時期により、さまざまな景観を見せる箱根仙石原すすき草原
箱根 仙石原 穂が出揃った「緑色のすすき草原」
仙石原の「すすき草原」は、箱根の秋を代表する幻想的な絶景のひとつ。「かながわの景勝50選」や「かながわの花の名所100選」にも選ばれている名所で、毎年多くの観光客が訪れる。台ヶ岳北側斜面一面に広がるススキの光景は幻想的。 その圧倒される迫力が多くの人を引きつけるのだろう。すすき草原には、ススキをかき分けるように伸びる約500メートルの遊歩道1本のみが続いている。雄大なすすき草原を見るには、遠くから見た方がきれいだ。 ススキに囲まれた景色やススキを身近に感じたい人は、この歩道を歩くことでススキの草原を楽しむことができる。普段見慣れているススキも、一面に広がると雄大な光景になるもので、一度は見ておきたい景色だ。 約18万㎡に自生するススキは、秋の深まりとともに黄金色に色づく。「すすき草原」の見頃は、ススキの穂が出始める9月下旬から11月上旬。この景観を維持するのに、草原に雑木や雑草が増えないよう毎年3月に「野焼き」が行われる。 この野焼きは、毎年3月の穏やかな日に行われ、箱根に春の訪れを告げる風物詩にもなっている。「すすき草原」の景観は、9月の「緑色のすすき草原」、10月の「黄金色に変わりつつあるすすき草原」、「黄金色のすすき草原」、そして晩秋の「黄褐色のすすき草原」とその姿を変えていく。 人気があるのは、当然「黄金色のすすき草原」の時期で1年のうちでわずか2週間ほどと言われている。上の写真は、穂が出揃った「緑色のすすき草原」と「黄金色に変わりつつあるすすき草原」の中間で、緑と薄い黄金色がまだら模様のようにススキが見れる時期で、この景色が好きな人もいる。 また、仙石原の「すすき草原」は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の舞台としても知られる架空都市「第三新東京市」のモデルとなった場所だ。すすき草原の現況は、箱根ナビのホームページの「仙石原ススキ草原 現在のススキ状況」で確認することができるので、事前にアクセスしススキの状況を確かめてから行くことをおすすめする。
山とススキの光景
秋の七草に数えられている薄(ススキ)
仙石原 すすき草原の歩き方
仙石原のすすき草原に行くには、車が便利だ。見頃の9月~11月には、すすき草原まで徒歩10分弱のところにある仙石原浄水センター手前に臨時の無料駐車場の第一駐車場と第二駐車場が用意される。
公共機関を利用するなら、バスを利用する。箱根湯本駅から箱根登山バス桃源台線(T路線)で約30分「仙石高原」バス停下車、新宿駅から小田急箱根高速バス「仙石高原」バス停下車がある。
臨時の無料駐車場やその他の駐車場からでもまずは、すすき草原の入口である「仙石高原バス停」に向いすすき草原の遊歩道に入る。 すすき草原は、1本の遊歩道しかないので見るポイントは、この遊歩道のどこでススキを見るかの簡単な見学ルートだ。雄
大なすすき草原を見たい場合は、箱根裏街道の75号線からすすき草原全景を見るか、遊歩道入口からすすき草原の全景を見上げるか、もしくは遊歩道の中間点付近ですすき草原の全景を見下ろすかになる。
遊歩道は、奥に行けば行くほど岩が出ている道となり歩きにくくなる。風になびくススキやススキに囲まれた景観を見たいならば、遊歩道を歩く。遊歩道からすすき草原を見渡せば、すすき草原の幻想的な景色が楽しめる。
仙石原 すすき草原の遊歩道
遊歩道の入口
遊歩道の入口からは、すすき草原の全景が見える。また、遊歩道が草原の中を通り上っていくようすが見れる。
遊歩道両脇の灯篭
灯篭は、9月1日から11月30日の期間、日が暮れはじめたころから点灯されるとのこと。一味違ったすすき草原の光景が見れる。
75号線側のすすき草原
山側のすすき草原
遊歩道の中間点から入口を見下ろす
遊歩道の終点近くから入口を見下ろす
中間点はススキに囲まれる光景
風になびくススキ
