いくつかの花見箇所を巡る花見ホッピングが楽しい
霧笛橋(むてきばし)とソメイヨシノ(港の見える丘公園)(2019/04/06) |
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桜と横浜を歩きながら楽しむ花見ホッピング 花見となると、桜祭りなどが開催されている有名な花見会場へ行くのが恒例となっていた。しかし、満開時の花見会場はどうしても人混みとなり周辺道路も渋滞してしまう。そこで今年は、人混みを避けれてゆっくりと桜を見ながら様々な花見箇所を巡る花見ホッピングに挑戦してみた。今回の花見ホッピングは、横浜の山手公園からみなとみらいまでのコースに決定。ショッピングなどで有名なみなとみらい地区は、意外と多くの桜があり花見箇所としても楽しめる。今回の花見ホッピングは、横浜のみなとみらいを目指し元町の山手公園を起点に「山手公園→元町公園→港の見える丘公園→横浜地方気象台→アメリカ山公園→山下公園→みなとみらい」と半日程度で巡れるコースを設定してみた。このコースは、横浜でも人気がある観光コースでもあり港町の横浜の魅力を十分に感じられ、さらに花見も同時に楽してしまう一石二鳥の道のり。今回は、それぞれの箇所にある桜を見ながら点々と花見箇所を変えていく横浜の花見ホッピングを紹介していきたいと思う。経験して感じたことは、一度に多くの花見ができる花見ホッピングは、意外とおもしろく印象に残る花見だと感じた。今後は、様々な花見ホッピングを計画していきたいと思う。 |
みなとみらいの夜桜 |
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今回の花見ホッピングコース
山手公園
山手公園(やまてこうえん)は、1870年に横浜居留外国人によって整備され開園した国内初の洋式公共公園で日本テニス発祥の地でもある。園内には、大きな桜の木が広がり約30本のソメイヨシノと八重桜の「桜のトンネル」が出現する花見の名所でもある。公園管理センターとして利用されている「旧山手68番館」を背景とした満開の桜が最大の見どころで、外国人が多く暮らしてきた横浜らしい西洋風の建築と桜のマッチングポイントでもある。人混みとなることは少なく、ゆったりと花見ができる。芝生スペースがあまり広くないので宴会などはできないが、公園内に咲き誇るボリュームのある桜は印象的だ。 |
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横浜山手テニス発祥記念館とヒマラヤスギ横浜山手テニス発祥記念館とヒマラヤスギの間の小道を進むと桜が咲き誇る広場に出る。 |
旧山手68番館手前の桜のトンネル横浜山手テニス発祥記念館から旧山手68番館までの両側に桜の大木があり桜のトンネルになっている。 |
山手公園120周年記念碑周辺の桜120周年記念碑周辺の桜の木は大きく、満開時はとてもすばらしい迫力ある桜を見ることができる。 |
旧山手68番館と桜旧山手68番館は、山手68番地にあった1934年建造の外国人向賃貸住宅をここに移築。現在は公園の管理事務所として利用されている。 |
旧山手68番館前の桜旧山手68番館前の桜並木が本当にすばらし。大きな桜の木から華々しい桜が目の前に現れる。 |
これぞ真の桜のトネンルだ!山手公園の桜は、どれもが大きい木の桜で写真のように横たわる枝の上にも桜が咲いている。 |
旧山手68番館と桜の絶妙なマッチング旧山手68番館の周辺には、大きな桜の木が何本かあり旧山手68番館と桜の絶妙なマッチングが楽しめる。 |
芝生広場旧山手68番館の少し先に、こじんまりとした芝生広場があり花見ができる。 |
あずまや芝生広場には白い円形のベンチ「あづまや」がある。この公園が、横浜の居留外国人によって整備されたことを感じるベンチだ。 |
元町公園の山手本通り沿いの桜
元町・中華街駅から歩いて6分ほどのところにある「元町公園」は、異国情緒あふれる山手の丘にある公園で桜の名所としても知られている。特に山手本通り沿いの洋館と桜の組み合わせは異国情緒溢れる中で桜を見ながらの花見が楽しめる場所として人気がある。山手本通り沿いには、「ベーリックホール」、「エリスマン邸」、「山手234番館」、「横浜山手聖公会」、そして「横浜外国人墓地」など歴史的建造物等々や歴史遺産と桜のベストマッチングを楽しめ場所。横浜外国人墓地の入口を過ぎ左手にある小さな道を降りると、横浜地方気象台がある。横浜地方気象台は、横浜の「桜の開花の標準木」に指定されているソメイヨシノがある場所で、この木を見て横浜の桜の開花時期が決まる。 |
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ベーリック・ホールと桜ベーリック・ホールは、1930年にイギリス人貿易商B.R.ベリックの邸宅として建設された洋館。現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物。 |
エリスマン邸と桜エリスマン邸は、日本の建築界に大きな影響を与え「近代建築の父」と呼ばれたアントニン・レーモンドが設計した洋館で1990年に再現。 |
山手234番館1927年頃に外国人向けの共同住宅として建てられ1975年代頃まで使用。上げ下げ窓や鎧戸、煙突など簡素な仕様は洋館の典型的要素。 |
