秋の森のようす(2)

秋の森のようす(1)

秋の森のようすを、ひとつひとつ見ていこう。前頁からの続きです。記録があるものだけを質問形式でまとめてみました。

アジサイが秋に咲くのでしょうか?
タマアジサイの画像07
8月~9月に咲く、アジサイ科アジサイ属がある
写真の花は、アジサイ科アジサイ属の「タマアジサイ(玉紫陽花)」。写真のタマアジサイは、ほぼ花が終わりかけているタマアジサイ。山地で自生するタマアジサイは、8月~9月に花が咲くとのこと。玉状になった蕾が裂けるように開花することからこの名称がつけられた。淡紫色の小さな両性花の周りに、花弁4枚の白色の装飾花がある。山地や川沿いの木陰に良く生えている。
この花は、マツムシソウですが名前の由来は?
マツムシソウの画像08
マツムシの鳴く頃に咲くことからの由来
マツムシソウは、多年草で山地の草原に生育する。草丈は高さ50~90cmで美しい淡青紫色の花を咲かせ、初秋をいろどる花。写真のマツムシソウは、秋が深まり枯れ初めている状態。マツムシソウが咲きほどれば、秋の訪れらしい。小さな花で季節を感じることも大事なのではと思う。マツムシソウの由来は、「マツムシの鳴く頃に咲くから」が回答です。
この赤い実は、ウメモドキの実ですがどこがウメに似ているのでしょうか?
ウメモドキの画像09
葉の形や枝振りがウメに似ている
はじめは、この赤い実がウメに似ているからだと思いましたが、どうみてもこの実はウメに似ていない。まさか、名称が葉の形や枝振りがウメに似ているからとだれもが思わないのではないかと思う。名づけも適当なのか?ウメモドキは、日本各地の山野に自生し高さ2~3mの低木で冬は落葉する。ウメの仲間ではなく、モチノキの仲間だそうです。
写真のスッポンタケの幼菌は、どのような形をしているか?
スッポンタケの画像10
ボールのような球形
スッポンタケの幼菌は、ボールのような球形をしている。本ホームページの「森のきのこを探してみよう(3)」で「スッポンタケの幼菌」を紹介している。今回、幼菌から成長したスッポンタケを観ることができた。「きのこ観察会」では、ボールようなスッポンタケの幼菌しか見れなかったので今回、スッポンタケの傘と柄が見れて良かったと思う。

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