花見第一走者、松田町寄の「ロウバイまつり」
春の訪れを予感させる芳しい香りが漂う、黄色い早春の花「ロウバイ(蝋梅)」
ロウバイは、梅の仲間なのだが梅の「バラ科サクラ属」ではなくロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。ロウバイは、まだ肌寒い花見気分にならない1月から2月にかけて黄色い花を咲かせ、独特な甘い香りを放す花見対象の第一走者なのだ。のどかな山里の標高380m付近の山肌約4700平方メートルに約1500本のロウバイを植えた松田町寄宇津茂の町営ロウバイ園で毎年1月中旬から2月の末日まで開催されるのが、「松田町寄(やどりき)ロウバイまつり」だ。今では、西丹沢のロウバイの名所となっている。開園時間は、午前9時~午後4時。入園料は大人(16歳以上)1回200円。 駐車場は、「寄」バス停の前にある自然休養村そばのみやま運動広場が使える。(1回200円との情報だが、私たちが行った最終日前日だったので無料。)バス停から、9人乗りの車が「ロウバイ園」まで送り迎えを無料でしている。(基本、お年寄り、子ども優先らしい。)まつり期間中の土、日には、自家製コンニャクや柚子コンニャク、しょうが糖、つくだ煮などの地元の手づくり品やダイコン、ネギ、ミカンなど採れたて新鮮野菜の販売、うどん、いなり寿司、味噌おでんなどが売店で売られている。また、やどりきオリジナル「ロウバイ染め」のハンカチやスカーフ、ロウバイの切枝や苗など、興味深いおみやげも販売されている。 |
みどころ(1)
ロウバイ園は、そんなに広くないので30分もあれば回れてしまう広さ。ここでは、車を駐車する「みやま運動広場の駐車場」、シャトルバス、そしてロウバイ園の入り口、売店などを紹介したい。
みやま運動広場の駐車場 |
「寄」バス停から出る送迎車 |
ロウバイ園入口 |
ロウバイ園入口にある売店 |
先にも紹介したが、2週間連続で関東にもたらした大雪のため「ロウバイ」の色が鮮やかではなく完全満開にも至らず少しさびしい「ロウバイ園」のようすなのだが、我慢してほしいロウバイ園は、見渡せる程度の山腹に広がっており全体的に広くは無い。1500本のロウバイが満開ならば結構見ごたえがある。根気あは、ロウバイの木に、少ししか黄色い花がなくさびしいが満開を想像してみて欲しい。花は少なかったが、ロウバイ独特の香りは、園内に入れば自然と漂ってくる。ロウバイは、これから花見の時期がやって来ることを期待させる花だと思う。
早咲きのロウバイは見ごろが過ぎてしまった |
花は少なくとも香りはすばらしい |
高台なので景色がいい |
山腹に植えられているロウバイ |
ロウバイの芳しい香りが感じる |
やはり雪でやられたのかなぁ? |