階段式吊橋で日本一の「宮沢橋」を渡ろう!
階段式吊橋(吊床板階段橋)で日本一(62m)の宮沢橋
人混みがない観光ポイントは穴場的な存在
今回は、奥大井にある接岨峡温泉の 「八橋小道(やっぱしこみち)」を紹介したい。この「八橋小道」は、「ラブ・ロマンス・ロード」とも呼ばれ2008年3月に完成した約2キロの遊歩道コース。1時間もあれば歩けてしまいちょっとした散策にぴったり。 この「八橋小道」をメインにして来る観光客はほとのどいないと思う。私たちのように、近くの「アプトいちしろキャンプ場」でのキャンプや湖上の秘境駅「奥大井湖上駅」を見学した後などに寄る人が多いと思う。 接岨峡温泉は、「奥大井湖上駅」からも歩ける距離にあり22世帯の限界集落にある奥大井の温泉地で静かな山中にあり知る人はそう多くないと思い。この接岨峡温泉には、「接岨峡温泉会館」と言う町営の日帰温泉施設があり「若返りの湯」とも呼ばれる非常に良い温泉が沸いている。 「アプトいちしろキャンプ場」でキャンプしている人にもおすすめの日帰温泉だ。「八橋小道」は、若宮神社(男の神)とこだま石神社(女の神)を結び、欅橋、栃の木橋、桜橋、水楢橋、椿橋、桑の木橋、宮沢橋、犬返り橋といった8つの吊橋からなり、新緑や紅葉の山々や森林、接岨湖の湖面の美しさを楽しむことができる。 橋の名前は、橋の近くにある木の名前がついていて、それぞれの橋の構造が違う。特に注目するポイントは、7番目にある「宮沢橋(みやんざわばし)」。「宮沢橋」は、62メートルの長さがあり群馬県の「けさかけ橋」の51メートルを抜き階段式吊橋(吊床板階段橋)で日本一(日本最長)となっている。 また、「ラブ・ロマンス・ロード」とも呼ばれている由来は、「男の神(若宮神社)」から8つの橋をつないで「女の神(こだま石神社)」まで行く事で、恋愛成就を祈願するルートとのこと。散策する前に、この由来を知っていたら楽しみ方が違っていたかもしれない。 八橋小道は、ヤマビルも生息していて夏でも長ズボンやトレッキングシューズがおすすめ。散策路は整備され危険なところはないのですが、肌を出す服やサンダルはやめたほうが無難かと思う。奥大井観光スポットの「寸又峡」「奥大井湖上駅」などに足を運んだ時に時間があれば一度訪れてみてはどうでしょうか?
大井川の景観も楽しめる
秋には、紅葉を見ながらの散策が楽しめる
「八橋小道」の歩き方
「八橋小道」は、南アルプスあぷとラインの「接岨峡温泉駅」から10分程度南に下った「南アルプス接岨大吊橋」を渡り終えた地点が出発点になっています。 入口近くには、無料駐車場もあります。このの出発点から8つの吊橋を渡り「接岨峡温泉駅」北に5分程度歩いた「湯彩香公園」が終点になります。 どちらかでも歩けるのですが、最後に温泉に入りたい人が多いので「南アルプス接岨大吊橋」から歩く人が多いとのことです。
八橋小道ウォーキングガイド
※本場内マップは、2018年度の接岨峡温泉会館「接岨の湯」のホームページより引用させていただいています。
引用日:2018/12/23
八橋小道(ラブ・ロマンス・ロード)の橋
八橋小道(ラブ・ロマンス・ロード)の橋は、全部で8つあるのだが必見は⑦番目の橋「宮沢橋(みやんざわばし)」。 階段式吊橋(吊床板階段橋)とは、両端に高低差がある階段状の吊橋。宮沢橋は、長さが62メートルと階段式吊橋日本一の長さを誇り平成20年3月に開通。 他の7つの橋は、個人的には付け足したような感がした。
南アルプス接岨大吊橋
南アルプス接岨大吊橋は、橋長240m、高さ30mで大井川にかかる吊橋では大きな部類に入る。造りが丈夫なので、ほとんど揺れずに渡ることができる。
①欅橋
接岨大吊橋を渡る突き当り左側が「八橋小道」、右側が長島ダムとの看板がでてくるのだが①欅(けやき)橋は右側の長島ダムに向いすぐにある。八橋小道に向かう①欅橋を折り返さなければならない。①欅橋少し音がでて揺れる吊橋になっている。
②栃の木橋
②栃の木(とちのき)橋 は、2番目の橋で真ん中が垂れ下がる吊橋で、あまり揺れません。橋の下のアーチ状のワイヤーで支えられています。
③桜橋
③桜橋は、真ん中が盛り上がるタイプの橋。まったく揺れなかった感じの橋。
④水楢橋
水楢(みずなら)橋は、楕円の方片がない形をし階段部と水平部がある橋。
⑤椿橋
⑤椿(つばき)橋 は、唯一の朱色のアーチ橋で対岸からも見える。
⑥桑の木橋
⑥桑の木橋は、これは単なる階段のような階段式の橋。
⑦宮沢橋
⑦宮沢橋(みやんざわばし)は、八橋小道のメインポイント。やはりこの橋に観光客が集中する。
⑧犬返り橋
⑧犬返り(いぬかえり)橋も、階段式の吊り橋。揺れは感じる吊橋。
接岨峡温泉
八橋小道を散策した後に入りたいのが温泉。接岨峡温泉には、3軒の温泉宿と町営の日帰りの温泉施設「接岨峡温泉会館」がある。 接岨峡温泉は、「若返りの湯」とも呼ばれつるつるの温泉。源泉の湧出が昭和52年で比較的新しい温泉で、泉質は重炭酸ナトリウム泉で、胃腸疾患、神経痛に効能があるという。 皮膚の分泌を促進し老廃物を取り除いてくれることから、「若返りの湯」と呼ばれているとのこと。また、「接岨峡温泉会館」は食堂も併設していて食べる場所が少ない接岨峡温泉エリアではない、唯一の食堂にもなっている。
接岨峡温泉会館
併設の食堂
駐車場
接岨峡温泉・寸又峡温泉の宿
接岨峡温泉 たぶの家
寸又峡温泉 翠紅苑
寸又峡温泉 湯屋飛龍の宿
2023紅葉情報
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