子どもとの海外旅行プラン作り(8)
精算関連のカード

海外現地で金銭精算するときは？

現在、海外現地で精算手段は、「現金」・「クレジットカード」・「デビットカード」が主な精算手段です。 他に電子マネー的なカードも多くあるのですが短期の海外旅行ではあまり使われません。地下鉄やバスなどの一時的なパスカードは利用することがあるかもしれません。 以前、海外旅行で利用されていた「トラベラーズチェック」は、2023年2月時点で新規購入ができなくなっています。 また、1990年代～2000年前半にかけて主要銀行から発行された海外現地で現地通貨が引き出せる「国際キャッシュカード」も、2010年以降順次サービスが終了となり国際デビットカードへの代替が行われています。 これらのことを考えると長期滞在でない海外旅行では、「現金」・「クレジットカード」・「デビットカード」が検討すべきカードということになります。 この３種類のカードには、それぞれに長短所があります。 海外で断然使い安いのは、「クレジットカード」です。 ３種類を持っていくのがベストなのですが、海外現地精算用として最低限用意したいのは、「現金」と「クジットカード」です。

海外現地で精算手段

現地通貨（現金）

海外ではキャッシュレス化が日本以上に進んでいて、現地通貨（現金）を使う場面は少なくなりました。 しかし、チップや現金のみの店舗などで必要になります。 必要と思われる最低限範囲で、現金を空港や両替所などで用意しておくことをおすすめします。 現金は、あまり大きな単位の紙幣（一万円札程度）は使いにくく、多用されている小銭的な紙幣（千円札程度）を多く持つと良いです。 両替所などでは大きな紙幣で両替されますので、コンビニなどで小物を買いおつりで小さな紙幣をためておきます。

クレジットカード

クレジットカードは、現金がなくても買い物ができカードで代金を支払い後にクレジットカード会社から請求されるカードです。 海外事務手数料、為替レートは各カード会社によって決められています。 現在ではICチップ搭載クレジットカードが主流になっていますので、必ずICチップ搭載のカードにしておきましょう。 クレジットカードは、現金を持ち歩かなくても良く利用範囲が広く、万が一盗難の被害に遭った場合でも補償やサポートを受けられる可能性が高いというのが長所です。 ポイントもたまり、キャッシング枠があれば海外のATMから現地通貨で現金を引き出すこともできます。 クレジットカードは、申し込みしてから手元に届くまでに1週間程度かかるものが多いので早めに申し込んでおきましょう。 「VISA」「MasterCard」「JCB」「AmericanExpress」「Diners Club」は、クレジットカードの5大国際ブランドと呼ばれています。 中でもVISAとMasterCardは世界中に加盟店を多く持っています。

デビットカード

デビットカードは、銀行預金の口座と紐付けられた決済用のカードです。 クレジットカードとの違いは、利用即時に紐づけされた口座からすぐに引き落としがされます。 カードが使える範囲は口座残高内で、利用の仕方はクレジットカードと同様です。 長所は、 発行審査がなく銀行口座さえあれば中学生を除く満15歳以上の人から作ることができます。 キャッシュ機能付きのデビットカードならば、現地ATMで現金を引き出すことができます。 短所としては口座が残高不足だと支払いができませんし支払方法は一括払いのみです。 逆にこの制約が、クレジットカードにはない「使いすぎ」の対策なります。 最近では、欧米を中心にデビットカードの利用率がクレジットカードを上回っている国も増えています。

クレジットカードは海外旅行の必需品

盗難が多い海外で多額の「現金」を持ち歩くのは極めて危険です。 そこでクレジットカードは、今や海外旅行に欠かせない必需品です。 欧米ではもちろん、アジアの主要国の都市でも日本と同様に利用することができます。 クレジットカードは、料金の支払いだけではなく現地ATMから現金を引き出せるキャッシング機能を利用することもできます。 また、海外のホテルやレンタカー店では、キャンセル逃亡を防ぐ意味からも予約やチェックイン時にクレジットカードの提示、精算を求められることが多いです。 日本国内では、クレジットカードが身分証明書的な見方はあまりされないですが、海外ではクレジットカードが身分証明書的な存在にもなりうるもので重要視されています。 また、数ヶ国を周遊する人の場合は、滞在国ごとに現地通貨を用意しなくてよいと言うメリットもあります。

クレジットカード会社では、世界各地で会員に対するサポート窓口があり「海外現地で困ったとき」などに重宝します。 さらに､日本語で受けられる各種サービスを用意しているクレジットカード会社もあり海外旅行者にとっては非常に便利なカードもあります。 クレジットカードは、加入時に審査があり誰もが会員になれるわけではなく制約も生じたりします。 クレジットカードが取得できない場合には。取得に審査がない「デビットカード」を取得しておきます。 また、国、地域やお店によって利用できるところと利用できないところがあります。 クレジットを利用する際に、最低金額が決まっていたり利用時に数%の手数料を上乗せされる店舗などもあります。 盗難に遭った場合やカードのスキャニングによる悪用などの被害が大きくなる前に盗難後はすぐにカード会社に連絡し盗難時以降の利用分請求を止めることが大事です。 最近では減りましたが、悪質な店で使用すると伝票の数字を書き換えられたり、カード情報データを読み込まれ(スキャニング)されたりする場合がありますので注意が必要です。 クレジットカードの利用明細をきちんと確認し、不審な請求に対しては不審部分に対する申し立てをする勇気と行動を自覚しておいてください。

カードの使い方

本ホームページでは、どのカードがおすすめであると言うようなおすすめカードの紹介はしません。 さまざまな形態のカードが、さまざまなカード会社から発行されています。本ホームページでは、「プラン作り」をメインテーマにしています。 そのため、海外で利用できるカードに関しては他の多くのホームページで紹介されていますのでそちらを参照いただきたいと思います。 クレジットカード選びでShizengateがおすすめしたいポイントは、いくつか記述しておこうと思います。

先に記述したように、海外で多額の現金を持ち歩くことは非常に危険です。 しかしながら、現地で「現金」が必要になることも多くあります。 そこで、「クレジットカードもしくはデビットカードと小額の現金」をうまく使い分けることが大事です。 クレジットカードやデビットカードは、現地ATMで現金が引き出せるキャッシング機能を付加しおくことをおすすめします。 そうすることで現金がなくなった時に、「クレジットカード」・「デビットカード」を利用し現地ATMから現地の小額紙幣を引き出すことができます。 「クレジットカード」・「デビットカード」を両方持参できるかたは、チップや少額などの買い物を「現金」、高額な買い物を「クレジットカード」、そして残りは「デビットカード」 という使い方ができます。 最低限おすすめすることは、「現金は必要最低限のみ持ち歩く」ことです。 現金がなくなった場合には、クレジットカードもしくはデビットカードでATMから引き落とすことがShizengateではおすすめします。 最低限、「クジットカード」もしくは「デビットカード」を１枚用意しておき「カード＋現金」をうまく利用しておくことが大事です。

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