日本で一番早く梅が咲く梅園として有名な熱海梅園
熱海梅園(2017/02/12) 熱海梅園は、明治19年に開園し毎年11月下旬~12月上旬に第一号の梅の花が開き日本で一番早く梅が咲く梅園として有名。4.4ヘクタール(約14,000坪)の広い敷地内に樹齢100年を超える古木を含め59品種、472本の梅が咲き誇り、早咲き、中咲き、遅咲きの梅と長く梅を楽しめのんびり散歩をしながら自然美を堪能できる。早咲き・中咲き・遅咲きが一致するタイミングの2月中旬~下旬は、来園者が増える。梅園は広く多少混雑していても比較的ゆったり見ることができるのもうれしい。毎年1月~3月に「熱海梅まつり」として長い期間の梅まつりが開催され、熱海芸妓連演芸会、落語会、甘酒無料サービスなどの各種イベントも行われ梅まつりを盛り上げている。2017年度は、「第73回熱海梅園梅まつり」として平成29年1月7日(土)~平成29年3月5日(日)まで行われている。梅まつり期間は、入園料が必要で、一般料金は300円となる。(中学生以下は無料。)また、熱海の宿泊施設を利用した人の宿泊者割引もある。 熱海梅園は、内務省の長与専斎が「温泉がよく病気に効くのは、ただその中に含まれている塩気や鉄精にばかり頼らず、適当な運動をするからである」(「熱海風土記」―梅園記より)との提唱から造成され、1886年(明治19年)に開園し、熱海の重要な観光地となっている。 熱海梅園の梅の開花状況については、熱海市のホームページ「熱海梅園開花状況について」にて確認できる。 熱海梅園には駐車場(普通車 \600)もあるが混雑時は、満車の場合も多く公共機関での利用でもアクセスできる。「JR熱海駅」からバスやタクシーを利用したり「JR来宮駅」から徒歩で10分程度歩く人もいる。熱海駅からも40分前後で歩けるとのこと。自分に合ったアクセス方法を選んで欲しい。 熱海梅園は、梅園の中でもよく整備された梅園で意外と長く居られる。梅園と言うと単に梅の木が畑の中に多くの梅の木が植えられていることが多いのだが、熱海梅園は園内全体が庭園になっていて梅の配置も実にすばらしい。人造の梅園であることは確かなのだが、子どもとイベントなどを混ぜながら梅を楽しく鑑賞できる場所としても価値があると思う。 |
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ロウバイと紅梅と白梅の共演 |
白梅 |
「熱海梅園」 園内のようす
「熱海梅園」には、4.4ヘクタール(約14,000坪)の広い敷地内に5つの橋「梅園五橋」と7つの「記念碑」、6つの「句碑」がある。園内の北側には、「梅見の滝」がありマイナスイオンを感じ取ることができる。さらに「足湯」、「中山晋平記念館 」、「韓国庭園」、そして梅園と隣接している「澤田政廣記念美術館 」と梅だけではなくさまざまな施設があり園内を楽しめる。
熱海梅園マップ
※本熱海梅園マップは、第73回熱海梅園梅まつりの園内マップを引用させていただき、場所を説明しやすいようにShizengateが独自に追記しています。:引用日:2017/02/15 |
①梅園石碑 |
正面入口にある「熱海梅園」の石碑。ここで記念写真を撮る人が多い。 |
正面入口からの通路の両側は、白梅からはじまる。 |
正面入口に一番近い、梅園五橋のひとつ漸佳(ざんか)。この橋を渡ると中央広場に行ける。 |
紅梅、白梅のコントラストがすばらしい。人が少なく穴場的な場所。背景の竹林と梅の組み合わせがいい。 |
中央広場と通路の間には、白梅を中心とした梅が鮮やかに咲き誇る。 |
鮮やかな紅梅があった。これが、唐梅(トウバイ)は、園芸品種の1つ。 |
中央広場の裏手にある梅園六名木のひとつ「貫一・お宮の梅」。梅の品種は、「十郎」。 |
ホタル側を渡る橋と続いている、梅園五橋のひとつ雙眉(そうび)。橋の上からは梅園中央部分が見渡せる。 |
趣がある梅園五橋のひとつ「駐杖(ちゅうじょう)」。庭園らしい赤い橋だ。 |
マイナスイオンが感じれる「梅見の滝」。人工滝で、高さ13m、幅28.5m。 |
「梅見の滝」の裏側から、流れ落ちる滝から梅を見ることができる。 |
韓国庭園と足湯に向かう崖に植えられている梅。 |
梅園五橋のひとつ香浮(こうふ)の周りの梅は満開だった。 |
澤田政廣記念美術館と熱海梅園を結ぶ連絡橋「梅園(うめぞの)橋」手前の呉服枝垂 (くれはしだれ)が見事。 |
落語会などが開催される「香林亭」前の梅。 |
正面入り口へ向かう途中の売店前は、人の群れと梅がいっぱい。 |
梅と青い空がベストマッチング。 |
正面入口側の裏側のトイレから見る梅園の光景がすばらしい。山の背景と梅がマッチングしている。 |