
ココナッツツリー・白い砂浜・青い海がサムイ島
サムイ島は、タイで三番目に大きな島でプーケット島と並んで人気が高いリゾートアイランドです。島全体に、たくさんのココナッツの木があり別名「ココナッツ・アイランド」とも呼ばれています。
サムイ島は、環境に配慮した開発の条例により自然と調和された環境の中でさまざまなアクティビティが楽しめます。宿泊施設も、高級リゾートホテルから庶民的な価格の宿までバラエティに富んでいます。
さらに、熱帯雨林に覆われたパガン島(通称パンガン島)や海水の浸食による独特の景観を持つアーントーン諸島などへのアイランド・ホッピング、そして当然ながらダイビング、シュノーケリングなどのマリン・スポーツからゴルフまで様々なアクティビティがあり観光島としては十分な条件が整っています。
バンコクからのアクセスは、飛行機、バス、列車、フェリーなどさまざまな行き方があります。当然、価格と時間が反比例するのですが、中でもバンコクから1時間15分程度で行ける直行便(飛行機)があるのが便利です。
また、多くのきれいなビーチがあちらこちらにあり、一日中ビーチでのんびりと過す贅沢な時間を満喫することもできます。新鮮なシーフードも豊富でリーズナブル、外国人観光客も多く旅行者が楽しめる島です。
さらに、観光のベストシーズンが2月から9月とタイ本土や他の観光地と異なることもうまく活かせるかと思います。
観光ガイド的な内容は、多くのウェブサイトで紹介されていますのでそちらにお任せし本ホームページでは、個性的な旅をこのサムイ島でどのように過ごしたかを紹介していきたいと思います。
サムイの魅力
- 自然環境と観光施設のバランスが良い
- バンコクから飛行機の直行便がある
- 宿泊施設、アクティビティが充実
- 乾季が、2月~9月とタイ本土と異なる
- 島の情報が多い
南の島を感じるサムイ空港
行き方を考える?
宿を考える?
行き方が決まったら次に考えるのは、「宿」の確保。「宿・ホテル」を決めるには様々な要因があるかと思います。「費用」「環境」「過ごし方」「観光エリア」「便利さ」
などそれぞれの人がそれぞれの思いがあるかと思います。今回、私は3泊4日の一人旅。私は、今回の目的を以下の5点に絞り込みました。
今回の旅の目的
- 海岸が目の前にある部屋に泊まりたい
- 宿泊代は、安く抑えたい
- 人が多くない海でゆっくり過ごしたい
- シュノーケリングでサンゴを見たい
- いくつかのサムイの観光地にも行きたい
正直、最初の3つの条件でほぼ宿のターゲットが決まってしまいました。サムイ島の観光の中心地は、サムイ空港から近い東海岸中央部の「チャウエン・ビーチ」周辺です。
遠浅の白いビーチが約7kmも続きサムイ島随一の観光エリアです。ビーチ沿いに、高級リゾートからバンガローなど様々なタイプの宿泊施設があり、メイン通りのチャウエン・ビーチ・ロードには、レストラン、バー、ショップなどが軒を連ね深夜まで観光客で賑わっています。
3番目の条件から考えて、今回はこの人気エリアを外しました。
絶対に確保したいのは、「海岸が目の前にある部屋」です。この条件は、結構ありそうでなかなかない難しい条件なのです。
海が見える部屋はたくさんありますが、海岸が部屋の目の前となると高級リゾートの高い部屋かコテージになるのです。
逆に意外と、設備が充実していないコテージ宿の方がこの条件に合致するのです。理由は、容易に考えられるのですが?
宿が決定
日本での宿探しは「じゃらん」などを利用していたのですが、タイで利用しているのは、「booking.com
」
と「
Agoda」です。この両サイトをうまく比較し宿を見つけています。
「Booking.com」や「Agoda」は、海外旅行者が利用する高級リゾートホテルだけではなく、現地の人が使う庶民的な宿までが多く掲載されているからです。当然、日本語版もあるので日本人でも安心して利用できます。
タイ語ができない私でもこの両サイトがあるおかげで、何とか安くて良い宿を見つけられています。
それでは、宿を探しはじめてみましょう。完全な検索条件はないので、今回は「ビーチフロント」と言うカテゴリで検索しました。サムイ島でも、30件近くがヒットしました。
ひとつひとつ検索結果を確認し、自分が理想としている部屋の候補を数件に絞りました。結果的に、高級リゾートホテルではなく中心地からかなり離れた西側の観光地化されていない場所にポツンとあるローカル的なコテージが見つかりました。
運よく、数少ない海岸前のコテージを直ぐに予約することができ今回の旅が確定しました。
宿の名は、「シンク & レトロ カフェ リパ ノイ サムイ(Think & Retro Cafe Lipa Noi Samui)」。なんと1泊1,080バーツ(約3,672円)。
Think & Retro Cafe Lipa Noi Samui
砂浜の上がレストラン
白い砂浜に透き通った海
夕日も少し見える
3泊した海岸前のコテージ
この宿は、ホテルではなく海岸にあるコテージです。サムイ島の西側にあるナント(NATHON)地区にあり海岸側にポツンと建っています。日本の海岸にあるキャンプ場のコテージようなところです。しかしながら、部屋の前には海岸があり、部屋から海岸が見えます。
私の希望通リの部屋です。場所は、中心地からかなり離れていて周辺には1軒のコンビニ以外は店がなく熱帯雨林に覆われていました。部屋では、たまにヤモリが鳴きシャワーしかありません。
また、タイ語がメインで英語はなんとか使える程度でした。
みなさん・・どうですか?正直、このようなコテージに慣れていない人は、宿泊するのを敬遠するかもしれません。しかし、部屋から見る景観、海しかない環境は島だからこそ体験できる素晴らしいものです。
宿の食事も安くて意外とおいしかったです。私にとっては、一人でも楽しく過ごせ最高の場所でした。次回、家族と来るときにもここに来たいと思います。
欧米系の海外旅行者は利用されているとのことでしたが、日本人は年に数人程度となじみが薄い場所でした。しかし、ここには体験したことがないような大きな魅力があるかもしれません。
高級リゾートのようなこんな景観も
このコテージには、高級リゾートで用意しているような部屋、家具、食事、アメニティは一切ありません。逆にこれらが、「海岸が目の前にある部屋に泊まりたい」・「宿泊代は、安く抑えたい」・「人が多くない海でゆっくり過ごしたい」の3つの目的を達成してくれました。
目の前にあるきれいな海が、最高のおもてなしになります。時が止まったような空間と海だけが目の前に広がります。日常生活とはまったくかけ離れた空間が楽しめる場所なのです。
日常の生活とは違った個性的な素朴な旅をしたいと思った人には、このコテージが適していて貴重な体験を与えてくれると思います。私の個人的評価は、このコテージは五つ星です。
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宿の入口
宿と言うよりもはや、コンテナで作られたガレージ。トゥクトゥクが置いてあるのがタイらしさを感じませんか?
