誰でもできるアウトドア料理(1)

～アウトドア料理の定番中の定番～

だれもが、アウトドア料理で真っ先に思いつくメニューは、「焼肉」だ。炭火の上で、お好みの肉を焼くだけの定番メニュー。炭火は、火の強さを均一に伝え幅射される遠赤外線で焼き上げるので肉にうまみがで香ばしくまろやかに焼き上がる。 また、ほどよく落ちる脂肪が燻蒸効果を高める。焼肉の肉は、「カルビ」「ローズ」「ハラミ」「タン」「ホルモン」「レバー」などがで手に入りやすい肉だ。炭については、ファミリーキャンプ(16)：炭とキャンプで紹介している。

Point	焼き方もあるが、うまいまずいは肉の質と炭。
調理器具	七輪　卓上BBQグリル
材料	食べたい肉・焼肉のたれ・塩・レモン
素人な作り方	中火で表面を焼いて、好みの焼き加減で焼くだけ。「上カルビ」は、表面7割、裏面3割と言われている。ロースは、赤身なのでサッと炙る程度で焼き過ぎに注意。タンは、薄切りタンは表面を焼いて裏面は焼かない、厚切りのタンは表、裏とゆっくりと焼く。ホルモン（マルチョウ） はある意味一番焼き方が難しいかも？脂が多いので強火だと脂が落ちてしまうので、中火でゆっくり焼き上げる。転がしながら焼いていくことがおすすめ。タレは、お好みで。市販物でも自作でも自由に焼こう。

～高級感と醍醐味は抜群～

炭火で一度はやりたい「ステーキ」。高級感と醍醐味は他の料理と比較して抜群。焼き上げた直後にすぐに食べてみよう。ステーキ本来のおいしさが味わえる大胆かつ高級な料理だ。焼肉よりも焼き方や下ごしらえに工夫が必要なのだが自由気ままに焼いてもそれなりにおいしい。炭については、ファミリーキャンプ(16)：炭とキャンプで紹介している。

Point	はじめに、ステーキの外側を焼き肉汁を閉じ込めてから、お好みの焼き方で。肉に、臭みや固さがある場合は下処理を。
調理器具	七輪　卓上BBQグリル
材料	ステーキカットされた肉・塩・黒胡椒
素人な作り方	ステーキカットされた肉をまずは常温状態に戻す。焼く前に塩と黒胡椒を上面に振り掛ける。適度な炭火に塩・黒胡椒した面をのせる。裏返し裏側にも塩と黒胡椒を振りステーキの外側を焼き固めて肉汁を閉じ込める。何度もひっくり返すのは良くないとされている。後は、お好みの焼き加減まで焼く。肉の臭みややわらかくするにはインターネットでさまざまな方法が紹介されているで、それらを参考にして欲しい。私は、肉たたきと牛脂をペースト状にしたものを牛肉表面に擦り込んで３０分程度置き焼く。

～ダッチオーブンで美味しく焼く～

子どもが喜ぶ「ローストチキン」。ダッチオーブンで、鳥を1羽まるごと焼くローストチキンは、調理時間はかかるがアウトドア料理につきる楽しさが味わえるメニューだ。

Point	ダッチオーブンの底に、重ねたアルミホイルを敷くと鶏が楽に取り出せる。
調理器具	ダッチオーブン
材料	中抜きの丸鶏・塩・黒胡椒・米(冷凍ピラプ）・野菜・オリーブオイル・ローズマリー
素人な作り方	中抜きの丸鶏のおなかを良く洗い、首の方の穴を先に串でふさぐ。おなかの中にピラフなどお好みの食材を詰め込み、最後に串などで尻の穴をふさぐ。その後、塩や黒胡椒などをふりかけ、簡単な味付けをしオリーブオイルを表面に塗る。（皮がパリッとする）さらに、にんにくの薄い片を肉に適度に刺しこみローズマリーを丸鶏の上に置く。下ごしらえした丸鶏をダッチオーブンに入れ、周りにじゃかいも、にんじんなどの野菜を並べ蓋をする。下火を弱火にし、ダッチオーブンの蓋には多めに炭を乗せて上火は強火にして、約40分～1時間程度で焼き上がる。