宮殿のような仏堂のワット・ソートン
ワット ソートーン ウォラウィハーン(英:Wat Sothon Wararam Worawihan/タイ語:วัดโสธรวรารามวรวิหาร)は、アユタヤ王朝末期の1764年に建立された歴史のある寺院で、チャチュンサオバスターミナルから約5kmの場所に位置するタイ王室第三級寺院で多くの参拝者が来ます。
なんと、タイの中で「ワット・プラケーオ」の次に参拝者数が多いタイ人の中では有名な寺院です。
バンコクから少し離れていることもあってか、あまり海外旅行者は見かけません。
寺院には「本堂」と「礼拝堂」があるのですが、今回は「礼拝堂」を撮り忘れてしまいました。
本堂は、タイ王室からの寄進を受け建てているだけあってさすが贅沢な装飾が施されています。宮殿のような仏堂の屋根が特徴で、白い大理石から造られている本堂はラタナコーシン様式の建築で前国王の令により1996年に完成したものです。
仏堂の中心にある仏像は、幅1.65m×高さ1.98mのランナー様式でつくられた坐像のプラ プッタソートン(英:Phra Phuttha Sothon/タイ語:พระพุทธโสธร)という仏像です。
この仏像は、長い経過をかけバーンパコン川に漂流してきた三体の仏像のひとつです。
最初の一体はサムットソンクラーム県ワット・バーンレーム、もう一体はサムットプラカーン県ワット・バンプリー・ヤイ・ナイにそれぞれ祀られているとの言い伝えが残っています。
タイで最も尊敬されている像の一つであり、「参拝者の願いを叶える神の力がある」と言い伝えられています。
また、ワット・ソートーンでは「ゆで卵」をお供えして祈願するめずらしい参拝方法でも知られています。その昔、貧しい人がこの寺院に来て「願いごとが叶ったらゆで卵を捧げます」とお祈りしたのが始まりといわれていて、ゆで卵をお供えすることが習慣になりました。ゆで卵が多ければ多いほどその願いが叶うとされるため、参拝者は出来るだけ多くのゆで卵を寺院の近くで購入します。素肌の露出が多いと中に入れてもらえない可能性もあるため、肌の露出が少ない服装をして行くことをおすすめします。万が一忘れた場合は、衣装の貸し出所が肌を隠すための衣類を借りることができます。
かなり権威のある寺院なのですが、見学を中心として来たい場合はピンクのガネーシャで有名な「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」が同じ県内で比較的近くにありますので、これらを含めて巡る方が良いかと思います。








寺院周辺の駐車場
多くの参拝者が来るので、寺院周辺の駐車場は非常に込み合います。なので、少し離れた有料駐車場や道の枠を探しながら駐車しなければ行けないのが難点です。




タイの国有鉄道SRTのチャチュンサオ駅(バンコクから約2時間)で下車後、寺院行きのソンテウやトゥクトゥクでアクセスが可能です。しかし、バンコク交通事情は変わりやすく最新情報がヒスになります。 または、バンコクの北バスターミナルからのバスやエカマイバスターミナルからのロットゥーでチャチューンサオまで行き、そこから黄色のソンテウに乗り換えてアクセスする方法もあるようです。 いずれにしても、海外観光者にはかなり厳しい行き方です。 ここもおすすめは、ツアーを利用するかチャータ車の手配で行くのがベターです。