紅葉の昇仙峡(山梨県甲府)の表紙イメージ画像

山梨県人気の紅葉スポットで紅葉狩りと渓谷美を楽しむ

紅葉時の覚円峰と天狗岩(2017/11/10)画像01

紅葉時の覚円峰と天狗岩

は、関東の中では有名な紅葉スポット。情報も多く紅葉時期には多くの人が訪れる場所だ。昇仙峡は、正式名称が「御嶽昇仙峡」。甲府市北部に位置する荒川上流の渓谷で、国の特別名勝にも指定され「日本一の渓谷美」と言われている。 渓谷沿いに遊歩道が整備されていて四季折々の渓谷美を楽しめる。昇仙峡は、渓谷の入口になっている長潭橋(ながとろばし)がある天神森から一番人気の仙娥滝(せんがたき)まで、主峰の覚円峰(かくえんぼう)を筆頭に約4kmに渡り渓谷が続き全国8位、山梨県内1位と高い人気を誇る紅葉スポットになっている。 渓谷は奇岩が至るところに見られ、その白い岩肌と紅葉のコントラストが絶景を作り出す。標高差の関係で紅葉の色づき時期が少しずつずれ、1ヵ月以上もの間紅葉を楽しむことができる。逆に、紅葉の一番時期をどこにもってくるかも難しい選択となる。 昇仙峡の見どころは、なんといっても巨大な岩山「覚円峰(かくえんぼう)。そして仙娥滝(せんがたき)になる。その他に遊歩道を利用した奇岩・奇石見学ハイキング、昇仙峡ロープウェイ、クリスタルサウンド、昇仙峡影絵の森美術館と観光スポットが多くおみたげ店、食事処も多くある。 時間をかければ1日楽しめてしまうので、何を楽しむかも事前に決めておきたい。昇仙峡への観光情報は非常に多く事前調査も楽にできる。問題は、駐車場だろう。昇仙峡には、「昇仙峡入口駐車場」「グリーンライン駐車場」「滝上駐車場」とには3箇所の公営無料駐車場がある。観光したいポイントを決め駐車場を事前にしらべておきたい。 また、混雑する紅葉時期などは駐車場まで行けないことや車両制限がかかることもあるので事前に混雑度などを調べておきたい。混雑時は、有料・無料が問題ではなく駐車出来るか出来ないかが問題。無料駐車場が混雑しているときは、お土産屋の駐車場を利用するのもひとつ。ある程度のお土産購入で駐車が無料となる。 「影絵の森美術館」、「七宝美術館」、「昇仙峡ロープウェイ」の駐車場は、施設を利用すれば駐車場が無料になるので利用する価値はあるかと思う。また、昇仙峡にはもある。1区画300円になるのだが、行きは、ハイキング、帰りは乗合バスを利用するというのもありだと思う。 個人的には、昇仙峡の紅葉狩りは事前情報と現況把握が一番大事だと思う。期待している紅葉の色づきと許容混雑度を可能な限り自分で決めて行くことが昇仙峡を満喫するポイントだ。

アイコン1の画像「昇仙峡|清流と水晶 癒しの秘境」(昇仙峡観光協会)公式サイト

今回のウォーキングコース

今回は、11月10日の金曜日でかつ紅葉まつりが終わったあとなのでそんなに混んでいないかと思ったが、意外と人が出ていた。11:30頃に「グリーンライン駐車場」に着いたがすでに満車、さらに上にある昇仙峡ロープウェイ側の「滝上駐車場」に向かった。「滝上駐車場」は、半分程度は埋まったいたが、車を停めることができた。 駐車場が「滝上駐車場」なので今回の見学コースは、昇仙峡ロープウェイ乗り場→仙娥滝(せんがたき)→石門→覚円峰(かくえんぼう)→グリーンライン駐車場下まで行きそこから戻り昇仙峡ロープウェイ乗り場に行き昇仙峡ロープウェイの頂上までとした。ほぼ半日かかってしまった。 時間がなかったので、観光ポイントの長潭橋(ながとろばし)に行けなかったことは残念。本来ならば、長潭橋(ながとろばし)→奇岩・奇石→覚円峰(かくえんぼう)→石門→仙娥滝(せんがたき)→昇仙峡ロープウェイ→乗り合いバスで長潭橋(ながとろばし)に戻るというのが理想だった。 やはり昇仙峡を満喫するには、1日かけて回るのが理想だ。

アイコン1の画像「昇仙峡マップ」(昇仙峡観光協会)

今回見学した昇仙峡の名所とコ-ス景観

昇仙峡ロープウェイ乗り場→仙娥滝(せんがたき)入口

水晶発祥の地ということで、昇仙峡ロープウェイ乗り場から仙娥滝(せんがたき)に向かう途中にはたくさんの天然石店が軒を連ねている。また、「ほうとう」、「そば」や「流しそうめん」など昇仙峡の中では食事処が多く密集している場所だ。