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海岸側のコテージ
ここが、今回宿泊したコテージ。海まで数十秒で理想に近いコテージでした。洗濯物を乾かすのに庭が役に立ちました。
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コテージのベランダ
一見、汚さを感じるかもしれませんが、コストを考えれば十分。問題なく飲食ができ静養でる空間でした。
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コテージからの海
部屋からは当然、海が見えます。何回かスコールが来ましたが、目の前の木々が風や雨から守ってくれました。
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コテージの部屋
ダブルベット、エアコン、冷蔵庫、テレビと最低限の物がありました。コテージなのでシンプルです。
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昼から海でビール
昼から海でビールが飲める。こんな機会がないとできません。これが楽しみの一つです。邪魔する人はだれも居ません。
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夜も海でまたビール
夜の海を見ながらまたビール。海は暗かったですが、月の光がやけに明るく感じましたよ。
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夜9時、私一人に
夜9時には、皆さん帰られ私一人。周辺には何もなく夜になったら寝るの自然体。星空の下で波の音だけが響き渡る不思議な空間です。
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おぉ~この魚うまい!
その日に捕れた魚を揚げているとのこと。名前がわからなかったがおいしかった。この後は、一度もこの魚を食べれなかったです。
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海を見ながらの朝食
朝から海を見ながら朝食を・・・。海が、完全に家具化しているここの生活。いつでもどこでも海が、目の前にあります。
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海が見えるデッキ
雨や風など天候が悪い時には、このべランダデッキが使えます。それでも、窓がないので雨・風の影響は大きいなぁ。
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海岸で拾える貝
目の前の海岸では、写真のようなきれいな貝がたくさん拾えた。砂ガニと遊びながらのビーチコーミングも立派なアクティビティ。
正直、Think & Retro Cafe Lipa Noi Samui(シンク & レトロ カフェ リパ ノイ サムイ:以下このコテージと略します。)を探すにはひと苦労します。残念ながら、2021年6月23日時点で確認したところ、Booking.comでは予約ができなくなっていました。
2021年7月1日時点では、以下の「Agoda(アゴダ)」、「Expedia(エクスペデイア)」「Hotels.com(ホテルズドットコム)」で予約ができます。
予約方法がいつどうなるかわからない程のローカルなコテージ宿が、「Think & Retro Cafe Lipa Noi Samui」です。
予約サイトをいろいろと駆使して探してみるといろいろなことが見えてきます。
Think & Retro Cafe Lipa Noi Samuiの場所
Think & Retro Cafe Lipa Noi Samui(シンク & レトロ カフェ リパ ノイ サムイ:以下このコテージと略します。)は、サムイ島の西側海岸のナント(NATHON)地区にあり空港から車で50分はかかります。
このコテージからの送迎サービスや近隣に向かう公共機関はありません。だからと言って、治安が悪いわけではありません。サムイ空港からこのコテージに向かうには、空港タクシー(エアポートタクシー)かもしくは自分で車を手配するかになります。
サムイ島の空港タクシーは、非常に高いことで有名です。空港からナント(NATHON)地区へは、片道1000バーツ(3400円前後)程度かかり遠い地区の方になります。このコテージは、幹線道路から入った海岸側にポツンとあります。
一度、観光の中心地とは違う環境を楽しんでみませんか?
タイの現地の人が利用するこのようなコテージは、食事代も外より少ししか高くなく定員内ならば部屋代は同額です。日本の旅行パックは、よく一人いくらと記述されていますが、日本方式です。
海外ホテルのほとんどは、部屋代は固定です。当然、食事代が含まれていませんので人数が増えれば食事代は増えますが?
今回は、2020年9月3日~9月6日の3泊4日です。タイもコロナ感染が広がりましたが、この時期は感染が落ち着きタイ国内の感染者がほぼゼロを更新し続けた時期です。
海外との出入りは閉鎖されていましたが、タイ国内旅行は推奨され初めた時期で、海外旅行者は皆無でタイ人の動きも少なく簡単に安く見つかったのかもしれません。
宿泊施設は、人により要望や意見がさまざまになるかと思いますが、このような宿を利用した旅も島自体を感じることができるおもしろい体験かと思います。
このコテージを選んだことにより5つの目的の内3つを達成しました。残りは2つです。
次のページで「シュノーケリングでサンゴを見たい」を、3ページ目に「いくつかのサムイの観光地にも行きたい」を紹介しています。