ワカメ
食用にされているお馴染みのワカメ。大型の海藻で、高さ1m~2mになり黄褐色。柔らかく粘りがあり、葉部に「くき」と呼ばれる太い筋中肋がある。成熟するとお馴染みの「めかぶ」がある。
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めかぶ(ワカメ)
これが成熟したワカメの値から上にできる「めかぶ」。成熟すると茎の両縁に、厚みと粘り気のある「胞子葉」と呼ばれるものができます。これが「めかぶ」。食べるとねばねばこりこり、おいしいヨ。
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ベニスナゴ
やや厚みがあり、茎は短く楔形で扁平、縁辺がやや波打ち頂端は丸い。縦に裂け目が入りやすく裂片が多い。潮間帯下部から漸深帯の岩上に生育。お店はには並ばないが、食用できるとのこと。
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フダラク
短い柄を持った楕円形,円形。枝分かれし複数の葉片に見える。色は赤いものから黄色や緑色のものまで様々。食用できる。タンバノリなどと似ているが,手触りや付着器の違いにより区別らしい。
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タバコグサ
幅広な葉状。色は、赤褐色~褐色だが,ウルシグサと同様に空気にさらされ死ぬと青緑色になり硫酸を放出するので注意。他の海藻とまぜると変色させてしまう気をつけたい海藻。
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ハリガネ
からだ細い樹枝状で,暗紫紅色~紅色、扁平で円柱状。枝の縁から不規則に小枝を出す。本種は形態変化が著しいため,手触りは硬い軟骨質。磯ではもっとも普通にみられる海藻。
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マクサ
寒天やトコロテンの原料となる天草(てんぐさ)の代表格、マクサ。浅い岩場に生え濃い紅紫色で、扁平で細く平面的に広がる。枝は,比較的密に羽状に分枝し、手ざわりはカサカサした感じ。
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フクロノリ
フクロノリは、春から夏にかけて潮間帯下部から水深2-3mの岩や人工基物の上に生育。全体の膜質は、中空の袋状で表面は波打ち,シュークリームのような不定型の球形。
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ヒジキ
波の荒い海岸近くの岩場の低潮線付近に繁茂し、長さ30cm~100cmになる。主枝から紡錘形と棍棒状の小枝が左右に出る。早春~晩春は、日本沿岸の特産物で食用なる。
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アナアオサ
アオサは、全国各地の内湾や河口域、漁港内など波当たりの弱い場所にある海藻。成長が速く短期間に繁殖を繰り返す。体の一部がちぎれても増殖できる。アオノリの代用品として使われる。
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アカモク
一本の円柱状の茎があり、茎は縦溝状のしわがあり,短い棘を付けることが多い。茎から各方向に葉や枝を出す。葉の中肋ははっきりしており,気胞は細長い円柱状で頂端には葉を持つ。
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オオバモク
オオバモクハ、大きなへら状の葉を持つ褐藻ホンダワラ類の一種。円錐形の付着器で漸深帯の岩に固着。紡錘形の気胞が浮きとなり海中で直立して1~2mの高さになる。関東以南に分布。
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オゴノリ
オゴノリは、食用として刺身のつまや寒天の原料などに使われているが、食中毒例が国内外に多くある。オゴノリ自体ではなく付着したプランクトン等の毒素と考えられているが明確ではない。
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カジメ
濃い褐色で、潮間帯下部~漸深帯に生息し海中林を構成するコンブの仲間。アラメとカジメはよく似ている海藻だが、アラメは、途中で2本に分かれていて、波打つシワがある。
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サクラノリ
海岸の潮間帯に多くみられ、サクラ色をしていてやや硬く扁平で枝分かれして扇状に広がる。透けて見えるくらい葉っぱが薄い。大阪方面では、オキツノリとも呼ばれている。
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アマモ
アマモ(甘藻)は、海藻ではなく海草。水深1-数mの沿岸砂泥地に自生。日本各地に分布する。生き物たちの隠れ場、産卵、幼稚魚などの生息場所で、水質浄化面でも重要な役割を果たしている。
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アラメ
海岸に打ち上げられていることが多いアラメ。濃い褐色で、硬い革質葉状のもので茎がある。カジメと似ているが途中から二又に分枝した短い茎を持ちしわがあるのが特徴。
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ババノリ
秋に岩などに着床し葉状のつるつるしている海藻。晩秋に発芽、冬から春にかけて生育する。緑色を帯びた黄褐色から赤褐色のへら型の海藻になる。地域により、食用とされている。
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ヒライボ
イボ状の凹凸がある紅藻。生きている部分はピンク色、死んでいる部分は色が抜け白い。石のように硬く、サンゴに似たこの海藻は、石灰質を大量に分泌するので石灰藻と呼ばれる。
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フサカニノテ
直立していて、下の節間部が円柱状で上がブ-メラン状の海藻。ヘリトリカニノテに似るが,上の節間部がブ-メラン状になっていること,嚢果を藻体の両面と縁につけることで見分けることができる。
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カニノテ
漸深帯の岩上に伏せるようにして生える海藻。色は桃色で、平たく、盤状の付着器から直立します。規則的に多数分枝し、扇状になる。
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