多くの食事処が並ぶの画像02
多くの食事処が並ぶ
天然石店の画像03
天然石店
仙娥滝入口の画像04
仙娥滝入口

仙娥滝(せんがたき)入口→仙娥滝

仙娥滝(せんがたき)入口のゲートを通ると日本一の水晶玉と不動明王像が祀られているがある。 鈴結びという願掛けがある。水晶玉に触れるのがいい。「昇玉堂」の横には、池に配置された七福神の前にある受け皿に願いを込めて天然石を投げ入れることで願掛けをするスポットのがある。 8種類の天然石がガチャガチャから購入できる。ふとっちょのお地蔵さんに願いを書いた紙を貼るものや銭洗いなどのおもしろいものが設けられている。

昇玉堂の画像05
昇玉堂
日本一の水晶玉の画像06
日本一の水晶玉
八珠願いの画像07
八珠願い
ふとっちょのお地蔵さんの画像08
ふとっちょのお地蔵さん
銭洗いの池の画像09
銭洗いの池
仙娥滝に向かう遊歩道の画像10
仙娥滝に向かう遊歩道
仙娥滝(せんがたき)

は、昇仙峡の上流にかかる落差約30メートルの滝で日本の滝百選にも選ばれている。岩の間を三段になって落ちる。 「仙娥」とは中国神話に登場する月に行った女性「嫦娥」を意味する。昇仙峡の中でも必見の観光スポット。今回のように天候条件が揃うと虹がかかることがある。 仙娥滝は、四季ごとに違った美しさを見せ何度も足を運ぶ人も少なくない。

仙娥滝(せんがたき)の画像11
仙娥滝(せんがたき)

仙娥滝→石門→覚円峰(かくえんぼう)

遊歩道の画像12
遊歩道

仙娥滝から石門に向かう遊歩道の途中は、写真のように岩が遊歩道の上に突き出ている場所があり迫力がある。

昇仙橋の画像13
昇仙橋

仙娥滝から石門に向かう途中に、小さい橋があり「昇仙橋」と言う。橋の上からは、峡谷の美しい風景が楽しめる。 また、覚円峰を遊歩道で見るのとは別の角度から見ることができる。紅葉が橋の実にいい感じのコントラストになっている。

石門

は、巨大な花崗岩が自然に形成した天然のアーチ。仙娥滝から遊歩道を下って徒歩5分程度の地点で見ることができる。この石門をくぐれば、大自然に囲まれそびえ立つ覚円峰が目の前に見えはじめる。 先端がわずかに離れスリリングな不安定さが満喫できる。安全は確認されているので、安心して通れる。撮影スポットにもなっているので、紅葉シーズンなどは混み合うので要注意。石門の川沿いには、天然のイワナ・ヤマメが生息しているとの看板があり、運が良ければ泳いでいるイワナやヤマメをみることができるらしい。

石門の画像15
石門
石門の先端の画像16
石門の先端
天然のイワナ・ヤマメ生息地の画像17
天然のイワナ・ヤマメ生息地

昇仙峡の象徴・・覚円峰(かくえんぼう)

覚円峰(かくえんぼう)

は、昇仙峡の主峰で昇仙峡のシンボル的存在。覚円峰はその昔、澤庵禅師の弟子僧侶覚円が畳が数畳敷ける広さの頂上で修行したことが、その名に由来している。 覚円峰は、花崗岩が風化水食を受けてできたもので、急峻で直立約180mもあり、切り立った峰の山頂はわずか数畳分しかない。昇仙峡に来たら必ず見るとも言える覚円峰は、「夢の松島」から見ると絶景になり多くの人が写真を撮影する。 覚円峰(かくえんぼう)の対面に見える真ん中の尖った岩が

覚円峰(かくえんぼう)の画像18
覚円峰(かくえんぼう)
夢の松島の奥から見た覚円峰の画像19
夢の松島の奥から見た覚円峰
夢の松島から見た覚円峰の画像20
夢の松島から見た覚円峰
天狗岩の画像21
天狗岩
夢の松島への看板の画像22
夢の松島への看板

覚円峰~グリーンライン駐車場下までの紅葉

覚円峰が見える場所から遊歩道沿いにきれいな紅葉を見ることができる。今年は、台風や長雨などで紅葉の時期が少し遅れているとのこと。 それでも、赤いモミジや他の木の黄葉との混ざり紅葉の遊歩道を飾っていた。渓谷の紅葉は、川と山のコントラストも相まり水分があるので他の場所よりも紅葉が色鮮やかに綺麗に見える。

赤い鮮やかな紅葉の画像23
赤い鮮やかな紅葉
遊歩道を飾る紅葉と黄葉の画像24
遊歩道を飾る紅葉と黄葉
紅葉と荒川の調和の画像25
紅葉と荒川の調和
黄葉の森林の画像26
紅黄葉の森林
黄色いモミジの画像27
黄色いモミジ
黄葉の木の画像28
黄葉の木

