映画「ザ・ビーチ」で有名なピピ・レイ島「マヤベイ」
ピピ諸島は、プーケットから南東45kmほどのアンダマン海に浮かぶサンゴ礁に囲まれた6つの島々(ピピ・ドン島、ピピ・レイ島、ビダノック島、ビダナイ島、バンブー島、モスキート島)の総称で神秘的かつ秘島感が漂う魅力的な諸島です。
透明度の高い美しいエメラルドグリーンの海と壮大な石灰岩によるカルスト地形の断崖絶壁などの独特の地形がすばらしい自然の空間を創りだしています。ピピ諸島は、ダイビングやシュノーケリングの場所として人気が高く世界中から多くの人たちが集まってきています。意外と日本人観光客は少なく感じます。
「ピピ・ドン島」は、ピピ諸島で最大の島であり唯一の有人島で、多くの宿泊施設や飲食店があつまり多くの観光客で賑わいを見せています。夜のパーティーなどを楽しみたい方にも楽しいナイトライフがありますし、のんびりと過ごしたい人にも静かな穏やかな場所もありどちらにも対応できる島であることも魅力のひとつです。
さらに、ピピ諸島の一つである「ピピ・レイ島」は、ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の舞台として有名な海岸「マヤベイ」がありピピ諸島の人気の的になっています。
この映画をきっかけにその海岸の景観の美しさに感動した人たちが激増し世界から多くの観光客が来島し環境が悪化しはじめ入島規制に至るまでになりましたが、コロナ禍が終了した現在では美しい自然を取り戻し約3年半ぶりに入島が開始されています。
ベストシーズンは、乾季の10月~4月で透き通るような海を楽しむことができます。
また、ピピ諸島では、各島々をめぐりシュノーケリングなどを楽しむ「アイランドホッピング」が人気のアクティビティで、ピピ諸島に行ったらぜひ体験してほしいです。さまざまなコースが用意されていますので都合に合わせた「アイランドホッピング」ができるのも魅了です。
今回は、4月中旬と乾季に「ピピ・ドン島」を中心にピピ諸島の魅力を感じる3泊4日の旅にしました。
まずは、ゆっくりと静かなビーチで過ごせる島の東側にあるホテルに2泊し、3泊目は多くの観光客で賑うトンサイベイエリアに1泊し島のにぎやかさを体験してきました。さらに、ピピ諸島では体験すべき「アイランドホッピング」と「ダイビング」をも満喫した旅となりました。
今回は、これらのさまざまな内容を紹介していきたいと思います。
ピピ諸島の魅力
サンゴ礁に囲まれたエメラルドグリーンの美しい海
海と壮大な石灰岩のカルスト地形の融合
映画「ザ・ビーチ」舞台のマヤベイ
島々を満喫できる「アイランドホッピング」の充実
飲食店が集まるタウンストリートがある
ゆったりと過ごせる空間がある
ダイビング・シュノーケリングに好環境
ピピ・ドン島のローダラムビーチ
ピピ諸島(ピピ・ドン島)への行き方
ピピ諸島(ピピ・ドン島)への行き方はさまざまですが、ひとつは、飛行機でプーケットかクラビに行き、そこからフェリーもしくはスピードボートでピピ・ドン島へ行く方法が一般的です。
この方法は最も早く到着しますが、乗り換えの時間と費用を考慮する必要があります。
また、鉄道、バス、フェリーを組み合わせたチケットを予約する方法もありますが、いづれにしろ。所要時間は15時間から18時間かかりあまり一般的ではありません。
プーケットからの場合は、まずはラサダ港にいきます。プーケット空港からラサだ港までは、タクシーなどの車で約1時間程度です。
空港からは、フェリーやボートとのセット券を買う方法が一番楽ですが、パトンビーチまでバスなどで行きトゥクトゥクやバイクタクシーでラサダ港に向かう方法もあります。
荷物がある人は正直、ダイレクトにラサダ港に向かう方がよいかと思います。
ラサダ港からはフェリーもしくはスピードボートでピピ・ドン島(トンサイ船着場:トンサイベイ)に向かいます。
乗船時間は、フェリーが約2時間。スピードボートが約1時間程度です。
