ホテルの部屋からタオ島「メーハート港」を見る
タオ島は、世界中のダイバーにとってはとても有名な島です。
バンコクから南へ約430km、タイランド湾に浮かび有名なサムイ島から約60km北にあり南北が7km、東西が3km、島の周囲が21kmほどの小さな島です。ダイビング、きれいな海と自然を求め世界中から観光客およびダイバーが訪れます。
こんな小さなタオ島でも、コンビニ、レストランやリゾートホテルなども充実していてるのでアイランドライフを満喫することができます。ダイビングをしなくとも十分に楽しめる魅力的な島です。
個人的には、観光ポイントとしてはタオ島の北部にあるナンユアン島のみで他のビーチや島のポイントは観光地というよりもむしろ島の一部という感覚です。
なのでタオ島は、ダイビング&シュノーケリングを楽しむ島、そしてきれいな海を眺めながらのんびり過ごす島です。
にぎやかなナイトライフなどを中心に楽しみたい人は、タオ島に近いサムイ島やパンガン島の方が適しているかもしれません。
タオ島の「タオ」とはタイ語で「亀」を意味し、昔はこの島の周辺に海亀が多くいたというのが名前の由来だそうです。近年では、海亀も少なくなってきているようです。
タオ島は、11月~12月の雨季を除き、比較的安定しているのが特徴でタイの一般的な雨季である5月から10月が雨量が少なく旅行には適しています。 基本的には3月~10月上旬がベストシーズンで、波が穏やかで海の透明度も上がります。
今回は3泊4日の旅で、本来はナンユアン島を含むタオ島のみどころも行きたかったのですが、前半は外洋のダイビングポイントの状況が悪く3日目に外洋ポイントに行くことになり3日間すべてダイビングになってしまいました。
そこで、今回はタオ島の行き方、ホテル、ダイビングを中心に紹介したいと思います。
ナンユアン島は、再度タオ島に行き紹介したいと思います。
タオ島の魅力
サンゴ礁に囲まれた透明度の高い海
魅力あるきれいなビーチが多い
多くのダイビングポイント
多くのシュノーケリングポイント
マリンアクティビティツアーが充実
ゆったりと過ごせるアイランドライフが楽しめる
タオ島の海
タオ島への行き方
タオ島には空港がなく、必ずどこからかフェリー(船)で行くことになります。
バンコクからタオ島への行き方は大きくタイ本土のチュンポン港にバスで行きそこから船(高速船)を利用する方法と
バンコクから飛行機でサムイ島に行きサムイ島から船(高速船)でタオ島に向かう二つの方法があります。
バンコクから鉄道でチュンポンまで行きそこから車(タクシー等)でチュンポン港に向かいタオ島に向かう方法もありますが、寝台電車を利用し時間もかかるので海外旅行者はあまり利用していません。
逆に、ゆっくりと旅をする人には良いのかもしれません。
バス+船での行き方は、コストが安く多くのダイバーや旅慣れた外国人が利用しています。
飛行機+船での行き方は、タオ島に行く一番早い方法ですがコストが高くなります。しかしながら、タオ島とサムイ島の両方を楽しめる方法でもあります。
今回のタオ島へのルート
タオ島のメーハート港(タオ港)
バンコクからタオ島への行程
今回私は、バンコクのカオサンからバスに乗りチュンポン港から船(高速船)を利用しタオ島に向かいました。
理由は簡単で、コストが半額以下で行けるからです。その分時間は、2倍以上がかかります。カオサンからチュンポン港まで約8時間、チュンポン港からタオ島まで約2時間、
乗り継ぎの時間を見てトータル約12時間程度かかります。
行きを深夜バスのVIPバスを利用すればゆったりとしているシートとトイレ付きのバスに乗れるので長時間バスの旅でもあまり苦にならないと思います。
私は、行きも帰りもVIP BUSを選択しました。行きのバスは今回、運が良く私の席は2階席の最前列でした。最前席でないくともどこの席もゆったりとしています。
ブランケット、軽食や水も出発前に配られます。
今回、このバス+船(高速船)でタオ島に行った行程を紹介します。
カオサンからチュンポン港(Lomprayah speed catamaran)
チュンポン港(Lomprayah speed catamaran)からタオ島
バス+船(高速船)でタオ島に行く行き方は、正直チケットさえ入手できれば簡単にタオ島に行くことができます。このチケットは、様々な方法で入手することができます。
私は、船会社のLOMPRAYAH社のWebサイトから直接チケットを購入しました。もちろん下に提示している12Goサイトでも購入できます。
LOMPRAYAH社のバスは、VIP BUSと表記なし(急行)の二つのタイプがありますが、車内設備が良いVIP BUSが絶対におすすめです。
金額は、片道1200円前後高いのですがコスト以上の設備の差になります。
LOMPRAYAH社の予約書
行きのバス(カオサン)
行きに乗ったLOMPRAYAH社のVIPバス
LOMPRAYAH社のバスは、バンコクのカオサンから出発します。LOMPRAYAH社のWebサイトでチケットを予約後、入手した予約書をLOMPRAYAH社のカオサンオフィスでチェックイン手続きし正式なチケットをもらいます。
LOMPRAYAH社のカオサンオフィスの場所は、予約書にGooglemap等のURL記載がありますので参考にしてください。
だいたい乗車時間の約1時間前には、このチェックインができると思います。チェックイン時に席が確定します。
チェックインを完了すると船(高速船)乗車時に必要なチケットと服に付けるシール、そして帰りのチケットを受け取ります。
わすれられる場合もありますが、荷物に取り付けるためのシールも必ずもらいましょう。スーツケースなどの大きな荷物は、バスや船の座席には置けません。
乗車時間前にLOMPRAYAH社のカオサンオフィス前に集合しバスに乗車するのですが、バスの乗車場所がオフィスから少し離れたところにあり歩かなければなりません。
バスは複数台駐車していて、それぞれのバスの乗客がオフィス前に集まり、そしてバスの乗車場所まで移動します。