グリーンライン駐車場下近郊の紅葉

グリーンライン駐車場下付近は、覚円峰が遠くに見え昇仙峡の山はどの紅葉を楽しむことになる。今回は、時間がなくグリーンライン駐車場下から長潭橋(ながとろばし)までの遊歩道の紅葉を楽しめなかったのだが、昇仙峡の効用を満喫するには、奇岩・奇石みながら長潭橋(ながとろばし)からグリーンライン駐車場下までの効用を楽しむべきだろう。 この区間は、渓谷をつくりだす岩肌の紅葉が見事だ。

覚円峰が遠くに見るの画像29
覚円峰が遠くに見る
遊歩道にあった七福神の画像30
遊歩道にあった七福神
紅葉・黄葉・緑葉の調和の画像31
紅葉・黄葉・緑葉の調和
紅葉・黄葉が混ざる絶妙なモミジの画像32
紅葉・黄葉が混ざる絶妙なモミジ
昇仙峡渓谷ホテル入口のイチョウの画像37
昇仙峡渓谷ホテル入口のイチョウ
遊歩道の紅葉の画像38
遊歩道の紅葉
緑葉のモミジも混じるの画像33
緑葉のモミジも混じる
紅葉の隙間から見る覚円峰の画像34
紅葉の隙間から見る覚円峰
崖の紅葉の画像35
崖の紅葉
山肌の紅葉もすばらしいの画像36
山肌の紅葉もすばらしい

昇仙峡ロープウェイと紅葉の画像35

昇仙峡の駐車場

先にも述べたが、紅葉時の昇仙峡駐車場は、非常に混む。道も狭いためかなり前の檀家で渋滞することがる。「昇仙峡入口駐車場」「グリーンライン駐車場」「滝上駐車場」とには3箇所の公営無料駐車場があるが、やはり手前の「昇仙峡入口駐車場」から込みだす。 上の「グリーンライン駐車場」は駐車台数が少ないので「滝上駐車場」を目指した方が無難。「滝上駐車場」の入口には、「昇仙峡みどころ案内所」があり昇仙峡の地図や各種パンフレット、お店の割引券などが置いてあるので有効利用したい。 無料駐車場に停められない感じたときは、お土産屋の駐車場もしくは「影絵の森美術館」、「七宝美術館」、「昇仙峡ロープウェイ」の駐車場に入ってしまう方が得策だ。

「滝上駐車場」の入口看板の画像39
「滝上駐車場」の入口看板
滝上駐車場の画像40
滝上駐車場
昇仙峡みどころ案内所の画像28
昇仙峡みどころ案内所
昇仙峡みどころ案内所の中の画像29
昇仙峡みどころ案内所の中
「グリーンライン駐車場」の入口看板の画像41
「グリーンライン駐車場」の入口看板
グリーンライン駐車場の画像42
グリーンライン駐車場

絶景が見れるお店

昇仙峡ロープウェイ乗り場から仙娥滝(せんがたき)に向かう途中にはたくさんの食事何処がるが景色的には昇仙峡の景色を見れるお店は少ない。 そこで今回紹介したいのが、昇仙峡の象徴とも言える覚円峰(かくえんぼう)を目の前にして「ほうとう」などの食事ができるお店を紹介したい。 「金渓館」は、屋根しかない一見お茶屋みたいなお店なのだが目の前に覚円峰と天狗岩を見ることができる。夢の松島から仙娥滝に少し向かった渓谷側にある。「金渓館」は、景色が良く見えるように屋根しかなく昇仙峡の景観を満喫することができる。 中でも渓谷側に向かって座る二人席があり、この席からは覚円峰と天狗岩が目の前に見える席で、昇仙峡の中でも絶景を楽しめる席だ。混雑時は、そう簡単に座ることができないと思うが、今回たまたま運よく座れたのでそのようすを写真で紹介したい。 昇仙峡に行く機会がある人はぜひ立ち寄ってほしい。

絶景が楽しめる「金渓館」の画像44
絶景が楽しめる「金渓館」
絶景の席の画像45
絶景の席
絶景席からの覚円峰と天狗岩の画像46
絶景席からの覚円峰と天狗岩
絶景席から見た昇仙峡の画像47
絶景席から見た昇仙峡
昇仙峡の宿

昇仙峡渓谷ホテル

昇仙峡渓谷ホテルは、昇仙峡の川岸にあり昇仙峡の四季折々の自然を満喫することができる。全5室、通常定員10~12名までのプチホテル。丸太柱を使用した木造2階建てのダイニングルームの屋根を支える2本の丸太は、昇仙峡の山より切り出した杉の丸太。テラスは、昇仙峡の渓流の流れを見ながら休めるすばらしいテラスとなっている。昇仙峡を満喫するためのホテルだ。

2023紅葉情報