アニラオの海の生きもの(19):サンゴの仲間(8種)
和名:ウスエダミドリイシ ウスエダミドリイシは、沖縄以南の礁斜面の浅場で普通に見られ 整然と並ぶ鱗状のポリプが特徴のサンゴ。頂端ポリプはあまり突出していないが、昼間に触手を出すものもある。色は、灰色や緑色の群体が多いが、頂端ポリプが桃色や黄色になり側生ポリプも同じく色づくものもある。初夏の満月、先頭を切って夕方に産卵する。 |
和名:クロマツミドリイシ クロマツミドリイシは、波の弱い場所に見られる。枝が広く分かれ、鹿角様の大型の樹状になり先端部の頂端ポリプは管状に突出し、先端部の色が白っぽくなっている。色は、褐色、赤褐色、紫色、青みがかったものなど様々。先端部分はとてもやわらかくすぐに折れてしまう。 |
和名:フトエダミドリイシ ニシキキュウセンは、沖縄以南の礁斜面の浅場に普通に見られる。群体は枝状で、不規則でばらばらに枝が伸びているよう見え太くて短い。頂端ポリプは、2~3個で側生ポリプよりわずかに大きい程度で突出しない。色は、褐色、淡褐色などがある。 |
和名:ヒメマツミドリイシ ヒメマツミドリイシは、礁斜面の上の干上がるような浅い場所に生えていることが多く、長い枝や短い枝の群体を形成するサンゴ。生息場所によって枝の太さや細さが変化する。枝の表面に下唇が外側にはりだし大小2つのラディアルポリプが鱗のように並んでいる。 白化に弱いサンゴ、世界的な白化現象のときに多くが死んでしまったとか。 |
和名:ユビエダハマサンゴ ユビエダハマサンゴは、インド・西太平洋の亜熱帯・熱帯域に広く分布する。枝状で半球形の群体を形成するサンゴ。水深数mの浅い礁池内で直径1m以上の大きな群体を形成することもある。 オニヒトデにも好まれず、白化にも強いため、荒廃が進む沖縄本島沿岸でも比較的頻繁に見かけられる。色は、褐色、黄褐色、緑色、青色などさまざまな色がある。 |
和名:ヘラジカハナヤサイサンゴ ヘラジカハナヤサイサンゴは、サンゴ礁の斜面や外縁部など波当たりが強い場所に生育。枝は太くて頑丈で大きいものでは直径1m、高さ50㎝ほどにも成長する。枝は、先端に向かって末広がりに幅広くなっていてすき間が深い。表面にこぶ状の突起が一面に見られる。色は、褐色、淡褐色、赤色、桃色、橙色、緑色など多彩。 |
和名:サオトメシコロサンゴ サオトメシコロサンゴは、薄い葉状の枝が密に枝分かれして全体はドーム状の群体。薄い葉状の枝が密に枝分かれしている。 |
和名:リュウキュウキッカサンゴ リュウキュウキッカサンゴは、水深10m前後のサンゴ礁や内湾に生息するキクメイシの仲間。一般的に花びらのようにシワシワの形をしている。色は、変異に富み群体は板状や葉状。上面にはややイボ状に突出したサンゴ個体が不規則に同心円状に並ぶ。 ラオの岩山湾ではパラボラアンテナのような平らな形になっている |