クレット島(Ko Kret)内の道と熱帯植物
クレット島は、バンコクから約30km程度の隣県ノンタブリー県に位置するチャオプラヤー川の中にある中洲です。その昔、アユタヤ王朝のターイサ王(在位1708–1832)時代に周辺を流れるチャオプラヤー川の一角を掘削工事した際にできた町だったのだがその後、川の流れによってだんだんと陸から離れて現在のような川の中州になり川中の島状態になりました。 アユタヤ様式の寺院などを建て、先祖代々から伝わる陶器やお菓子づくりで生計を立ていたのが今も続いて、クレット島は「お菓子と陶器の島」と言われています。6,000弱の人が島内には住んでおり、今でも伝統的な陶器、お菓子などが売られています。 タイで初めてつくられた耐火煉瓦製の窯なども見学することもできます。 島の外周は約7kmで、自転車で1.5時間~2時間もあれば1周できてしまうほどの広さです。観光地的なポイントは少ないのですが、昔ながらの家屋が建ち並び熱帯植物が生えのどかな田舎風景が広がっています。 サイクリングを楽しみながら、バンコクでは味わえない自然を感じられる癒しの空間として人気があります。 また、クレット島には日本の商店街アーケードのようなマーケット通りがあり多くのタイ人で賑わっています。マーケット通りのお店や飲食店は平日には閉まっている場合が多く、マーケット目的ならば土、日に行くことをおすすめします。
クレット島に行くには、まずは渡し船乗り場があるワット・サマン・ヌア(英:Wat sanam nuea / タイ語:วัดสนามเหนือ)という寺院へ行き、近くの渡し船乗り場から船に乗ってクレット島に渡る必要があります。
クレット島は、バンコクの北側にあり近くにBTSの駅などが近くに無いためバンコクからはバスやタクシーなどを使いワットサマンヌアへ行きます。バスならば、BTS チットロム近くのセントラルワールド前から出ている505番のバスに乗りPakkret Pierというバス停でおり
そこから600m程度のところにワットサマンヌアがあります。バンコクからタクシーでダイレクトに行くの良いかと思います。
いづれも、所要時間は1時間〜1時間30分程度です。私は今回、いつものごとく自家用車で運転して直接行きました。
寺院に到着した後は、境内奥にある船着場からクレット島ヘの渡し船でクレット島に渡ります。お客さんが集まり次第出発する感じほぼピストン輸送で運賃は3バーツ(2022年5月現)。
乗船時間は、3分もかかりません。料金は、島に到着したときに船着き場で支払います。
自家用車(車)で行く場合の駐車場
どこに行くにしても自家用車の場合は、駐車場がポイントになります。タイ人がよくやる二重駐車にはなかなか慣れません。 今回は、寺院「ワット・サマン・ヌア」の駐車場に運良く停められました(30バーツ/日)。この寺院の駐車場がだめな場合には、寺院前の道沿いにいくつかの民間駐車場(40バーツ/日)があります。 今回は、土曜日の朝9時頃でほぼ満車直前でした。 やはり、車で行く場合は早めに駐車場を確保した方が良いかと思います。帰りは、当然ここも二重駐車になっていました。 駐車場の人などは、ほぼタイ語なので英語がほぼ通じないと思ったほうが良いです。 私のようにタイ語が話せない場合は、感の勝負になります。