なので、係員の指示をよく聞き胸に貼り付けた同じ色のシールを付けた人の行動をよく見ておいてください。
最悪、同じシールのひとたちの後ろについていくことも手段かと思います。
色だけではなく、同じ色のシールに行き先が違うシールもありますので気を付けてください。
また、カオサンから出発して4時間程度の場所で30分程度の休憩停車があります。
多くのバスが同じ場所で休憩を取りますので、自分のバスのプレートナンバーは覚えておいてください。
同じタイプのバスが何台も停車しています。
カオサンの街中にあるLOMPRAYAH社オフィス
チェックイン後の正式券とシール
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荷物用シール
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集合時間の事務所前
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自分の荷物は見守りを
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多くのバスが待機
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荷物を入れてもらう
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いよいよ乗車
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最前列の2階席
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最前列からの景観
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どの席もゆったり
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シートにUSBがある
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休憩
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休憩場所のトイレ
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休憩場所のフドコート
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チュンポンに到着
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フェリー乗り場に向かう
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フェリーの改札口
船(高速船)
LOMPRAYAH社の船
バスがLOMPRAYAH社のチュンポン港に着くと、乗船まで約1時間この港で待つことになります。港には、簡単なフードコートや飲み物が販売されています。
1時間程度待機すると高速船への乗車が開始されます。事務所でもらったチケットを改札口で見せ長い桟橋を歩き高速船へと向かいます。
大きな荷物は、船(高速船)で係員に渡せば荷物エリアに入れてくれます。船(高速船)は、冷房がある客室、開放的な天井デッキ、船尾デッキや売店もありタオ島に着くまで
快適に過ごせる環境があります。天候が悪いと揺れることもある聞いたのですが、幸いにも今回は天候もよく順調な航行でした。
約2時間後にナンユアン島に到着し、その後5分程度でタオ島に着きます。
この船は、タオ島の次にパンガン島、サムイ島に行くとのことですべての乗客がタオ島で降りるわけではないので気を付けてください。
行きの船(高速船)
海を見ながら待つ
LOMPRAYAH社のチュンポン港
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軽く朝食をとる
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それぞれが待つ
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改札がはじまる
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長い桟橋で船へ
荷物を係員に渡す
人は船尾から乗船
結構早いスピード
冷房がある客室
天井デッキ席
船尾のデッキ席
ナンユアン島に到着
タオ島の海の色がすごい
見えてきタオ島
タオ島に到着
荷物は外に並べられる
港では係員がプラカードを
帰りの船(高速船)
帰りは、行きの逆をたどります。
まず、タオ島のLOMPRAYAH社でチェックインの手続きをすませます。
その後、船への搭乗がくるまで港で待機します。
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チェックインカウンター
帰りはまず最初に、タオ島の船乗り場にあるLOMPRAYAH社のチェックインカウンターで帰りの手続きと帰りのチケットをもらいます。
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搭乗Gate
帰りのGateは写真の場所でGate1,Gate2になります。ほとんどの場合は隣の島から船が来るのでGate近郊で搭乗まで待つことになります。
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搭乗する船が来た
帰りもシールが渡されます。チェックイン手続終了後に別カウンターでカオサンからタクシーなどが必要かどうかの確認があり手配もできます。
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帰りの船に乗る
