6月、子どもとシュノーケリングの開始月
子どものウェットスーツ
様々なスタイルでシュノーケリングを楽しむ
子どもとシュノーケリングをやる時期はいつ頃だろうか? 大人の中には、5月、6月でも裸でシュノーケリングを楽しんでいる人もいるが・・・・いづれにしても、人それぞれによって回答は違うと思う。
個人的には、3mm以上のウェットスーツを着て、上下のラシュガードをウェットスーツのインナーとして着用し天気が良いことを条件とするならば、小学生以上の子どもならば、5月からシュノーケリングができると思う。
スノーケリングベストも、良い防寒対策になる。我が家は、少し余裕を見て6月をシュノーケリングの開始月としている。今回の荒崎海岸は6月1日だが、真夏日のような天気で、気温が25℃まで上がりまったく寒くはなかった。
しかし、小学校低学年の我が子は、海に入って30分程度で唇がうす紫色になっていた。子どもは大人と違って、体が小さく熱を奪われやすいので、大人よりも海水による体温低下が早い。
夏前のシュノーケリングは、子どもの状況を見ながら短時間からはじめるのがいい。
特に、5月、6月の子どもとのシュノーケリングは、以下のことに頭に入れ楽しんで欲しい。
子どもとのシュノーケリング
- 子どもも、3mm以上のウェットスーツ着用が適切
- ラッシュガードなどを、ウェットスーツのインナーとして着用する
- 子どもの唇を見ながら、子どもの体温低下を常時観察する
- 海から上がった後は、バスタオル等で水分を取り体温低下を防ぐ
- 無理をしない。特に、子どもに寒さを我慢させない
- 寒ければ、すぐに上がる勇気を持ち休憩を長く取る
6月の荒崎海岸の海中のようす
6月の磯場周りの海中は、夏と違いまだ海藻が生い茂っている。夏には、これらの海藻のほとんどが枯れ海の中に多くの魚達が泳ぎ回るのを観ることができるだが6月は、稚魚や他の生き物達の幼体が多い。
しかし、夏と比較すれば海の透明度は格段に良く、海の生き物の産卵シーンなどを観れる機会に出会える時期でもある。稚魚が、海藻の中に潜んで敵からみを守り大きくなっていく過程を見れことができるのも6月の海なのだ。
以下に、6月での荒崎海岸の海中のようすを紹介したいと思う。荒崎海岸は、「磯遊び&シュノーケリングガイド」の「三浦半島 荒崎海岸」と磯遊び紹介ページの「磯遊び(11):磯遊びとバーベキュ」でも紹介しているので参考にして欲しい。
今回、荒崎海岸で楽しんだシュノーケリングコース
今回、見かけた生き物
海藻が茂る6月の海
温帯地域の海藻の旬は、春前から初夏までで、そのほとんどがが岩の上に張り付くように根を張る。岩礁海岸では海藻が多く、岩礁海底の海藻の群落は藻場と呼ばれていて、多くの魚の稚魚のよりどころとなっている大事な場所だ。
6月のシュノーケリングは、これらの海藻や海藻に潜む生き物の幼体や稚魚たちを多く観ることができる時期だ。
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海藻が茂る6月の海
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以下の写真は、クリックすると大きな写真が見れます。
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エントリ場所①
エントリ場所は、内湾の岸側だったので海水の流れもなく、人が多かったので透明度は低かった。
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①の奥側
エントリし外海に向かって進むと、だんだん透明度が良くなってくる。夏場は、このあたりから色鮮やかな魚達が見れるのだが、6月は、海底の海藻が主役になる。
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①で多く観れた海藻
おそらく「フクロノリ」だと思う。内側がネバネバしているかの確認をしていないのでもしかしたら「ネバリモ」かもしれない。①のエリアで多く観られた海藻だ。
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ウミウチワ
一年中見られる海藻の「ウミウチワ」。丸いうちわのような褐藻類の海藻。あちらこちらで観られた。
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カジメの林
②エリアの岩礁には、多くのカジメが茂りカジメ林となっていた。二又に分枝した短い茎は確認しなかったが、特徴の葉のしわがあるので「カジメ」だと思う。
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外海側の③エリア
外海側の③エリアは、さすがに透明度が高くなる。波が来るが、岩礁エリアには生き物が多い。この外海側エリアは、シュノーケリングに慣れてからの方が安全だ。
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以下の写真は、クリックすると大きな写真が見れます。
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トウゴロウイワシ
沿岸域の表層を大群をなして泳ぐ「トウゴロウイワシ」の姿が見られた。体長は10cm前後で、背側は薄い青っぽい色で体の少し上側に青く光る線が見える。
生き物の説明は、こちら
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カゴカキダイ
岩陰で泳いでいた「カゴカキダイ」。カゴカキダイも、この時期はまだ小さく、幼体のカゴカキダイだ。黄色の体色が幼体でも目立つ魚だ。
生き物の説明は、こちら
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ハゼ系の稚
③エリアの岸側のタイドプール。6月のシュノーケリングは、深い海よりも浅いタイドプールの方がむしろおもしろいシュノケーリングができると思う。稚魚やウミウシなどが多く観られる。
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ムカデミノウミウシ
③エリアの岸側のタイドプールにいた「ムカデミノウミウシ」。白っぽい体色なので幼体だろう。成体になるにつれ体色が、青や褐色がかった半透明になっていく。
生き物の説明は、こちら
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ボラの幼魚?
③エリアの岩礁帯にいた幼魚。ボラの幼魚かも??6月は、このようにさまざまな小さな幼体の魚がいる。幼体の判別が非常に難しい。
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アカクラゲ?
どう見ても毒のある「アカクラゲ」に見える。③エリアの海藻の上をふあふあと浮いていた。本当は、傘の下に長い触手が40本あるのだが、その触手が見えない。アカクラゲではないにしても、海には「アカクラゲ」のような危険な生物もいると言うことを頭に入れておくことは大事だと思う。
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