クラビ空港から利用したことがないのですが、空港から車で30分程度、フェリーで2時間程度とのことです。プーケットと比較すると便数がすくなく港もいくつかに分かれているとのことです。
プーケットからピピ諸島(ピピ・ドン島)へ向かう方が便数も多く便利です。
ピピ諸島(ピピ・ドン島)とルート
ピピ・ドン島(トンサイ船着場:トンサイベイ)
バンコクからピピ・ドン島への行程
今回私は、一番オーソドックスなプーケット空港から乗合バン+スピードボートのチケットでピピ・ドン島に向かいました。
この行き方は正直、チケットさえ入手できれば一番簡単に早くピピ・ドン島に行けます。
飛行機のチケット(バンコク⇔プーケット)は、航空会社のサイトからダイレクト予約、プーケット空港からピピ・ドン島のチケットは、
12Goのサイトから予約しました。帰りは、時間が決まっていなかったため、
ゆっくり帰る安価なフェリーチヶットを現地で購入しラサダ港に向かいました。正直時間はかかりますが、フェリーの方が楽に感じます。
プーケット空港へは、プーケットタウンに行きたかったこともありチャータ車をラサダ港から手配しました。
空港への行き方はさまざまな方法があるので、計画に会う方法で選択していけばよいかと思います。フェリー会社もラサダ港からプーケット空港への乗合タクシー込みのチケットも販売していました。
今回はノックエアーのため、まずドムアン空港へ向かい飛行機でプーケット国際空港へ行きます。
飛行時間は、おおよそ1時間半ほどです。プーケット空港へは、エアアジア、タイスマイル、ノックエア、ライオンエア、タイ国際航空、べトジェットエア、バンコクエアフェイズなど多くの
航空会社が運航しています。LCCも多いため安いタイミングでチケットを入手すれば往復5千円代で行くこともできます。
プーケット国際空港からは、12Goのサイトでスピードボートと組み合わせた乗合バンの予定でしたが、私しか乗客がいなく通常の乗用車が来てラサダ港へ向かいました。
港へ行くまで約40分程度でした。
さらに、ラサダ港からフェリーでピピ・ドン島のトンサイ船着場(トンサイベイ)へ向かいます。こちらは約1時間ほどの道のりです。
今回は海も穏やかでスピードボートの大きな揺れはあまり感じられませんでした。帰りは、ゆっくり帰るフェリーを利用し約2時間程度で。
なので、バンコクからはほぼほぼ半日コースです。
バンコクからドムアン空港
ドムアン空港からプーケット国際空港
プーケット国際空港からラサダ港
ラサダ港からトンサイベイ
飛行機
私が選んだのは、ドムアン空港を午前9:20に出発するノックエアのNokAir DD500便です。理由は、ラサダ港を午後13:00発のスピードボートに乗るための便として選択。
午前中発でも家を出る時間を考えれば早い便に入ります。
LCCは、日にち、出発時間、席予約、荷物重量などさまざまな要因で価格が変動します。今回は、ダイビング道具25kgの荷物追加と事前指定席などが含まれるクラスチケットで大人1人往復4,754バーツ(約\22,600-)でした。
単に搭乗するのみの基本チケットならば、約4,000円程度は下がるかと思います。
この便は、プーケット国際空港に予定通り10:40に到着しました。
帰りは同じノックエアで22:45に出発するNokAir DD533便です。プーケットで少し観光したこともありますが、この最終便のみが安い価格帯になっていました。
NokAir DD522便(ドムアン国際空港)
ワゴン車など
先ににも記述しましたが、私が12Goのサイトで予約したのは、乗合ワゴン車+スピードボート
のジョイントチケットでした。空港に12:00に指定された場所に車が来る予定でしたが10分経っても来ないため電話したところもうすぐに来るとのことで15分待ちやっと来た
のですが、ワゴン車ではなく普通の乗用車でした。おそらく乗客が私しかいないので乗用車に変更されたのでしょう。車種もカムリでしたので得したような感じになりました?
