氷上ワカサギ釣り:赤城大沼

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一度は体験してみたい氷上ワカサギ釣り:群馬県 赤城大沼

群馬県 赤城大沼での氷上でのワカサギ穴釣り。(2016/02/07)の画像01

群馬県 赤城大沼での氷上でのワカサギ穴釣り

真冬の凍った湖の上に小さな穴を開けて、釣り糸を垂れるだれもが一度は体験したい冬のアクティビティだ。今回、群馬県の赤城大沼で我が家も待望の氷上ワカサギ釣りに挑戦。 ワカサギ釣りは、凍った湖の上での氷上釣りを想像する人が多いと思うが、実際にはボート釣りやドーム船に乗って釣る方が多い。子どもとワカサギ釣りを楽しむには氷上ではなくこちらのボートやドーム船で体験した方が楽であることには違いないのだが、人間の性なのか?冬の風物詩とも言える氷上ワカサギ釣りを体験したい・・・。 関東では、氷上ワカサギ釣りがあまりできないと思われている人も多いと思うが、実は何カ所かで氷上ワカサギ釣りができる。暖冬の年には、氷上ワカサギ釣りの解禁が遅くなる場合もあるが、今回は首都圏から比較的アクセスがいいでの氷上ワカサギ釣りに挑戦。赤城大沼でのワカサギ釣りは、9月から11月までがボート釣り(舟釣り)で、その後寒気が訪れ、湖が凍る1月ごろあたりから氷上ワカサギ釣りが解禁となる。 2018年は、昨年とぽぼ同日に氷上ワカサギ釣りが解禁され1月9日午前午前6時半に解禁された。3月下旬まで楽しめる見通しとのこと

氷上ワカサギ釣りの防寒対策

氷上ワカサギ釣りは、防寒対策こそが釣果への第一歩。凍った湖面での釣りは、その寒さが尋常ではなくテントや徹底した防寒対策が必須。手袋をしないで立っているとすぐに手が動かなくなるほどの寒さを感じる極寒状態だ。 釣りざおやテントなどは、レンタルされていて困らないと思うが、防寒対策は事前に自分でしっかりとしておきたい。赤城大沼のこの時期は、マイナス15度~20度位まで冷え込むこともあり、「赤城おろし」と呼ぶ風も吹きその寒さは群馬県内のワカサギ釣場でも1、2の寒さ。 わが家族は、ホッカイロにスキーウエア、スキーグローブ、スノーブーツ、帽子、ネックマフラーと完全防寒。(本来は、グローブは、餌づけなどもあるので指先に穴があいているグローブが推奨とのこと。)とにかくスキー場の寒さではなく、オーバーに言って南極のような寒さだ。 これは、体験するとわかるとかと思う。風が吹いてきた時は、それはすごい!! また、ワカサギ釣りも。バンバン釣るには、それなりの経験と準備が必要であることを今回身をもって体験した。 私たちは、午前10:00から14:00の4時間挑戦したが釣果は、たったの1匹。初心者はこんなものかと?

なかなか釣れないワカサギの画像02

なかなか釣れないワカサギ

テントの中でワカサギ釣りを楽しむの画像03

テントの中でワカサギ釣りを楽しむ

※本地図は、Googlemap共有マップから引用。引用日:2016/02/11

赤城大沼の氷上ワカサギ釣りのようす

私たちが行った2016年2月7日時の赤城大沼の氷上ワカサギ釣り解禁エリアは、湖の中央から西側全体のと東側よりの北側の一部が解禁場所だった。 沼尻地区の方が広いのだが、グリーン荘を利用したので近くの大洞エリアで氷上ワカサギ釣りを体験。入漁券は、大人が1日券で700円、2016年から中学生も無料になったとのことで中・小学生以下は無料となる。

今回お世話になったグリーン荘の画像04

今回お世話になったグリーン荘

遊漁証取扱所はいくつもあるのだが今回は、入漁券、テント、釣竿、仕掛け、エサをグリーン荘さんでレンタルした。HPに10%の割引があったので安くレンタルできた。(2017年度も実施中

赤城大沼では有名な青木別館の画像05

赤城大沼では有名な青木別館

ハンドル形状は、アールが描かれたデザインで手を握る部分がグローブを付けた時でも滑らないような素材を採用し、操作性をが向上。

湖の道路も凍っている!の画像06

湖の道路も凍っている!

