川遊び(1)

川遊びイメージ

川遊びは、自然を満喫するアクティビティだ!!

川遊びの画像01

「川遊び」は、遊べる川が近くにある子ども達にとっては、夏の自然遊びの代表格なのではなかろうか? 逆に、遊べる川が身近にない子ども達にとっては、海水浴よりもあまり身近に感じない夏の遊びなのではないだろうか? 「川遊び」は、住んでいる場所や環境によって身近であったりなかったりする自然の遊びだと思う。 海水浴場は、海の家が臨時的に設けられ監視員も常駐し海で安全に遊べるように夏の海岸を変えていく。 しかし、は、海水浴のように川の家が設けられたり、川遊びをするために川が整備されることは少ない。 このことが「川遊び」を海水浴よりも身近に感じない遊びにしてしまっているのかもしれない。

「川遊び」は、海と比較すれば水が冷たく流れがあり、が、安全な場所で遊べば川と言う自然をより感じることができる楽しいアクティビティになると思う。 私の家は、幸いにして車で30分~1時間程度の範囲に川遊びができる場所が多くある。夏前になると必ず数回は川遊びに行き、海とは違った水遊びを楽しんでいる。 特に、バーベキューを楽しみながらの川遊びは、夏ならではの遊びだと思う。川にも、魚をはじめとした多くの生き物がいる。これらの生き物を採取するのも、川遊びの楽しみだ。 また、川下りのような遊びや大きな岩からの飛び込み遊びは、川遊びの魅力を高めてくれる。今の子ども達は、貴重な自然体験ができる川から遠のいてしまっているかもしれない。 身近に子どもが自由に遊べるきれいな川が多く復活し、多くの子ども達が川に戻ってきて欲しい。海にも負けない川の遊びを、子どもに体験させてあげたいと思う。

川での遊び方

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神奈川県愛川町にある田代運動公園前の中津川河川敷

子どもにとって川は、おもしろい遊び場になるに違いない。ひとたび足を川につければ、そこから川遊びの第一歩がはじまる。最近では、「川の滝のぼり」「沢のぼり」などの「キャニオニング」、大きなゴムボートに6人前後で乗り込み、力を合わせて川を下る「ラフティング」、川を自由に散歩するかのように漕いで行「カヤック」などさまざまなな川のアクティビティが開催されている。 本ホームページでは、として位置づけて紹介していきたい。 ここで紹介する「川遊び」は、子どもとの遊び方を中心に川とのふれあいの原点である川の中に入り川と戯れる遊びや川の生き物とのふれあいを紹介します。

現在、コロナ禍の関係から車両乗り入れ制限、BBQ制限、川遊びなどの自粛要請などが川を所轄する自治体などから発令されています。 川に行かれる際には、川を管理する自治体などのホームペ-ジから最新の情報を入手し活動してください。 上記写真の「田代運動公園前の中津川河川敷」も制限がかけられています。
愛川町(中津川河川敷)

川で泳ぐ

川遊びの原点は、やはり「泳ぐ」こと。はじめは川の冷たさを感じるだろうが、しだいに慣れてきて川で泳ぐことの楽しみがわかるはずだ。川はプールと違い、流れの速い場所やゆるやかな場所があることがわかるはず。これこそ、川が自然そのものであることだとわかる。 しかし、川の流れは楽しい反面、悲惨な事故をおこしてしまう根源あります。遊ぶときは、最新の注意をして遊んでください。

川遊びの画像3

浸かるだけでも楽しい

流れがあるのが川の特徴

流れがあるのが川の特徴

川の流れが、浮き輪遊びを楽しくさせる原動力。

浸かるだけでも楽しいの画像

浸かるだけでも楽しい

浅い川の中に入るだけでも、十分に楽しい。

岩からの飛び込みの画像

岩からの飛び込み

岩からの飛び込みは、子ども達の度胸試し!

