〜子どもとの海外旅行をもっと自由に! レンタカーを活用した海外旅行プラン創りのすべて〜 「子どもと行く海外旅行プラン創りの完全ガイド」

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第2章 海外旅行での大切な考え方(心得)

2-1)海外旅行の基本ポリシー

飛行機を見る子どもたちの画像

最初に皆さんにお伝えするのは、私の海外旅行プランポリシーです。 海外旅行を計画する際に、私が個人的に最も大切にすべき考え方は、

  • 「家に安全に帰ってくること」
  • 「日本人は海外では外国人」

このポリシーは、約10年間程私が海外駐在した経験から生まれました。 一つ目の「家に安全に帰ってくること」は当然なことなのですが、子どもとの海外旅行プランを創る際に、 二つ目の「日本人は、海外では外国人」も当たり前だろうと言われるかもしれませんが、ほとんどの旅行者はこの意味を理解しているのでしょうか? 多くの海外旅行ガイドブックやインターネット情報が溢れている今日でも、 し現地の生活習慣を尊重することからはじまると考えています。

「家に安全に帰ってくること」

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これは言うまでもなく、海外旅行において最も重要な原則です。どれほど素晴らしい体験をしたとしても、最後に無事に家に帰ることができなければ意味がありません。 プランを作成する際には、このポリシーを常に念頭に置くことが重要です。 特に、子どもと一緒の海外旅行では、無理のないスケジュール、余裕を持った移動計画、現地の医療情報の把握など、安全対策を十分に講じる必要があります。 例えば、夜遅くの移動を避ける、滞在先の緊急連絡先を必ず控える、現地の交通事情を事前に調べるなど、細かな配慮が大切です。 また、 海外から日本の空港に着くと慣れた日本の空気にほっとし今までの緊張感がなくなります。この緊張感が低くなることが、トラブルを導くことが多くあります。 飛行機を降りてからも、公共交通機関の利用や長距離移動が必要な場合もあります。 旅の疲れや時差ボケが影響することも考え、終着点の自宅までの移動手段や時間配分を慎重に考え無事に家に着きましょう。

「日本人は海外では外国人」

「日本人は海外では外国人」のイメージ画像1

もう一つの重要な心得は、「日本人は、海外では外国人である」という自覚を持つことです。当たり前のことのように思えますが、実際に海外に行くと、無意識のうちに「日本での常識や習慣」を前提に行動してしまうことが少なくありません。 海外の文化や習慣は、日本とは大きく異なります。日本では当然と思われることが、海外では通用しないことも多くあります。
旅行者として、現地の文化や習慣を尊重する姿勢を持つことが、安全かつ快適な旅行の第一歩です。 特に子どもと一緒に旅をする場合、親が手本となり、異文化を尊重する態度を示すことが大切です。

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2-2)安全で楽しい海外旅行のために

無理をしないスケジュール作り

子どもと一緒の旅行では、大人だけの旅行とは違い、 移動時間、休憩時間、食事のタイミングなどを考慮し、無理のない計画を立てましょう。特に長距離移動が必要な場合は、途中で休憩を取れるルートを選ぶことが大切です。

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現地の治安情報を事前に調べる

渡航先の治安情報を事前にチェックし、安全なエリアを把握しておくことが重要です。日本の外務省の海外安全情報や、現地のニュースサイトなどを活用し、最新の情報を確認しましょう。

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治安が悪い場所のイメージ画像
強盗のイメージ画像

万が一に備えた準備

緊急連絡先を控えることも必須です。現地の日本大使館、警察、病院などの連絡先をメモしておくと良いです。 また、海外旅行保険に必ず加入してください。万が一のケガや病気、事故、損害賠償に備えて、適切な保険を選ぶようにします。 緊急時の対応を家族で話し合うことも大事なことです。子どもが緊急時対応などの理解や把握ができる年齢の場合は、迷子になった時の対処方法や待ち合わせ場所、トラブル時の対応方法を子どもと共有しておきます。

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2-3)旅行先国の情報を調べる方法

海外渡航先を調べる方法として、以下の手段が考えられます。 これらの方法を組み合わせて、渡航先の最新情報を収集し、安全な渡航計画を立てることをおすすめします。 Shizengateでは、まずはじめに「地球の歩き方」の購入を提案しています。

  1. 「地球の歩き方」

  2. 外務省 海外安全ホームページ

  3. 厚生労働省検疫所の情報確認

  4. マイナポータルの活用

  5. 外務省が提供する海外安全アプリの利用

  6. 日本の旅行先国大使館HP

  7. 各旅行会社、航空会社、現地ツアー会社などのHP

  8. 個人ホームページ(国内・現地)とその他ガイドブック

「地球の歩き方」

「地球の歩き方」画像

各国の「地球の歩き方」

旅行先国を決めたり調べるために、何か基本となる物が必要です。 それが、ガイドブック。インターネット情報はすべてが正しい情報でない場合があります。 ガイドブックも完璧と言い難いですが調べ始める第一歩としては最適です。 ガイドブックで一番のおすすめは人気のあるです。 注意したいことは、最新版の「地球の歩き方」を購入することです。 海外の制度は日々変わっていきます。 どんなガイドブックでも良いのですが、「地球の歩き方」は各国の生活環境、空港案内、入出国の手続きなどが細かく記載されているのでとても役立ちます。 このガイドブックを基本に、「外務省 海外安全ホームページ」→「日本の旅行先国大使館ホームページ」→「各旅行会社、航空会社、現地ツアー会社などのHP」、 そして「個人ホームページ(国内・現地)とその他ガイドブック」と進めば、ほぼ計画作成に必要な情報が得られます。

外務省 海外安全ホームページ

ガイドブックで得た情報の確認および旅行先国の最新情報や治安等の注意事項を得るためにも大事な情報源です。 政府機関サイトと言う事で見る人が少ないようなのですが、海外の危険情報入手はこのホームページからはじめるのが基本中の基本です。 新型コロナウィルス感染症が落ち着いている昨今でも新型コロナウィルス感染症などの情報は必須になります。

①まずは「外務省 海外安全ホームページ」にアクセス

まず最初に確認することは、旅行先国の危険レベルを確認することです。 「外務省 海外安全ホームページ」下側の各国の危険情報が表示されます。 そこで、自部たちが行く旅行先国の危険レベルと海外安全情報(新着情報)をすべて確認します。

外務省 海外安全ホームページのロゴ画像

②「たびレジ」への登録

次に「外務省 海外安全ホームページ」の上部「海外旅行をされる方」メニューの中にある「たびレジ」への登録をします。 調べてた段階で旅行先国の危険レベルがなくても旅行前、中に何が起きるかわからないのが海外です。 必ず旅行中に見れるアドレスまたはLINEで「たびレジ」の登録をしておきましょう。

③包括的な海外旅行安全情報の確認

次に「外務省 海外安全ホームページ」の上部「海外旅行をされる方」メニューの中にある「その他、包括的な海外旅行安全情報はこちら」をクリックし 旅行者の方の「出発までの事前の準備」をすべて熟読しておきましょう。 可能ならば、滞在中のトラブル対策も読んで置くことをおすすめします。

④海外安全アプリのインストール

次に旅行者の方の「出発までの事前の準備」メニューの最後にある「海外安全アプリ」も自分の携帯にインストールしておきましょう。