六角形のレトロな公衆電話明治33年(1900)に東京の京橋に初めて設置された白い六角形の屋外用公衆電話ボックスを、ここ元町公園に復刻再現された。 |
公衆電話周辺の桜エリスマン邸前にある公衆電話周辺の桜がみごと。どの桜も枝が大きく雄大な桜の光景が楽しめる。 |
横浜山手聖公会と桜横浜山手聖公会は、プロテスタント・日本聖公会横浜教区に属する教会。外形が大谷石を使ったノルマン様式の聖堂をもつのが特徴。 |
横浜外国人墓地幕末の米黒船艦隊来航時の軍人埋葬により始まった墓地。日本への西洋文化への発展に関わる多くの著名な外国人の墓があり、歴史的観点からも貴重。 |
横浜地方気象台横浜の「桜の開花標準木」に指定されているソメイヨシノがある。 |
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港の見える丘公園
港の見える丘公園は、横浜港を見下ろす小高い丘にある公園。横浜ベイブリッジを望む絶好のビューポイントで、「イングリッシュローズガーデン」がリニューアルオープンしている。港の見える丘公園の桜は、「イングリッシュローズガーデン」の奥にある神奈川近代文学館周辺の桜が見事。樹齢約90年と推定される「芸亭(うんてい)の桜」は、命名由来の碑も建っている。中でも、神奈川近代文学館に向かうレンガ調の霧笛橋(むてきばし)とソメイヨシノのコラボレーションは、ぜひ見て欲しい景観のひとつだ。 |
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港の見える丘公園から望む横浜ベイブリッジ |
イングリッシュローズガーデン |
神奈川近代文学館に向かう途中の桜 |
芸亭の桜と神奈川近代文学館 |
霧笛橋と芸亭の桜の絶妙なコラボ |
桜越しに見る横浜ベイブリッジ |
山下公園
山下公園は、海を目の前にする言わずと知れた横浜を代表する観光名所。園内には、花壇やバラ園があり1年を通じて季節の花々が楽しめる。特に春は、「日本郵船氷川丸」や「横浜マリンタワー」をバックに桜が撮影できるポイントが誕生する。桜は主に、公園東側の「世界のひろば」周辺にある。大きな桜が23本ほどあり、花見をしている人たちでにぎわっている。 |
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「世界のひろば」の桜 |
「世界のひろば」の海側に桜が多い |
桜の木が、カーテンのように |
みなとみらい・汽車道
みなとみらい・汽車道は、横浜ワールドポーターズの前から桜木町駅前に向かう海の上の遊歩道。こんなとこにと思うかもしれないが、この遊歩道には、桜の木が植えられていてみなとみらいを桜越しに見る桜の名所なのだ。レールと橋梁と桜の組み合わせは「汽車道」ならではのもの。さまざまな品種の桜が植えられている。桜の木の下が緑の芝生になっている場所もあり、芝生に寝そべりながら花見をすることができる。ここから見る大観覧車「コスモクロック21」や「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」など横浜のシンボルが桜とともに撮影できるのでポイントが目白押し。夜桜のライトアップはないが、汽車道自体が柔らかな光に照らされているので、横浜の夜景とともに夜桜の幻想的な空間が見れる場所にもなっている。 |
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横浜ワールドポーターズ前の桜 |
ナビオス横浜前の大きな桜 |
桜越しに見る「コスモクロック21」 |
みなとみらい・汽車道 |
桜の下に芝生が広がる汽車道 |
入り江をバックにする桜 |
夜の汽車道と「コスモクロック21」 |
夜の汽車道① |
夜の汽車道② |
カップヌードルミュージアムパーク(新港パーク)とみなとみらい「さくら通り」
この花見ホッピングも山手公園を14:00に出発してから早5時間が過ぎ周りが暗くなってしまった。最後の花見ホッピングポイントは、カップヌードルミュージアムパーク(新港パーク)とみなとみらい「さくら通り」だ。カップヌードルミュージアムパーク(新港パーク)は、「親水護岸」と呼ばれる海岸部分と緩やかな起伏を伴う芝生広場からなる公園。桜は、横浜みなとみらい万葉倶楽部と運河の間にいくつかのソメイヨシノがある。「コスモクロック21」や「ランドマークタワー」と共に桜を写すこともできる場所で個人的には、ここがみなとみらいNO.1の花見ポイントのように感じた。「カップヌードルミュージアム」の裏手に広がる公園でも桜を楽しめるとのこと。みなとみらい「さくら通り」は、JR桜木町駅から「パシフィコ横浜」方面へ向かう海沿いの通りで約500mほどの桜並木が続く。高層ビルが立ち並ぶ通りで見る桜もまた格別。「日本丸」「ランドマークタワー」「クイーンズスクエア」「よこはまコスモワールド」「パシフィコ横浜」とみなとみらいの名所と桜のコラボがあちらこちらに点在する。 |
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「親水護岸」と呼ばれる海岸部分の桜 |
「親水護岸」の花見客 |
ヨコハマグランドインターコンチネンタルと桜 |
夜のみなとみらい「さくら通り」 |
クイーンズスクエア横浜前の桜 |
横浜ランドマークタワーと桜 |
「さくら通り」から見る「コスモクロック21」 |
日本丸と桜 |
汽車道の「さくら通り」側 |