川の生き物を見て楽しむ

川の中をのぞけば、川の生きものたちの姿を見ることができる。生きものを捕まえることも川遊びのひとつだろう。 渓流でサワガニ取りや水生の昆虫さがしをしたり、中流の岸辺や小川で網を使って多くの生きものを発見できると思う。 採取も遊びのひとつなのだが、無意味に多くを採取したりすることはやめ常識の範囲内で遊んで欲しい。

川での生き物みつけの画像3

川での生き物みつけ

川の中をのぞく

川の中をのぞく

川の中をのぞけば、泳いでいる魚が見えることができる。

カワムツとドジョウの画像

カワムツとドジョウ

川で普通に見られる「カワムツ」と「シマドジョウ」。

サワガニの画像

サワガニ

川岸での草もとにサワガニがいた。川にも、カニはいる。

川遊びでの注意事項

川遊び警報案内板の画像3

警報案内板

川遊びにも、ある程度のルールがある。川は、海水浴と違い監視員がいることが少なく自然そのものの反面、。 ここでは、川という自然の魅力を楽しむために必要な基本的な注意点を紹介したい。川遊びをするときには、以下のことを必ず頭に入れて子どもと安全に川で遊ぼう。 事故にあってしまえば、川そのものが子どもにとっても親にとっても二度と見たくない自然の一つになってしまう。そうならないように以下の注意点を必ず頭に入れて遊んで欲しい。

川遊びの諸注意

天気と川遊びの場所選び

  • 前日までに、上流の地域に雨が降ったか、その雨量はどのくらいかを調べる。
  • 川遊びの日に雨が降るかどうかを調べる。
  • 見通しの良い場所を選ぶ。
  • 休憩場所が確保できる場所で、可能ならば、日陰が欲しい。
  • 可能な限り、トイレが近くにある場所を選ぶ。
  • 下流(100~200m先)に、滝などの危険箇所がないこと。
  • 上流にダムなどの放流施設があれば、放水時間を把握する。
  • 放流情報案内板があれば、ベスト。
  • 人工的につくられた一段程度高い階段状の堰堤などの障害物がある場所は避ける。

服装

  • 水を多く吸収しない化学繊維の服や水着を着用。
  • 遊び方にもよるのだが、ライフジャケットを着用しよう。
    (逆に、浮力が危険なこともあるので着用は、遊び方、状況しだいで判断して欲しい。)
  • ヒモのないシューズorウォ-タシューズを履く。ビーチサンダルは厳禁。

川の水位、流れに気を配る

  • 水位の変動に注意する。川遊び開始時の水位をしっかり覚えておく。
  • 上流域で雷雨が起きたら鉄砲水の可能性を思う。
  • 上流からに急にごった水が流れてきたときは、鉄砲水の前触れが高い。
  • 川の流れは複雑。おだやかに見えても流速が大きく、足をとられるので川の流れを読む。
  • 淵は、流れが緩やかでも急に深くなっているので気をつける。
  • 自然に手を加えたら、必ず元に戻す。

健康

  • 熱中症に気をつける。
  • くちびるなどが紫色になったら、低体温症の可能性があるので、体を温める。
  • 当然だが、寝不足や体調不良の場合は、川に入らない。
 

川遊びで用意する道具

道具は?・・・正直、川遊びのために道具を買わなくても楽しめます。しかし、最低限「」は必要だと思います。 子どもと川遊びをするファミリーに重宝する道具を、独断と偏見で紹介していきたいと思います。

【必需品】必ず必要な物

最近、さまざまな海遊びの用品が利用できるようになり、川遊びでもほぼそれらの用品を使うことができます。 川にガラス破片などの危険物が落ちていることも多くまずはシューズです。現在、海で利用されているマリンシューズ、運動性を高めた水陸両用スニーカーのウォータシューズアクアシューズが川遊びでも利用できます。 シューズの選択は、非常に幅広いものになっています。 本来ならば、滑り止めがついている釣具店で販売している靴底がフェルトで爪先を保護するがベストなのですが、川遊びのために「鮎タビ」を購入する人はほとんどいないと思います。 どのようなマリンシューズやウォーターシューズを川遊びに選べばよいのかの回答は次の3つをポイントとし予算内のものを選択されれば良いと思います。

