箱根連山や富士山を背景に約35000本の梅が咲く曽我梅林
アイス工房の駐車場から見た別所梅林と箱根連山(曽我梅林)(2017/02/18) 箱根連山や富士山を背景に約35000本の梅が咲く曽我梅林。曽我梅林は、「曽我梅林」、「小田原梅まつり」、「別所梅林」と多くの名称が混在していてまぎらわしいと思いませんか? そこでまずは、名称の定義を調べてみました。「小田原梅まつり」は、小田原市内の4つの会場で開催される梅まつり。その会場が、「曽我梅林」、「小田原城址公園」、「小田原フラワーガーデン」、「辻村植物公園」の4会場。この会場の中で最大規模を誇るのがメイン会場の「曽我梅林」。「小田原梅まつり」=「曽我梅林」ではないのだ。次に混乱するのが「曽我梅林」。どこのエリアを持って「曽我梅林」と言うのだろうか?「曽我梅林」は、神奈川県小田原市の北東に位置する「中河原梅林」、「原梅林」、「別所梅林」の3つからなる梅林の総称。3カ所ともほぼ同じエリア内にあり徒歩圏内に隣接している。小田原梅まつりのメインイベント「流鏑馬」は、曽我梅林の「原梅林」で行われる。曽我梅林で最も梅林の規模が大きいのが「「別所梅林」で駐車場や施設も充実している。「曽我梅林」=「別所梅林」と考えてしまうのだが少し違うようだ。 曽我梅林は、「かながわの景勝50選」に選ばれ約3万5千本の梅が一斉に咲き誇る。梅林の背景に箱根連山や富士山が望める梅林として全国でも有名で人気がある。曽我梅林の各梅林は、品種による開花時期が違い十郎→南高・枝垂れ→白加賀の順に咲く。特に枝垂れの梅は、観賞用として植えられているので紅梅が多いのが特徴。紅白の梅が咲き乱れる様子を見たいのならば2月下旬~3月上旬ごろを狙うと良いと思う。曽我梅林の「中河原梅林」、「原梅林」、「別所梅林」は、御殿場線下曽我駅の周辺にあり中河原~原~別所と、散策を楽しみながら全梅林を見ることもできる。梅まつり開催中(2017年度は、2017年2月4日~3月5日)は、さまざまなイベントが各梅林で開催されている。各梅林では、売店が設けられ、甘酒やおでんなどのほか、特産品である梅干しや梅わいん、梅ジャムなども販売されている。曽我梅林エリアの曽我の里は、日本三大仇討の一つ曽我物語の十郎・五郎が育った場所として有名で、近くに曽我兄弟ゆかりの品々が伝わる城前寺、兄弟の母満江御前の墓、二宮尊徳遺髪塚など数多くの史跡が残されている。 |
曽我梅林で最大規模の梅林「別所梅林」
今回は、曽我梅林の中で最大規模の「別所梅林」を紹介したい。「別所梅林」は、曽我梅林の中で最も梅林、出店、土産売り場・飲食・駐車場などが充実している梅林。「別所梅林」は、梅の背景に富士山を望める絶景ポイントがある場所としても有名。総合案内所の先にある「ふじみCafe(旧ふじみ食堂)」の近くがそ絶景ポイント。晴れた日には、青い空をバックに、白梅とその背景に富士山を望むことができる美しい光景が現れる(今回は、天気が悪く富士山は見えなかった。)。別所梅林は、地元農家が中心となって、曽我梅まつり実行委員会と小田原市観光協会主催で各後援団体が協力して実施されている。うめの里食堂では、杵つき餅、露店、自動販売機があり梅干し、みかん、柑橘類、梅の盆栽、地元農産物、漬け物、ジャムなどの売店もある。
※本マップは、会場内でも配布されている「曽我別所梅まつり委員会」の別所梅林案内図を引用させていただきました。 |
|
別所梅林のようす |
|
別所梅林は、日常は食用の梅を栽培している畑なので写真のような白梅の梅林が中心となる。 |
梅林として整備されているのではなく、梅は竹なので梅の品種の掛札が少なく、品種の判別が難しい。白加賀(梅酒用)、杉田(梅酒、梅干兼用)、十郎(梅干用)のどれかだろう? |
白梅林の中に観賞用の枝垂れ梅が何本か植えられている。枝垂れ梅は、鑑賞としてはGood。 |
白梅の中に、時折紅梅が植えられており白梅林のみの単調さを変えている。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
うめの里食堂横の枝垂れ梅群が、一押しの梅鑑賞ポイント。 |
背高い白と赤の枝垂れ梅が咲き乱れる光景は圧巻。 |
別所梅林は、写真のように梅林の中に入り梅に埋もれることができるのも特徴。 |
晴れていれば富士山が見え、個人的ではあるが別所梅林の最高撮影ポイントとなる。 |