プーケット空港では、このようなチャータサービス車が次から次に来ます。必ず連絡先と車が来る場所の確認を事前にしておくべきです。
ジョイントチケットには、乗合ワゴンや乗用車のチャータなどが選べるようになっています。
また、ジョイントチケットの車の行き先もラサダ港のスピードボート受付まで連れて行ってくれるので非常に便利です。スピードボートの手続き間違いなどの心配がありません。
一人で乗用車へ
船(スピードボート)
ラサダ港の乗船場入口に入ると右手に「TICKETING&TOUR」と書いてある受付がありそこでスピードボートの手続きをする。
ここまで運転してくれたドライバーがどのスピードボートのお客かを伝えているのですぐに乗船するスピードボートのGate受付に案内される。
この「TICKETING&TOUR」とGate受付は隣りあっているので間違えることはないかと思う。スピードボートごとのシールを胸に張られるので同じスピードボートに乗る人がわかるので安心できる。
Gate受付で荷物を預け乗船までここで待つことになる。出発時間になると係員がGateまで案内してくれる。一隻のスピードボートは30人~50人程度なので多くのスピードボートが停泊している。
乗り間違えがないようにしたい。
今回乗船したスピードボート
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TICKETING&TOUR
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Gate受付への入口
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Gate受付
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簡単な飲食エリア
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乗り場Gateへ向かう
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乗船
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航行
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トンサイベイの船乗り場
船(フェリー)
帰りは、トンサイベイからゆっくりとラサダ港へ航行するフェリーに乗った。スピードボートの倍の時間(2時間)かかるのだが窮屈なスピードボートよりも
ゆっくりと自由に船旅ができる。個人的には価格も安く広い空間で過ごせるフェリーの方がおすすめ。
席も、冷房が効いている1F席と2F席、風が心地良い船上のSUNDECK席、そして冷房が効かないが海の風を受けられる2F席とバラエティに富んでいる。
さらに3Fには、有料のVIP LOUNGE席があるのだが誰も利用していなかった。船のなかには、簡単な売店やトイレがある。
今回乗った船は、「ASEAN CRUISE」と言うフェリーだったのだが、それぞれのフェリーは、タイプや席の形なのどが違うようです。
Webなどでどのような船のタイプなのかを前もって調べることも大事かと思う。今回ははじめ1Fの冷房が効いている席で昼寝をし後半の1時間は、デッキなどで外の景色を
楽しみながらの乗船となった。
今回乗船したフェリー
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冷房がある1F席
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船尾のデッキ
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フェリーからの景観
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SUNDECK席
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2Fのテラス席
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VIP LOUNGE席
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売店
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船首のデッキ席
バンコクを朝の5:30に出てから約9時間後の14:30にやっとピピ・ドン島のトンサイ船着場(トンサイベイ)に到着しました。
トンサイベイに着けば、長い時間をかけてきた来た疲れを吹き飛ばすようなピピ諸島の美しい海とカルスト地形が融合した景観が目の前に広がります。
トンサイ船着場(トンサイベイ)は、大型のフェリーやスピードボート、ダイビング船そしてタイの島々では有名な多くのロングテールボートが往来しとてもにぎやかな港です。
船を降りた桟橋には、宿泊施設の名前が書いてあるボードをもった宿泊施設のガイド係員が多く立っています。
今回は、私は島東側のホテルだったのでさらにこの桟橋からロングテールボートでホテルに向かいました。
ホテルに関しては、次ページで紹介しています。
宿泊先からの送迎があるのかないのかは事前に確認し何時の船で着くか帰るのかを伝えておくことをおすすめします。
送迎がある場合は、宿泊先のプラカードを持った係員を探せば宿泊施設まで送迎してくれます。
ピピ・ドン島の施設や飲食店などは、ほぼこのトンサイベイ周辺にあります。
自動車がないピピ・ドン島は、トンサイベイ周辺以外に行く場合はトンサイベイからロングテールボートの送迎ボートもしくはタクシーボートで目的地や宿泊施設まで行きます。
私のように島の反対側などに宿泊する人は、宿泊先が、無料の送迎ボートを出しているかどうかも選択の大事なポイントです。