アニラオの海の生きもの(20):オオトゲサンゴの仲間(4種)
クサビライシの仲間(4種)
和名:オオハナガタサンゴ |
和名:オオハナガタサンゴ |
和名:フトエダミドリイシ |
和名:? |
オオハナガタサンゴは、太平洋・インド洋に広く分布する雌雄同体放卵放精型のサンゴ。10cmを超える巨大なポリプが波打つのが大きな特徴。波当たりのよい礁斜面から礁池まで生息する。サンゴの個体は、直径1m以上にもなり、巨大な半球型の群体を作る。色は、褐色や灰色など。共肉がふくらんでいると、群体表面が連続した球面にみえる。ポリプは自分の壁をもっていて、お隣りさんポリプの壁とは溝ではっきり隔てられている。カラーバリエーションの多いサンゴ。 |
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和名:カブトサンゴ カブトサンゴは、静かなサンゴ礁斜面の砂礫底や泥底に見られるが数は少ない。体は、ドーム型もしくはヘルメット型で骨格は薄く直径50cmに達する。群体性で岩盤には固着しない。中央の大きなポリプを中心に、ほぼ同心円上に小さなポリプが並ぶ。色は、緑褐色が多く、口は白色、周縁部は青~紫~赤色などがある。 |
和名:シタザラクサビライシ シタザラクサビライシは、円形の単体性のサンゴ。岩に固着せず海底に転がっていて波などで裏返されても、自力で元に戻る。成長すると基盤の岩から離れ、自由生活をする。直径20cm程度にまでなり、昼間は触手をあまり出さない。色は、褐色、緑褐色、緑色で、周縁や口の周りが紫色や桃色に色づくものもある。 |
和名:クサビライシの仲間 クサビライシは、楕円形の単体サンゴで長径が 20cmにもなり薄い葉状の枝が密に枝分かれドーム状になっている。写真は、クサビライシの仲間で、細長いナマコのような形態でグリーン個体。 |
和名:マルクサビライシ マルクサビライシは、波あたりの弱いサンゴ礁の斜面の下に生息する岩にはくっつかない単体性のサンゴの仲間。非常に大きく成長(25cm以上)し、ほぼ円形。口とその周縁部がごく僅かに盛り上がる。隔壁は直線的に伸び、上縁に小さい三角形の歯が並び下面はほぼ平坦。色は、褐色、赤褐色、暗緑褐色など。 |