湖が凍っているので当然なのだが、湖に行くまでの道も凍結。スベル、スベル。風が吹くとその寒さは想像を越える寒さ。冷蔵庫の中にいるようだ。

テントを引っ張りいざ出陣の画像07

テントを引っ張りいざ出陣

レンタルしたテントやアイス・ドリルを引っ張って釣り場に凍った湖面の上を歩く。南極に来たような錯覚に陥る。テントには、ソリの板がついているので運びやすい。

アイス・ドリルの使い方を教わるの画像08

アイス・ドリルの使い方を教わる

グリーン荘の方に、アイス・ドリルの使い方を教わる。ポイントは、ドリルを支える上の手と下の手の両方の手を動かしドリルを回すこと。 最初は大抵、上の手が止まる。

穴が空いたら網で氷をすくうの画像09

穴が空いたら網で氷をすくう

穴が開いたら穴よりも少し小さい網で穴に浮いた氷を取り出す。釣りをしていてる間も、氷が出てきてくるのでこの網で取り除く。

テントを開き中に入るの画像10

テントを開き中に入る

今回は、イスもついているファミリー用テント(4名)をレンタル。(4000円/日)。若干の狭さはあるが風がさえぎられ温かい。テントなしでは居られない。

穴も3つ空け、ワカサギ釣り開始の画像11

穴も3つ空け、ワカサギ釣り開始

テントの中で、3つ空けた穴からいよいよワカサギ釣りを開始。はじめは期待がふくらみ糸をたらすのだが・・・・果たして釣果は?

1時間たっても釣れず・・お疲れモードの画像12

1時間たっても釣れず・・お疲れモード

釣り開始から1時間たったが、まったく釣れず。そろそろお疲れモードがテントの中に充満する。

釣れなくてもガンバル弟の画像13

釣れなくてもガンバル弟

1時間半たっても1匹も釣れず。しかしながら、下の弟は相変わらず釣り糸をたらしてがんばっている。性格がでる?

ついにワカサギ君登場の画像14

ついにワカサギ君登場

15cm程度のりっぱなワカサギだ!の画像15

15cm程度のりっぱなワカサギだ!

待望のワカサギが釣れる

釣り開始から2時間、待望のワカサギが釣れた。いままでびくともしなかった竿が下に向かってゆがんだ。ゆっくりと糸を引き上げると待望のワカサギ君が1匹釣れた。 これでボウズはなくなった。釣れた瞬間は一瞬、全員が寒さを忘れる感動。・・・・がしかしその後2時間程度挑戦したが後にも先にもこの1匹だけだった。 ワカサギ釣りが初めての人は、なかなか思うように釣れないのも氷上の釣りでは、めずらしくない。まずは、最初の1匹を釣るのを目標としあきずに丹念に誘いを繰り返しアタリを習得しよう。 今回は、昼時ということであまり釣れない時間帯。釣れる場所も重要で、どんなに腕のいい釣り人でもまずは今日の釣れる場所を探すのが最初にやることとのこと。釣れる時間帯もほぼきっていて。 朝なら5時、6時と言ったところ。夕方なら4時ぐらい。今回は、はじめてなのと子どもへの朝晩の冷え込みが気になり釣れない時間帯をわざわざ選んだのだが、次回は釣れる時間帯に来ようと思う。 当たり前なのだが、子どもは釣れた方が楽しい。

釣れなくてもこの光景は一度は体験したいの画像16

釣れなくてもこの光景は一度は体験したい

大洞エリアの南側の画像17

大洞エリアの南側

赤城大沼へ行く場合の注意

赤城大沼は、首都圏からも比較的アクセスがよく日帰りもできる場所なのだが、ひとつ注意して欲しいことがある。 赤城山は、降水量は少ないが1月、2月には月間平均気温が0度を下回る。結果的に赤城大沼へ車で行く場合の途中の道は、積雪と言うより、凍結しているカ所が多い。 赤城大沼の標高は約1300m前後で、県道4号線のみが通行できる。標高1,000メートルから積雪や凍結がありスタッドレスタイヤ、チェーンなどの装備は必須。カーブの多い圧雪、凍結の山道を慎重に運転することになる。 以前は有料道路で除雪、凍結防止の処置がされていたようだが、今は無料になり放置状態。4WD車ではない車や雪道になれていない人にとっては、厳しい道だ。相当神経を使って運転しなければならない。 雪道の運転に自信がない人や車の装備に自信がない人は、 「富士見温泉駐車場」から赤城山直通バス(11月1日~3月末 土日祝日※有料)が運行している。このバスを利用するのも手だ。帰りも、温泉でリフレッシュできる。

