サンクチュアリー・オブ・トゥルース
サンクチュアリー・オブ・トゥルース(Sanctuary of Truth)は、パタヤの北のナクルアビーチの突端に建設中の宗教的建物です。アジアのサグラダ・ファミリアとも呼ばれていて、タイの寺院や宗教建築物とは一線を画します。 ある意味、博物館的な建物です。地元ではワン・ボラン(Wang Boran)やプラサート・マイ(Prasat Mai)、プラサート・スタッサム(Prasat Sutjatham)と呼ばれることもあります。 タイ人の実業家であったレク・ビリヤファントによって設計され、古典芸術、彫刻、技術保護を目的に1981年8月13日に建設が開始されましたが、未だ完成はしておらず今でも建築と補修が進められています。 そのため建物内に入るにはヘルメットを着用しなければなりません。 完成の予定は2050年とのことですが、常に建物自体や木に彫られた彫刻などのメンテナンスが必要な建物なのでいつが完成なのか難しいかと思います。 建物は、タイの建築様式で四つの切妻(チャトゥラムック・パビリオン)が特徴で、タイの職人によって数種類の広葉樹から精巧に彫刻され、釘を一切使わず全て木材のみで作られています。 壁面には、タイ、ヒンドゥー、仏教、中華、クメール伝統の装飾が混合されて施されています。 この建物は海辺にあり、建物本体の大きさは総面積が約2,115㎡、高さが約105メートル、幅と奥行きが約100メートルの十字型になっていて東西南北にはそれぞれテーマごとのホールになっています。 館内は吹き抜けになっていて、木に彫られた精緻な彫刻の数々を見ることができます。これらの彫刻は、芸術、神への信仰を表すためと言われています。 園内は、広さが全体で約13万㎡ありレストランや池、遊歩道があります。 象乗りなどのアクティビティも用意されています。 サンクチュアリー・オブ・トゥルースは、多くの数え切れないほどの神々の彫刻で覆われ神秘的で創設者の強い情熱が非常に強く感じられ、良い意味で期待を裏切られるほどのインパクトを受ける場所です。 個人的には、パタヤに来た際には一度は見ておきたい場所かと感じています。家族連れ、カップル、一人旅など、どんな旅行者にも感動を与える場所です。
サンクチュアリー・オブ・トゥルースは、パタヤの北にありますのでバンコクから車で1時間半から2時間程度かかります。
観光地のパタヤ中心部からは、車で約20〜30分かかる場所にありソンテウやバスなどは走っていません。
そのためパタヤの中心地からは、タクシー、バイタク、またはソンテウをチャーターするなどという方法で行くことになります。
バイタクは、100バーツから200バーツ、タクシーは400バーツ程度とのことです。
帰りは、駐車場でバイタクが待機しています。未確認なのですが、タクシーなどの料金表看板がありましたのでタクシーも呼べるかとは思います。
私は今回も、自家用車でパタヤからサンクチュアリー・オブ・トゥルースへ行きました。
自家用車で行く場合にいつも困る駐車場は、園内の門をくぐるとすぐに駐車場が見えますので駐車場で困ることはありません。
駐車場代も無料です。
サンクチュアリー・オブ・トゥルースの入口と入場方法
入口門(白いゲート)からチケット窓口へ
残念ながら写真を撮り忘れましたが、サンクチュアリー・オブ・トゥルースの園内に入るには、園内の前の道から大きな白い門が見えますのでその門をくぐれば駐車場が見えます。
駐車場の先に「TICKET AGENT」と言う看板がある建物があり、そこがチケット売り場になります。
この建物に入り、右手奥にチケット販売の窓口があります。そこでチケットを購入します。
入場料は、大人:1人500バーツ、 子供(110-140cm):1人250バーツです。タイの観光地にしては高めの入場料になりますが、支払って見る価値はあるかと思います。
Klookというサイトでチケットを事前に購入(当日申込でも利用可)するとことができ安くチケットをゲットできます。(大人390バーツ、子ども(110-140cm)は184バーツ)。
私たちは今回、このサイトの割引金額を利用しました。このサイトから発行されるQRコードを見せれば入場券を発行してくれます。
この入場券を、園内入口のゲートの人に見せれば園内に入れ看板のENTRANCE(園内入口:ViewPoint)の方向に向かいます。
また、サンクチュアリーオブトゥルースの見学ツアーへ参加するには、肌を露出した服装が禁止されています。
「タンクトップやキャミソールなどの肩を出した服装」「お腹が見える服装」「ミニスカート」「ショートパンツ(男性の半パンはOK)」などの制限があります。






チケット窓口から園内入口へ
園内入口へのゲートをすぎると右手に馬の広場があります。この馬の広場沿いに歩いていくとやがて「ViewPoint」というサンクチュアリーオブトゥルースが高台から見渡せる場所に着きます。 ここから見るサンクチュアリー・オブ・トゥルースは、背景に海があり圧巻です。ぜひ記念撮影して欲しい場所です。 この「ViewPoint」の横が園内に入る入口ゲートです。現在は、ツアー(入場料に含む)に参加して入園する形が取られていて入場制限が設けられています。タイ語、英語ツアーが毎時の1時間おきに、中国語、ロシア語ツアーが2時間おきになっていました。 残念ながら日本語ツアーはありません。私たちは、英語ツアーに参加しました。今回は20名程度の人が同じツアーグループになりました。 ツアー時間にうまくあわないと、1時間以上待つことんなるのでご注意を。ただし、このゲートの横にはお土産店、そして横にはレストランとミニ動物園があります。 なんとか時間つぶしはできるかと思います。
ViewPointからのサンクチュアリー・オブ・トゥルース