75号線から遠くに見るすすき草原の全景がすばらしい
75号線から見たすすき草原
75号線からズームアップしたすすき草原
臨時の無料駐車場(仙石原浄水センターの手前)
臨時無料駐車場の入り口
すすき草原から近い駐車場が、この「観光客臨時駐車場」で手前の第二駐車場と奥の第一駐車場の二つがある。写真は、すすき草原を背にした臨時無料駐車場への入り口。駐車場案内板が設置されているのですぐにわかる。
第二駐車場の入口
先に紹介した道に入り少し先に、右側に入る未舗装の入口がありこれが第二駐車場の入口。混雑時には、警備員もいるのでわかりやすい。
第二駐車場
未舗装の敷地が第二駐車場。臨時駐車場なので利用期間が定められていて、午前9時からということなのだが9時以前にも利用できたとの情報もある。
第二駐車場の簡易トイレ
第二駐車場の簡易トイレ。バス停近くの駐車場にある臨時トイレがあるとのことなのだが、すすき草原にはないので、こちらで早めの利用をおすすめする。
すすき草原に向かう道
第二駐車場から先ほどの車道に出て右に向かい「すすき草原」まで徒歩10分弱で着く。
お店
すすき草原に向かう道に、数件のお店、飲食店がポツリ、ポツリとあった。
すすき草原近郊のホテル
仙石原 すすき草原を見学する際に、便利なホテルを集めてみました。すすき草原への送迎がるホテルや近郊のホテルなどを紹介します。
ホテルグリーンプラザ箱根
仙石原のすすき草原から車で15分にある「ホテルグリーンプラザ箱根」は、すすき草原見学におすすめのホテルだ。「ホテルグリーンプラザ箱根」は、仙石原のすすき草原はもちろんのこと、箱根の観光スポットへの送迎バスがホテルグリーンプラザ箱根から出ている。「箱根ガラスの森美術館」「星の王子さまミュージアム」「ポーラ美術館」 「箱根ラリック美術館」「箱根湿生花園(冬期除く)」へいける。完全予約制なので、利用の場合はチェックインと同時に予約を。 雄大な富士を眺められる富士見の露店風呂は超オススメ!
仙石原温泉 小田急 箱根ハイランドホテル
すすき草原まで、バスで約5分とアクセスがいい「仙石原温泉 小田急 箱根ハイランドホテル」。秋の箱根・仙石原へ気軽に来れるよう特別価格の宿泊プランが用意されている。
リ・カーヴ箱根
すすき草原が近いホテル「リ・カーヴ箱根」。バリエーション豊富な客室やバイキングや食事の選択などで多くのプランはを持つ。ファミリーも気楽に利用できるのがいい。希望に合ったプランを見つけよう。
箱根仙石原プリンスホテル
リニューアルした「箱根仙石原プリンスホテル」。ゆとりと空間がみごとに調和し湯量豊富な温泉やスペインから取り寄せた家具調度など気品にあふれるたたずまいで心地よい。新たに温泉露天風呂が誕生しファミリーでも楽しめるホテル。
箱根ホテル花月園
部屋タイプが豊富でファミリーも楽しく利用できる箱根ホテル花月園。24時間利用無料の貸切家族風呂4種が人気。無料で遊べる卓球などがあり源泉かけ流しの天然温泉を満喫できる。朝食は、家族にうれしい30種の和洋メニューがあるバイキング。
リブマックスリゾート箱根仙石原
2016年8月6日にオープンしたばかりのホテルリブマックスリゾート箱根仙石原。全客室に半露天風呂がついている。和モダンの部屋で、ゆっくりとくつろげる。大涌谷の良質なお湯を、大浴場・客室半露天風呂と両方で楽しんでみてはどうか。
箱根仙石原温泉 万寿屋旅館
すすき草原に近い、全8室の小さな旅館万寿屋旅館。小さい旅館なのだが、にごり湯の24時間入浴できる掛け流し天然温泉が自慢の宿。温泉独特の「湯の花」が温泉を感じさせてくれる。宿泊料金もリーズナブルで気楽に泊まれる旅館だ。
2023紅葉情報
子どもと楽しく秋遊び
秋と言えば紅葉の季節。赤色や黄色に染まる風景は、秋の自然の代表格だ!小さな子どもたちは普通、紅葉を見ているだけではすぐに飽きてしまう。そこで子どもと楽しく紅葉を楽しむ工夫を本Shizengate風に紹介しています。 |