観察 | 昆虫①
東京都 江東区:ミーンミンミンと鳴く透明な羽のセミ!「ミンミンゼミ」
日本のセミとしては、アブラゼミがほとんどだが、時折ミーンミンミンとアブラゼミと違う鳴き方をするセミの鳴き声が混じることがある。このセミが、鳴き声と同じ名前で「ミンミンゼミ」。だれがめいめいしたのかそのままじゃん・・・。関東では平地~低山地に、普通に見られるセミで北海道から九州ニ分布。北海道は少ないらしい。透明の羽に緑色の体でアブラゼミよりもきれいか? ほとんどの場合は、1回鳴き終わると数秒後に飛び立ち他の木に移るらしい。鳴いている最中にメスが飛んでくるとその後の鳴き方を変えるらしいが。早くなるとか????と最近東京で増加しているセミとのこと。 ミンミンゼミは、東京都心では非常に多く天然記念物になりようもないセミだが、北海道の屈斜路湖の和琴半島では、局地的な分布のため天然記念物に指定されているらしい。セミ採集で、おしっこをかけられた人も多いと思う。飛ぶために体を軽くするためという説や膀胱が弱いからという説があり、反撃ではないらしい。このおしっこは、ほとんど水で有害物質はほぼ含まれ邸内とのことなのでご心配なく。(Date:2012/08/27)
神奈川 米軍座間キャンプ:道路に変な細い虫を発見!何これ!「ナナフシモドキ」
毎年行われる米軍の座間キャンプの花火が上がる盆踊り退会に行ったと時に、道路の上に細いカマキリのような虫を子どもが見つけた。家に帰り調べてみるとこの虫、「ナナフシモドキ」らしい。エダのような細いエダナナフシと呼ばれている昆虫もいてそのモドキと勘違いする人が言いそうですが立派なナナフシの種類だそうです。体が、枝そっくりでカムフラージュが得意。サクラ、ノイバラ、カシ、コナラなどの植物の葉を食べるそうです。オスは、緑色でメスは褐色なのでこれはメス。平地から低山地にかけての林やその周辺で見られ、明るいところを好むだとか。このナナフシモドキの面白い点が。年1回の単為生殖(メス単体で卵を産む)らしい。 この虫、メス単体で卵を産むことからオスがほとんど存在せず、日本国内でもオスが確認されたのはほんの10例に満たないとか?オスは、どうしているのか?非常に謎めいた虫です。ナナフシのオスを探せばすごいかも?似ている虫にエダナナフシがいますが触角が長いのがエダナナフシで、短いのがナナフシモドキだそうです。(Date:2012/08/04)
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 (南伊豆):茶色のでかいカミキリムシがいた。「ウスバカミキリ」
キャンプをしていたら足元に大きなカミキリムシがいた。茶色でなんとなく汚さを感じ怖さを感じるカミキリむしであったが、これが、「ウスバカミキリ」。体長30~50mmで、全体は黄土色で、触角と肢は赤褐色。触角は、顆粒をまぶしたような小さな棘がたくさんみられクヌギ,ハンノキ,イチジク,キリの朽木を食べている。夜行性で、昼間は木のくぼみなどに隠れており、夜になると、樹液や灯火にやってくるらしいがこのウスバカミキリは夜に飛んできて道に迷ったか?分布範囲は、広いらしいが、沖縄本島からは見つかっていないらしい。夜行性のムシは、なぜだが昼間よわよわしく見える。しかし、カミキリの口はきざきざで噛み付かれると痛く怪我をするので気をつけてね!!結構痛いよ・・・けっこう身近にいるカミキリムシで、高速道路のパーキングのトイレなどに集まってくるとのこと。見かけたらあいさつしてください。(Date:2012/07/30)
相模川 緑色がかった銅色に輝くカナブンブン「カナブン」
相模川の側道を歩いていたらこの「カナブン」がいた。9月も終わろうとしている時期に珍しい。「カナブン」は、緑がかった銅色で、だれもが見たことのある昆虫のひとつだと思う。個体によって、緑や銅の色配分がかなり違い彩変化が多様。雑木林の内部、街の公園で普通に見られる。樹液にたまったり、林の周辺を飛び回る。カナブンの仲間は、後翅と胴体の間に溝があり前翅をたたんだまま後翅を広げることができるらしい。カナブンは他にも、「アオカナブン」「クロカナブン」がいる。似ている昆虫にハナムグリの仲間もいる。アオカナブンは、カナブンよりも細身で緑色が強い。アオカナブンと思ったカナブンは、普通のカナブンだったりすることが多いらしい。カナブンには、赤やオレンジ系統のカナブンもいるらしい。本当かよ~・・・。でも、これらの昆虫がマニアの間では売買されているらしい・・・本当かナァ?(Date:2012/09/22)