アニラオの海の生きもの(10):
ゴンベの仲間(3種)・貝の仲間(1種)

サラサゴンベの画像73

和名:サラサゴンベ
Point:Mainit
Date:2002/05/26

サラサゴンベは、西 太平洋、インド洋のサンゴ礁や岩礁に生息。体色は白地で、小さい斑紋があり更紗模様が和名の由来。ヒメゴンベによく似るが、ヒメゴンベの眼下の斑紋は斑点状なのに対し本種では眼下には赤色線がある。体側の側線より下方には斑点は少ない。底生性でうきぶくろがないが、胸鰭が発達していて着底し体を支える事ができる。

ミナミゴンベの画像74

和名:ミナミゴンベ
Point:Pinnacce Rock
Date:2002/02/10

ミナミゴンベは、サンゴ礁域や岩礁域に生息。ヤギやカイメンに着き、体色は白地に赤色から赤褐色の大小の斑紋が入る。眼の後方に淡色線で縁取られた褐色の眼状班紋がある事が特徴。背鰭の棘の先端が糸状に枝分れし色が濃い。サラサゴンベやヒメゴンベに似るが、尾びれに紅色の点がないことで区別できる。

クダゴンベの画像75

和名:クダゴンベ
Point:Kirbys Rock
Date:2002/08/03

クダゴンベは、体が細長く吻も長くてとがり眼がやや大きい。体側には赤色の細い縦帯と横帯があり、格子模様を形成する。背鰭は10棘12-13軟条からなり、棘の先端には糸状突起がある。頭部の背縁は、吻端から背びれ基部にかけてほぼ直線的になる。底性の魚で、水深15~30m程度の岩礁域やサンゴ礁域に生息し水深100m辺りまで見られる。

ヒレジャコガイの画像76

和名:ヒレジャコガイ
Point:Dive and Track
Date:2003/04/06

ヒレジャコガイは、潮間帯のサンゴ礁に生息している二枚貝。殻表の5本の太い放射肋の上に、大きいひれ状突起があるのが特徴で通常は茶色をベースに模様が入る。殻長20cm~40cm、殻高、殻幅ともに14cmほど。二枚貝のように口を閉じることができず、裏側にある隙間から足糸と呼ばれる足のような糸で岩やサンゴの表面に体を固定させる。

ネムリブカの画像77

和名:ネムリブカ
Point:Bathlehem
Date:2002/02/03

ネムリブカは、熱帯周辺の海域に分布し水深8~40m位の浅い海に生息するが、稀に水深300mの深海でも見かける。背部分は灰褐色で、黒っぽい斑紋が散らばる。背びれの先と尾びれの上端と下端に光沢を帯びた白い模様があり、腹部は白色で頭部は扁平な形で口に、鼻弁とよばれる2本の髭がある。基本的に、あまり攻撃性は高くないが時に攻撃する事も。

シモフリタナバタウオの画像78

和名:シモフリタナバタウオ
Point:Kirbys Rock
Date:2002/09/14

シモフリタナバタウオは、西太平洋域やインド洋などに分布し沖縄のサンゴ礁域でもみられる。かなり変わった体つきをしていて、体色は暗褐色、体は細長くて著しく側扁し小さな白色の丸い斑が多数見られ、尾びれは菱型で後縁は尖っている。背鰭の後ろのつけねに目玉模様があり身を守ると言われている。産卵期は夏で、卵は雄が守る。

カンムリニセスズメの画像79

和名:カンムリニセスズメ
Point:Bethlehem
Date:2003/01/02

カンムリニセスズメは、メギス科の魚。西太平洋に分布しているとの事だが、フィリピンとマレーシア、インドネシアの一部でしかあまり見られないとの事。水深10m前後のサンゴ礁の崖や水t路の斜面に生息。カンムリニセスズメというのはアクアリストによる通称で正式な和名ではないとのこと。

ニシキテグリの画像80

和名:ニシキテグリ
Point:Mainit
Date:2002/05/26

ニシキテグリは、西部太平洋の珊瑚礁帯に生息。体側は、鮮やかな青い独特の斑紋が入る。胸鰭軟条数は30本前後で、コウワンテグリ属の魚と比べて数が多い。体長5cmほどの小型種で泳ぎは遅いが、海底近くで採餌することや体が小さいため見つけるのに容易ではない。甲殻類や無脊椎動物を餌としている。

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