとく最初に目にする梅だ。 |
入口手前にある売店前広場 梅林入口の手前に広々とした売店前広場が広がる。ここには、テーブル席が用意され梅を眺めながらのんびりと食事ができる。また、湯河原の地場産品・名物・軽食・湯河原梅林限定の梅ソフトクリームなどが販売され期間中、毎日午前9時~午後4時まで営業される。 |
湯河原梅林の入口立て札 ここから梅林の斜面がはじまる。手前には水仙が咲いていた。写真では急な勾配の道を登る散策路が見えるが、左右にもなだらかな勾配の散策路がある。梅林の見方もさまざまな方法があり一揆に梅林頂上に登り見下ろしながら梅林を見ることもできる。 |
白梅 |
紅梅 |
桃色の梅 |
ピンク色の梅 |
淡路枝垂 |
未開紅 |
白、紅、桃などの梅の色の競演が見もの |
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中腹にある梅の畑 |
山の斜面にある平坦な散策路 |
勾配がある散策路 |
柱状節理(幕岩)と梅 |