アニラオの海の生きもの(6)
和名:イイジマフクロウニ 「イイジマフクロウニ」は、沿岸の水深20m~50mまでの岩礁域、サンゴ礁域に生息し相模湾以南から九州にもいる。殻は、柔らく側縁部の棘は淡色で長く伸び、上面の棘は濃赤紫色で白色横帯がある。棘に強い毒があり、刺されると強い痛みに加え患部が赤く大きく腫れ、しびれやマヒを伴うこともある。 |
和名:ガンガゼ 「ガンガゼ」は、浅い沿岸域、サンゴ群落などで普通に見られるウニ。細長いトゲに毒があり、刺されると激しく痛む。また、細長いトゲは折れやすく、刺された箇所に残りやすく抜き取らないといつまでも痛みが続く。体の上側中央にあるオレンジ色をした目玉のようなところは肛門。 |
和名:ハダカハオコゼ 「ハダカハオコゼ」はフサカサゴの仲間。日本では、高知から八重山諸島などにいる。頭部が大きく、口が上向きなっていて各ひれも大きい。特に背びれの基底は長く、高さも高くそのまま尾びれに繋がっている。体には短い棘が散在し、鼻管と眼の上には一対の皮弁がある。体は強く側扁し、体高は高い。体色は、黒っぽいもの、赤っぽいもの、淡い色のものなどさまざま。 |
和名:ネッタイミノカサゴ 「ネッタイミノカサゴ」は、紀伊半島以南、小笠原諸島。インド・太平洋域の水深50m以浅の岩礁域・サンゴ礁域の礁湖、礁斜面、リーフ内から外まで広い範囲に生息。背鰭棘数は12本で毒があり、刺されると痛い。胸鰭の鰭膜は短く、胸鰭軟条の先端付近にまで達しない。胸鰭の鰭膜に斑点があり、一様に赤色または白色で体長15cmほど。夜行性で、昼間はサンゴの陰や岩穴の中にいることが多い。 |
和名:ハナミノカサゴ 「ハナミノカサゴ」は、北海道より南の太平洋、インド洋に生息する大型のミノカサゴ。体は楕円形で白色と暗褐色や茶色のはっきりした縦縞がある。背びれの棘条や胸びれが目立ち、背びれの棘の間の膜は深く切れ込んでいる。眼の上や口などに皮弁があり目の上のものはかなり長い。すべての棘に毒があり、刺されると激しく痛む。 |
和名:シマヒメヤマノカミ 「シマヒメヤマノカミ」は、岩礁域の水深5m~15m位の砂泥底や砂底、珊瑚礁域の岩礁付近に単独で生息。ヒメヤマノカミに似るが、各鰭に黒色の細点がある事で区別できる。鰭の棘に強い毒があり、さされると危険。胸鰭の横縞は赤褐色や褐色にて黒い点が列を成しており、尾鰭にも黒い点が並ぶのが特徴。体色が、さまざまで今回はイエロー系だった。 |