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観察 | 植物⑥

小田原フラワーガーデン:なぜか冬に心温まる花「スイセン」

スイセンの画像 この花、言わずとも知れている「スイセン(水仙)」。桜や梅が知られていることはわかるが、なぜスイセンは知られているのだろうか?おそらく、冬の厳しい寒さの中に、鮮やかな花が先目立つのではなだろうか?と個人的には感じる。スイセン(水仙)は、ラッパ状の下向きに花を咲かせるヒガンバナ科スイセン属の耐寒性球根。スイセンは種類によって開花時期が異なるが、12月中旬から 翌年の4月中頃まで。早咲きものは、正月前にはすでに咲いている。このスイセンは、平安末期に中国から渡来したらしい。 漢名は、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典から、きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」のようなところから命名されたとか。スイセンは、世界中で親しまれていて50種の原種と1万種以上の園芸品種があり、この写真は日本で最も多くみられる「日本水仙(にほんずいせん)」(ニホンズイセン)。別名は、「雪中花(せっちゅうか)」とも言われている。全草、特に球根に毒があるので食べると危険らしい。 (Date:2013/02/03)

小田原フラワーガーデン(梅園):早咲き梅の代表格「梅:八重寒紅(ヤエカンコウ)」

ヤエカンコウの画像01ヤエカンコウの画像02 梅(ウメ)は、バラ科サクラ属の落葉高木で、実がなる。2月から4月に開花する。「寒い冬も、もう少しで終わるよ」と言われているような感じをさせてくれる梅。花の色は白、ピンク、赤などがあり、品種は300種以上もあるらしい。野梅系、紅梅系、豊後系の3系統に分類される。ウメは中国が原産で、日本へは古代に渡来した。この「八重寒紅(ヤエカンコウ)」は、その栽培品種の1つ。開花時期は2月から3月。葉の展開に先立って花を咲かせる。野梅系・野梅性の紅色をした八重咲きの中輪(花径20から25ミリ)で、多くの花弁数がある。(Date:2013/02/03)

小田原フラワーガーデン(梅園):さくらか?この梅「梅:紅冬至」

紅冬至の画像 これは、「紅冬至」という梅。野梅系 野梅性一重。開花は冬至頃で花付きは極めて良いため盆栽に良く使われる早咲きの園芸品種。正月の盆栽向けに売られているらしい。ピンクの花が桜のよう。梅、桃、桜の見分けつきますか?すべてがバラ目・バラ科・サクラ属なので、似ているのも当然。いずれも一重のものは、花びらが5枚、見分けるポイントは花の付き方と花びらの形らしい。梅は、花柄(かへい)がないので、枝にくっつくように花が咲き、花びらの先が丸い。桃は、花柄がひじょうに短いので枝に沿うように花が咲き、梅よりも華やかに見え花びらの先が尖っている。桜は、花柄がひじょうに長いので枝からこぼれんばかりに花が咲く。花数も多くにぎやかで、花びらの先が割れている。見分けつきますか?私は、開花時期と見た目の花全体の配置かな?(Date:2013/02/03)

相模川新戸地区:春のあたたかさを感じる黄色「タンポポ」

タンポポの画像01 相模川の芝ざくらを見に行った時、新戸地区のスポーツ公園の脇に多くのタンポポが咲いていた。タンポポ(蒲公英)は、キク科タンポポ属 (Taraxacum) の総称。多く種では、花が黄色で、綿毛(冠毛)のついた種子を作りだれもが一度は見かけたことがある植物。タンポポは、生命力が強くコンクリートやアスファルトの裂目からも生え、根は長い。茎が短く葉が水平に広がる。タンポポは、朝に花が開き、夕方に花が閉じる。。あまり知られていないのでは?大きく古来から日本に生育していた在来種と、海外から持ち込まれた外来種がある。在来種は、総苞外片が上向きで内片に完全に圧着しているものが多い。一方、外来種も典型的なものは、総苞外片が大きく反り返って完全に下向きになっているが、やや下向きのもの・ほぼ水平に広がっているもの・上向きのものなどもある。結構判別が難しいらしい。まぁ、判別は別として、タンポポは、子どもが遊ぶ広場で、春を身近に感じる花の一つではないかと思う。(Date:2013/04/13)

相模川新戸地区:誰もが一度は育てた経験がある知らない人はいない花「チューリップ」

チューリップの画像01 写真のチューリップは、相模川の芝ざくら会場のチューリップ畑のチューリップ。チューリップは、知らない人はいないほどの超~超~有名な花。チューリップは、ユリ科チューリップ属の植物で球根ができる。約8000品種と云われるチューリップは、日本ではオランダ輸入品を中心に、約1000種類(主要園芸品種は150品種)が販売されているとのこと。チューリップは、多くの園芸品種がある。外観は、花弁の先端が丸いもの・尖ったもの・フリル状のもの、咲き方も、一重から八重まで、一つの球根から複数の花がつくもの、すぼまった状態で開花するものなどさまざまなチューリップが存在する。色も赤・黄・オレンジ・白・緑・紫・青などの単色や複数の色が交じり合ったものなどさまざま。いろいろな研究がされ多くのチューリップが存在しているが、チューリツプは、花を代表する花の中の花なのではないか?さまざまな園芸種が生まれているということは、チューリップは、人間が花に託す思いを一番取り入れてくれる花なのではにかと思う。(Date:2013/04/13)

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