アニラオの海の生きもの(12):ツバメウオ(1種)・チョウチョウウオ(1)(6種)

ツバメウオ(幼魚)の画像89

和名:ツバメウオ(幼魚)
Point:Turtles Cove
Date:2001/06/10

ツバメウオは、スズキ目マンジュウダイ科の魚。奄美大島以南,インド洋・西太平洋に分布し水深10m前後のサンゴ礁斜面や水路斜面に群れて生息。写真は、幼魚で、背鰭、臀鰭が長く、横帯の色は濃いが、成魚になると薄くなり腹部の黒斑が目立つ。

ツバメウオの画像90

和名:ツバメウオ
Point:Turtles Cove
Date:2001/06/10

写真のツバメウオは、成魚に近い。成魚は、円形で強く側扁し体が高い。臀鰭と背鰭は翼状に延長し大きい。体色は灰色で2・3本の暗色横帯がある。腹鰭の下に暗色斑がある。成魚は沿岸の中層に大きな群れを作って泳いでいる。

フエヤッコダイの画像91

和名:フエヤッコダイ
Point:Kirbys Rock
Date:2002/08/03

フエヤッコダイは、スズキ目チョウチョウウオ科フエヤッコダイ属。日本中部以南、太平洋、インド洋、紅海、東アフリカに分布しサンゴ礁域、岩礁域に生息。 体高は高く著しく側偏し吻も著しく突出ている。体色は頭部・尾鰭以外は黄色。頭部の下と口が白く額は黒い三角形の斑紋がある。胸鰭は長く透明で尻鰭後部に黒い斑紋が入る。

トノサマダイの画像92

和名:トノサマダイ
Point:Kirbys Rock
Date:2002/08/03

トノサマダイは、水深30m以域のサンゴ礁に生息する代表的なチョウチョウウオの仲間。体長は、20cmまでになり体色は一様に黄色で、体側上方に大きな楕円形の黒色斑をもつ。頭部には眼を通る黒色帯がある。サンゴのポリプを主食とし、単独かペアで生活する。スミツキトノサマダイに似るが、体高が高い事、尾柄部に黒色班がない事で区別できる。

アミチョウチョウウオの画像93

和名:アミチョウチョウウオ
Point:Kirbys Rock
Date:2002/08/03

アミチョウチョウウオは、相模湾以南のインド洋・中部太平洋の南側の深さ15m以浅のサンゴ礁域に生息。頭部に、眼を通る一本の黒色帯があり体色は黄色で体側には網目模様がある。背鰭軟条部には、外縁に沿うように走る太い黒色線があり尾鰭には太い横帯がある。 レモンチョウチョウウオに似るが、背鰭軟条が伸長し体側に斑点列があることで区別。

ミカドチョウチョウウオの画像94

和名:ミカドチョウチョウウオ
Point:Sombrero
Date:2002/11/10

ミカドチョウチョウウオは、南日本の太平洋岸、琉球列島。東部インド・西部太平洋の熱帯域に分布しサンゴ礁域に生息。単独もしくはペアで見られる。チョウチョウウオの仲間では体高が高い。体側には黄色の縞模様があり、体側上方と下方で交わる。眼を通る茶褐色の帯がある。体長15cmで三角形状をしているので体側が「く」の字の模様に見える。

アミメチョウチョウウオの画像95

和名:アミメチョウチョウウオ
Point:Bethlehem
Date:2003/01/02

アミメチョウチョウウオは、相模湾以南の西部太平洋域に分布する珊瑚礁域に生息する普通種。 全長約12cm-15cmで小型な部類に入る。銀色がかった灰色の地色にやや大きめの黒い網目模様があり、目を通る太い黒帯と上頭部には黒点がある。体側の後部から尾にかけてはオレンジ色。背鰭棘数は13-14本。

シチセンチョウチョウウオの画像96

和名:シチセンチョウチョウウオ
Point:Arthurs
Date:2002/12/29

シチセンチョウチョウウオは、琉球列島以南の西太平洋に分布しサンゴ礁域の潮通しの良い礁斜面、礁縁部に生息。やや小型のチョウチョウウオで単独もしくはペアで見られる事が多い。体側に暗色の横帯があり眼を通る帯は黄色。頭頂部付近に黒色斑を有する。体長12cmで、日本のサンゴ礁域ではやや少ない。

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