江川海岸に立ち並ぶ奇妙な海中電柱
木更津の江川海岸に立ち並ぶ海中電柱(昼)(2018/02/25) 千葉県木更津市に流れる小櫃川(おびつがわ)河口に、東京湾最大の干潟と言われている盤洲干潟(ばんすひがた)がある。盤洲干潟の一部の海岸である「江川海岸」が今、インスタ映えする光景があるとのことで多くの人が訪れている。その光景とは、海面上に立ち並ぶふしぎな電柱。特に夕暮れ時、工場の夜景が背景となり海面に電柱が鏡のように映り出される。この光景が「南米ボリビアのウユニ塩湖に似ている」とインターネットを通じて知られるようになり、今では海外からも訪れる人がいるとのこと。また、宮崎アニメ『千と千尋の神隠し』に登場する海中電柱のようだとも言われている。電柱は、20メートル間隔で50本の電柱が海に立ち並ぶ。この電柱、昭和60年代にアサリやハマグリの密漁が横行したため沖合約1キロ地点に監視小屋が設置され、そこに電気、電話をつなぐために立てられた。今では、暗視カメラで監視していて、平成15年にその役割をすでに終えている。インターネットの写真を見るとすばらしい光景と思ってしまうのだが実際は、海潮の状況によって光景が変わってしまう。良くも悪くも、行く前にしっかり調べていかないと期待通りの光景を見ることができない。海面から立っている電柱群を見たい人は、気象状態に左右されるのだが、一つの目安として木更津市の潮位予測値が120cm以上ないと電柱が海に沈んだ状態にならないとのこと。今回見に行った時間帯が16:00頃で、潮位が60cm~70cmだったため残念ながら電柱が海に沈んでいる光景が海岸側では見られなかった。木更津には、久津間海岸にも電柱がある。撤去されてしまったが、昔は金田海岸、牛込海岸にも電柱があったとのこと。3月中旬から8月上旬は潮干狩りがはじまるので、撮影は潮干狩り時期を外した方がベターだろう。江川海岸の電柱も、いつ撤去されるかわからないと言われているので、見られるうちに見学してはどうだろうか? 工場夜景が背景となる夜の江川海岸の海中電柱(2018/02/25) |
江川海岸への行き方
江川海岸は、東京湾アクアライン木更津金田ICから約5km南に下った場所にある。カーナビは、「江川漁業協同組合(0438-41-2234)に設定すると行ける。また、木更津駅から木更津アウトレット行きのバスに乗って「江川」で降り約20分ほど歩けば江川海岸の駐車場に着けるのですが、途中あまり民家などな暗くさびしい場所だ。電柱が見れる場所は、江川海岸の駐車場から約300m程度歩いた海岸線からこれらの電柱が見える。夜行く場合は、周囲が暗いので懐中電灯を持参する方が安全だ。 |
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江川海岸の駐車場 |
潮干狩り場施設の横を通り海岸へ |
奥に電柱が見える |
撮影エリア(天気が悪く人がまばら) |
日本に居ながらカリフォルニアを感じる「千葉フォルニア」
千葉フォルニアで自車を撮影(2018/02/25) 千葉フォルニアは、千葉県袖ヶ浦市南袖の海岸道路一帯が「千葉フォルニア」と呼ばれている。袖ヶ浦海浜公園へまでの海岸通りがいかにもカリフォルニアらしい風景なので、カリフォルニアをもじって「千葉フォルニア」と呼ばれるようになったとのこと。千葉フォルニアは、日本に居ながらカリフォルニアの雰囲気が楽しめる道路。アクアラインの木更津金田ICから約10分で行け、車やバイク好きの人たちの人気スポットになっている。海側の道路沿いに、カルフォルニアと勘違いしてしまいそうな高いパームツリーが立ち並び、道路と海の間に電柱やガードレールが一切なく見通しが良い。場所的には、ほんの一部なのでカルフォルニアには、遠く及ばないのだが、この場所で、車などを撮影するとまるでカルフォルニアで撮影したかのように写るのがおもしろい。ナビで検索する場合は、「袖ヶ浦海浜公園」と設定すれば行ける。 異国の雰囲気を楽しみたくなった場合に、立ち寄ってみるとおもしろい場所かと思う。 トヨタやスバルの車のCMで使われた。 |
何枚か写真を撮ってみた
今回ははあいにくの天気で、撮影条件として最悪のコンディションだったが、カルフォリニアにいるような感じがしますか? 海沿い側の道路は、袖ヶ浦海浜公園に向かう側なのでパームツリーがを背景に車の全面を撮影することができる。天気が良ければ夕日をバックに撮影することもできる。 |
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