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遊び場 公園・施設⑪

東海大学海洋科学博物館:「海の科学」をテーマにした日本唯一の博物館施設

東海大学海洋科学博物館の全景01 東海大学海洋科学博物館の入口の画像02

東海大学海洋科学博物館の全景と入口

東海大学海洋科学博物館は、世界遺産にも登録され波打ち際から望む富士山が有名な「三保の松原」にある水族館。この水族館は、海洋学部のある東海大学の社会教育施設で、科学博物館と名がついていることからもわかると思うが「海のことを知ってもらう」ための「海のはくぶつかん」として、1970年に誕生している。この水族館は、東海大学の教育研究にも利用しており、海洋科学に対する知識を水族館を通して得られるような配慮があちらこちらに見られるおもしろい水族館だ。1階は水族館、2階はマリンサイエンスホールと機械水族館(メクアリウム)で3階が大学の研究室になっている。「海の科学」をテーマにしてまとめた博物館は、日本ではここだけ。1階の水族館は、350種を越える海の生きもが展示されている。他の水族館のように派手さはないのだが、海の知識を教えられているように感じるのが不思議だ。1階では、世界中にいるクマノミの仲間を一堂に会したクマノミ水族館が面白い。小さな子どもが楽しめるよう床を高くし、子どもの目線でクマノミを観察できるようになっている。水族館の出口には、海の生き物に触れることができるタッチプールやクマノミについて学べるクマノミ・キッズがある。中央には、深さ6m、奥行、幅ともに10mの全面アクリルガラスの大型海洋水槽がある。他の水族館では、あまり見ない深海魚リュウグウノツカイの液浸標本展示と日本で発見された小さなリュウグウノツカイの液浸標本が展示されている。2階は、マリンサイエンスホールで数々の海の自然現象をテーマにした「海のすがた」ゾーン、海そう展示やピグミーシロナガスクジラの実物骨格標本などの「海の生きもの」ゾーン、海の研究をテーマとしている「海を調べる」ゾーン、「海をひらく」の4つのゾーンから構成されている。2階には、「3Dハイビジョンシアター」もあり、海の生きもの立体映像が楽しめる。また、2階には、機械水族館(メクアリウム)と呼ばれるコーナーがある。この機械水族館(メクアリウム)は、海の生き物の行動や機能を分析して、そのデータを基にして作り出された機械(ロボット?)が展示されている。公開実験では、海のさまざまな泳ぎ方を研究して作られた泳ぐ機械(いやメカニカルと呼ぶらしい)を公開していた。屋外には、巨大な作業機器、津波実験水槽、波浪水槽なども展示されている。このような展示内容が、この水族館を「海の科学館」と感じさせる要因なのだろう。東海大学海洋科学博物館は、人間の海への探究心が感じられるそんな水族館だ!

クマノミ水族館の画像03

クマノミ水族館

タッチプールの画像04

タッチプール

深さ6mの大型海洋水槽の画像05

深さ6mの大型海洋水槽

リュウグウノツカイの液浸標本の画像06

リュウグウノツカイの液浸標本

3Dハイビジョンシアターの画像07

3Dハイビジョンシアター

機械水族館(メクアリウム)の画像08

"機械水族館(メクアリウム)

津波実験水槽の画像09

"津波実験水槽

駿河湾の深海生物の画像10

駿河湾の深海生物

大学らしい展示の画像11

大学らしい展示

アイコン1の画像東海大学海洋科学博物館


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