Gateで船を待ち、船が到着し係員の搭乗指示により船に乗り込みます。行きよりもタオ島からの乗客のみなので比較的スムーズです。
チュンポン港に到着
長い桟橋から出口に向かう
帰りのバス(チュンポン)
帰りに乗ったLOMPRAYAH社のVIPバス
チュンポンに到着したら、まずはチェックインカウンターでバスの搭乗手続きとシールをもらいます。
このシールの色がバスの配車になるので結構重要なシールになります。
バスの搭乗まで約1時間程度、行きと同じくチュンポン港で待つことになります。トイレや軽食コーナーもあるので飽きずに待てるかと思います。
その後、係員がマイクを使い配車案内をします。聞き取りやすい英語で胸元のシールとアナウンスを聞けば自分が乗るバスへ行けると思います。
しかも、バスのフロントガラスにシールと同じ色の大きな板が掲示されていたので非常に助かりました。
帰りのLOMPRAYAH社のVIPバスは、行きと違い2階建てバスではなく1階のバスでしたが、車の中はVIPバスらしく広いシートアレンジでした。
チュンポンのバス乗り場には同じようなタイプのLOMPRAYAH社バスが多く停車しますので間違えないようにしてください。
また帰りも同じくチュンポンから出発して2時間程度後に、行きと同じ場所で30分程度の休憩停車があります。
休憩場所はお昼に利用するので、行きと違いフードコートやお土産などが買いやすくなります。
多くのバスが同じ場所で休憩を取りますので自分のバスのプレートナンバーは覚えておいてください。
同じようなタイプのバスが、ここでも何台も停車しています。
バスのチェックインカウンター
ここでも重要なシール
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海を見ながら待つ
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軽食コーナーで待つ
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通路でも多くの人が
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搭乗案内がはじまる
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バス前にシール色掲示
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バスのシート配列
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シート前もゆったり
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水と軽食が配られる
休憩場所のフードコート
帰りも多くのバスが
カオサンの宿を探す
「スリープ ウィズイン(Sleep Withinn)」
「スリープ ウィズイン(Sleep Withinn)」
今回、バスがカオサンに着くのが夜の21:00ぐらいです。そこからバンコクに向かうのも面倒なので、LOMPRAYAH社のカオサン事務所から歩ける範囲内のホテルを探しました。
共同部屋のゲストハウスでは落ち着けないため、部屋が確保できるリーズナブルなホテルを探し見つけたのが「スリープ ウィズイン(Sleep Withinn)」です。
1泊4200円でしたがまぁ安い方でした。この部屋はツイン対応なので、本来ならば二人で同じ値段で宿泊できます。二人で宿泊すれば安いかと言えます。
タイでは、あまりシングルの部屋は見かけません。バスで到着した後、ホテルでシャワーを浴びて「夜のカオサン」を楽しみました。
上で説明したコースは、「カオサン」をも楽しむタオ島への行き方かと思います。
スリープ ウィズイン(Sleep Withinn)の場所
「スリープ ウィズイン(Sleep Withinn)」は、LOMPRAYAH社のカオサン事務所から歩いて数分の場所に位置しLOMPRAYAH社のバスを利用した人には非常に使い勝手が良いホテルだと思います。
人気があるカオサン通りに近い便利な立地で、タイ装飾がされた室になります。部屋は若干古さを感じましたが、ぎりぎり我慢できる範囲内かと思います。
屋上プールがあり24時間対応のフロントサービスなので「カオサン」を楽しむための宿泊先として十分に利用できると思います。
ただ、ホテルライフを楽しむという雰囲気ではなく単に寝るだけのホテルとわりきった方が良いと思います。
カオサン
今まで紹介してきたタオ島へバスと船(高速船)で行くのならば、バンコクにある「カオサン(Khaosan)」という街をも観光に入れた方が良いかと思います。
カオサンの中心は「カオサン通り(Khaosan Road)」で、タイに来る世界中のバックパッカー達は必ずと言って良いほど足を運ぶ街です。
「カオサン」は、バンコクの他の街と比べるとより国際的かつ物価も安くタイの元気な姿を感じられる場所でもあります。
「カオサン」は、海外の人たちがタイを楽しめる環境を凝縮したような観光地です。
以前の「カオサン」とは違い今の「カオサン」は嫌いという人もいるのですが、けしてそのようなことはないと思います。
今でも、通りには屋台がずらっと立ち並び多くの人たちが往来しレストランや路上マッサージ店、クラブ、ゲストハウスなどがひしめき合っています。
正直今でも、こんなにもバンコクの熱気を肌で感じられる場所は他になかなか無いと思います。
逆に他のバンコクの繁華街の方がタイらしさを失っていると私は感じます。
また、現在でもバックパッカーの滞在場所や旅人同士の交流の場としてカオサン独自の文化が続いてます。
ホテル前の通り
LOMPRAYAH社事務所周辺
ライブもやっている
カイトゥン(風の茶碗蒸し)
屋台が多いカオサンロード
グリーンカレー&ゲーンチュ-トタオフー
カオサンロードは外国人が多い
ガパオライス
トムヤンクンとラープ(豚のひき肉)
クラブ
次のページでは、「タオ島の宿泊先」を紹介します。