  • 肌を見せない足を覆うタイプの靴
  • 川水に濡れて良い靴

川は、苔や藻などで非常に滑り安く、また大きさの異なる石やとがった岩などが川底にあります。 川遊びでのケガは、足元の岩や石の上からすべって転んだり、足を引っ掛けてケガをすることが多いので足元は一番大事な身を守る道具です。 残念ながら安価なマリンシューズなどは、砂浜のような海岸利用を前提に作られているので運動性、撥水性、軽さなどの面から靴底は全般的に薄いものがほとんどです。 マリンシューズでも良いのですが可能な限りそこが厚いものを選んでください。マリンシューズよりもウォータシューズやアクアシューズと呼ばれている方が適しているかと思います。 ケガの防止の最重要ポイントは靴底なのです。濡れても良い運動靴でも代用できるますが、サンダルは、絶対に厳禁です。 また、スポーツサンダル的なウォータシューズもありますが、気が付かない内に傷があると気づくこともありますので足の肌を覆うタイプのシューズをおすすめします。

シューズ以外の川遊びの必需品は、です。マリングローブはわざわざ買わなくとも軍手で十分です。 帽子は、川ではあまり利用されないのですがすでにお持ちの物で代用することができます。要は、日射病や日焼けを防止することが目的です。

【基本品】基本必要な物

ここで紹介する道具は、準備すれば川遊びが楽しくなる物です。川は、日差しが強い場所もあるので日射病、紫外線(日焼け)などの対策が必要になります。 水着や濡れてもいいTシャツなでも大丈夫ですが、最近ではマリンレジュー用途のに人気があります。ポリエステルとポリウレタンなどの混紡で非常に薄手で伸縮性が良くUV対策がされているシャツで磯遊びでは重宝します。 そして、川遊びで磯遊びの道具も用意などがあると楽しさが増します。 バケツ、網は、釣具屋やホームセンターをはじめダイビングショップなどでも売っている場合があります。釣用な度の高い物もありますが、100円ショップ等で売っているもので利用することができます。

【あると便利】あると便利な物

ここで紹介する道具は、あるとより楽しく川遊びができる道具です。 は、磯遊びの定番ですが川遊びでも使える道具です。子どもには、川の中が覗けるとても楽しい道具でホームセンターや釣具店で買うことができます。DASH島などであまりにも有名になりましたがもとても楽しい道具です。 川で見つけた生き物をさまざまな確度から見ることができ子どもたちの興味を一層高めます。 そして一つ、があると便利です。川で見た生き物を少しの間だけ採集し動きなどの観察をしたいときに便利でバケツ替わりにもできます。 川の生き物を少し長めに観察したい時は、もあると便利です。

【できれば】できれば用意したい物

は、ぜひ用意して欲しい物の一つなのですが、逆に。 ライフジャケットは、遊び方、川の環境や状況により判断してください。小さな子どもいるファミリーには、安心の為に欲しい道具かと思います。 川遊びでは、本来のライフジャケット目的というよりは、より安全に子どもたちを川遊びの危険から守ってくれる道具としての位置づけの方が良いかと思います。 救急用品は、川遊びに限らず海や山での遊びでも、虫や魚、植物等にさされた時に利用するの用意は重宝します。 これは、毒がある生き物に指されたり毒のあるトゲが刺さってしまった場合など毒液や毒針を吸引する道具として役に立ちます。お医者さんの手当てを受けるまでの応急処置に使えます。 救急用品は、ガーゼ、綿棒、スキンナップ、ハサミ、裁縫セット、絆創膏、ピンセット、カッターブレード、粘着テープなどがはいったがあると助かります。 実は私は川遊びに行くときに、「ポイズンリームーバー」と「ファーストエイド」は必ず持参していきます。