色とりどりの多品種のあじさいが咲き誇る三大名所の「長谷寺」

観音山の傾斜に咲き乱れる「長谷寺」のあじさい(2016/06/16)の画像01

観音山の傾斜に咲き乱れる「長谷寺」のあじさい(2016/06/16)

鎌倉のあじさい三大名所のひとつ長谷寺(はせでら)は、江ノ電の長谷駅から徒歩約5分の場所に位置し年間を通じて季節の花が咲くことから通称「花の寺」として親しまれている。あじさいは、裏山の観音山の傾斜を利用したあじさい路(眺望散策路)で色とりどりのあじさいを見ることができる。三大名所のひとつ「明月院」は、青いヒメアジサイがほとんどを占め青いあじさい空間を演出するが、長谷寺は逆に、40種類以上の2500株を超える色とりどりの多種多様のあじさいが咲き乱れ華やかさを持つ。長谷寺があじさい路を整備したのは2002年になってからで、鎌倉の他のあじさいが有名な名所と比較すると歴史が浅い。その分、小さい花や大きな花、青やピンクや紫など形や大きさ、色など様々な品種のあじさいが楽しめることができ他のお寺を圧倒することが長谷寺の大きな特徴だ。長谷寺のあじさいは、毎年5月下旬から色づき始め、6月中旬~6月下旬が見ごろとなる。5月下旬~6月中旬には、花ショウブとあじさいの両方を楽しむことができまる。また、長谷寺ではあじさいと海のコンビネーションが見られることでも人気がある。 あじさいの時期は、非常に混雑し入場制限や整理券が配られる。2時間待ちになることもあるとの情報もあり可能ならば平日か朝早く行き混雑を避けたい。あじさいの眺望散策路整理券が配られるので、見学時間まで他の長谷寺の名所を拝観するのも手かもしれない。 駐車場は、境内の前に普通車30台分(30分300円)があるのだがすぐに満車になってしまうので、やはり公共機関で行くことがおすすめ。長谷寺の拝観料は、大人300円、小学生100円。
長谷寺の創建は、736年(奈良時代)で鎌倉では杉本寺と並ぶ古寺で坂東33ヵ所観音霊場の四番札所。高さ9.18mの十一面観音(長谷観音)は日本最大級の木造観音で梵鐘は国指定の重要文化財となっている。長谷寺は、観音山の裾野に広がる下境内とその中腹に切り開かれた上境内の二つの境内地に分かれ、入山口でもある下境内に妙智池と放生池の2つの池がありその周囲を散策できる回遊式庭園となっている。本堂の先には見晴らしの良い展望スペースがあり、相模湾と三浦半島を見渡すことができる。

多種多様のあじさいが咲き乱れるの画像02

多種多様のあじさいが咲き乱れる

あじさいと海のコラボの画像03

あじさいと海のコラボ

あじさいを見ながら「長谷寺」の見どころを歩く

長谷寺境内マップの画像04

長谷寺境内マップ

※本画像は、長谷寺のパンフレットから引用し本ホームページ独自の場所数字を追記しています。(引用日:2016/06/16)

長谷寺のあじさいは、観音山の中腹にある上境内の山の斜面に植えられている。あじさいを見て散策できるあじさい路(眺望散策路)は、大人が二人横に並んで少し余裕がある程度の幅ですべて一方通行となっている。途中に休憩所はなく、見学者の列の流れに沿ってあじさいを見学することになる。混雑時は、写真撮影者の立ち止まりなどで停滞することがあるがゆっくりとあせらずあじさいを見て歩く気持ちで見学しよう。混雑度合にもよるのだが、抜け道などがないためそれなりの見学時間(30分程度から1時間)はかかることを頭に入れておこう。

①あじさい路入口の画像05

①あじさい路入口

写真があじさい路に入る入口。混雑時は、整理券で入る所からここまで20分以上かかることもある。

②登り初めの斜面にあるあじさいの画像像06

②登り初めの斜面にあるあじさい

あじさい路を登りはじめれば、すぐに両側の斜面にあじさいが咲いている。あじさい路のすべてがあじさいに囲まれていると言っても過言ではない。

③斜面に様々なあじさいが咲くの画像07

③斜面に様々なあじさいが咲く

登り始めたあじさい路の左側の斜面には、多くのあじさいが咲き乱れている。あじさい路の各所から様々な斜面のあじさいの風景を見て歩きたい。

④あじさい路の中間点の画像08

④あじさい路の中間点

あじさい路の中間て。最上位置からは、斜面に咲き誇ったあじさいを一面に見ることができる。

斜面は、あじさいの畑のようの画像09

斜面は、あじさいの畑のよう

斜面いっぱいに広がる様々なあじさいを見ることができるのは、この長谷寺だけではないだろうか?

様々な色のあじさいの画像10

様々な色のあじさい

長谷寺のあじさいは、本当に様々な色のあじさいが混ざり合って咲いている。同じ土壌なのにこんなに色が違うというのはやはり品種がそれぞれ違うのだろう。

⑤折り返し地点からの下りの画像11

⑤折り返し地点からの下り

あじさい路は、途中で上から下に向かって折り返すように作られている。ここからは、ひたすら下りになり海が右手に見える。

⑥斜面全体が見渡せる絶景ポイントの画像12

⑥斜面全体が見渡せる絶景ポイント

下りはじめた中間点から右に降り下がるのだがこの地点少し手前が斜面全体を見渡すことができ、長谷寺のあじさい絶景ポイントだ。長谷寺を紹介している写真はたいていこの地点の斜面が掲載されている。

⑦あじさい路の終盤の画像13

⑦あじさい路の終盤

斜面全体を下から見上げるポイントを過ぎればあじさい路の終盤。あじさいに囲まれたあじさい路を通り「経蔵」の入口に出る。

「経蔵」裏手からあじさい斜面を見上げるの画像14

「経蔵」裏手からあじさい斜面を見上げる

「経蔵」裏手からあじさいの斜面を見上げることができる。様々な景観が見上げられるのだが、上からあじさいの斜面を見下ろした方がきれいだと個人的には思う。

あじさい路入り口の釈迦像の画像15

あじさい路入り口の釈迦像

あじさい路入り口前に大きな釈迦像があり手にあじさいを抱えていた。また釈迦像の周りには様々なきれいなあじさいが置かれていた。このよなあじさいを見るのも楽しい。

和み地蔵の画像16

和み地蔵

境内大黒堂の前に、心が和むかわいらしいお地蔵さんがあった。どうしても紹介したくなるお地蔵さんでやはり人気があるとのこと。宮城県の石神彫刻工房で作られたもの。

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