アイコン1の画像関越交通 赤城山直通バス運行情報

氷上のワカサギ釣りのやり方

ワカサギ釣りの一般的な釣り方を紹介したい。ワカサギ釣りに必要な道具は、竿、仕掛け(針+オモリ)、エサとワカサギを入れるもの(クーラーボックスなど)だ。ほとんどのものが赤城大沼の周りの遊漁証取扱所などでレンタルできる。小型ハサミ、エサを入れる小皿、手ぬぐい・タオル、ウエットティッシュなどがあれば便利。

【遊漁証取扱所】
・青木旅館 電話:027-287-8511
・バンディ塩原 電話:027-287-8200
・湖畔荘 電話:027-287-8500
・青木別館 電話:027-287-8106
・名月館 電話:027-287-8127
・曽山商店 電話:027-287-8102
・グリーン荘 電話:027-287-8028
・みやま山荘 電話:027-287-8205

竿は、全長30cm~40cm程度の小型電動付リール竿または手バネ竿が必要。今回レンタルしたのは、20cm程度の短い手バネ竿。小さくて軽く持つところに糸を巻く部分がある。先端にゴムチューブがついていて、このチューブで糸を固定する。糸の長さは、30m程度。

レンタルした手バネ竿の画像18

レンタルした手バネ竿

竿の先のゴムチューブの画像19

竿の先のゴムチューブ

手バネ竿の仕掛けの画像20

手バネ竿の仕掛け

今回入手したエサは、サシ。簡単に言えば、人工的に養殖した銀蝿の幼虫だ。ようするに蛆虫(うじむし)。このエサが小さく、針も小さいのでエサづけに、初心者は苦労する。エサが水ぶくれのような状態になってしまったら新しいエサに付け替えると良い。
エサを付けたら静かに水中に糸を落としていく。オモリが底に着いたら、一度糸を少しまき戻し張る。時折竿を上下に動かし水中のエサを動かして魚の目を惹く「誘い」行動をする。要領はわかるのだが、誘いになっているかどうか初心者にはわからない。ワカサギ釣りの初心者は、アタリの感覚がわからないので、まずはアタリの感触を感じるところから。誘いの掛け方は、竿先を少し動かし3-5秒待ってまた誘う、この繰り返し。 ワカサギがかかると、「プルプル」と竿に手ごたえがある。そしたらあわてずにゆっくりと糸を巻く。強く引くとワカサギの口が弱いので針からはずれてしまうので注意。それと、ゆっくり巻き上げることで、エサが不規則な動きをするので2匹目や3匹目のワカサギが掛かる事もあるとのこと。
釣りが終わるまでワカサギは、バケツなどに水を入れて生かしておく。持ち帰りは、ビニール袋等に入れ、保冷材などが入ったクーラーボックスに入れて持ち帰る。臭くなるのでクラーボックスに直接入れない。

エサの画像21

エサ

釣り方の画像22

釣り方

小型のクーラーボックスの画像23

小型のクーラーボックス

赤城大沼 近郊の宿

にごり湯の宿 赤城温泉ホテル

は、源泉かけ流しの「にごり湯」が楽しめる静かな山の温泉宿。赤城山の中腹900mに位置し、四季折々の大自然を満喫できる。元禄十三年から薬湯として親しまれてきた温泉は、無色透明で自然湧出した源泉で空気に触れると茶褐色に変色する。赤城山第一スキー場まで、車で約30分。

赤城温泉 御宿 総本家

は、創業が1689年と古くにごり湯・源泉100%掛け流しの温泉を貸切露天風呂で楽し婿とができる宿。テレビや雑誌などの取材も多い宿として有名。ここの温泉も無色透明だが、空気に触れると酸化して緑黄色になる。さらに時間が経つと黄色が増して黄緑色に変化する。赤城山第一スキー場まで、車で約30分程度。

旅籠 忠治館

のコンセプトは、「江戸時代」。大自然に囲まれたの閑静な一軒宿で江戸時代にタイムスリップしたような空間が体験できる。風情ある土間や囲炉裏に囲まれた時を過ごすことができる。特に落差20mの朝日滝を見ながら入れる滝見露天風呂が人気。赤城山第一スキー場まで、車で約30分程度。