すそ野まで見える富士山が迎えるキャンパーの聖地
「ふもとっぱら」は、静岡県富士宮市麓にあり雄大な富士山を目の前に眺められるキャンプ場として有名でキャンパーの聖地とも言われています。「すべての人に 自然の中の生活を」をコンセプトに、キャンプ場全体がフリーサイトになっています。 「ふもとっぱら」は、どこからでも富士山を眺めることができる大草原からなり、野外イベントなどでもよく利用されています。 また、敷地面積は東京ドームの約5個分と広大で、テントは1500張は余裕で張れ自由自在に自分のスタイルに合ったサイトを作れるキャンプ場として多くのキャンパーから人気があります。 標高830mに位置し夏は比較的涼しいですが、寒い時期には本当に冷えるキャンプ場です。逆に、広いがために強風や雨の場合には、ある程度の経験と知識が必要になるキャンプ場でもあります。 「ふもとっぱら」は、周りに遮るモノが一切なく麓から頂上まで春夏秋冬の雄大な富士山の姿を見ることができ、その富士山の迫力と美しさは行った人にしか感じられないすばらしいものです。 最近では、アニメの「ゆるキャン△」にも登場し聖地巡礼のキャンプ場としても人気が高まっています。また、おしゃれキャンパー率が非常に高く、たくさんの装飾品で飾ったテントサイトも多く見かけます。 昔は予約不要でも入れたのですが最近では、キャンプ人口の急増によりサイトがいっぱいになることが多く公式サイトでの予約サイトによる予約が必須です。キャンセル待ちもありません。 ゴールデンウィークや連休などには、安全のために事前にふもとっぱらの公式サイトから予約を入れておくことをおすすめします。混雑時でも雄大な富士山は見れるのですが「ふもとっぱら」の場合は、所狭しとテントが立ち並ぶ混雑時以外にキャンプをする方が「ふもとっぱら」本来のすばらしさを感じることができます。 広い自然の空間に富士山が立ちはだかるキャンプ場を、独り占めに近い状況でキャンプすれば、キャンパーの聖地と言われることが理解できるかと思います。コテージや宿泊施設を除きキャンセルチャージはありません。 また、チェックインが8:30でチェックアウト14:00と長い間滞在ができるのも特徴ですが反面、良いサイトを確保するのに早く行っても良いサイトを確保できない場合もあります。 サイト料金も安価で、ソロキャンプで1人2,000円、ファミリーでも5人までなら3,500円とリーズナブルな価格です。夏には、ブヨなどの虫がたくさん出ますので虫よけ対策は必須です。 春や秋以降に行かれる方は寒さ対策をきちんとしていくことをおすすめします。施設が充実した便利なキャンプ場を高規格キャンプ場と言うのですがある意味、「ふもとっぱら」が本当の高規格キャンプ場なのではないかと思います。
テントサイトから見る富士山と日の出
(2018/07/14)
混雑時の 「ふもとっぱら」
混雑時の 「ふもとっぱらの夜」
キャンプ場概要
ふもとっぱら |
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キャンプ場関連のホームページ | ふもとっぱら |
個人評価 | ★★★★★ |
環境 | 草原 |
景観 | ★★★★★ |
施設 | ★★★ |
区画 | ★★★★★ |
サイト数 |
2021年度 |
営業時期 | 通年 |
バンガロー |
|
サイト床土 | 土または芝生 |
買出の店 | 車5分:コンビニ1軒 |
シャワー |
不定期に開放(あり(無料)) |
電源サイト | あり |
売店 | 有り |
入退場時間 |
■オートサイト |
直火 | 不可 |
車の出入り | 日没後~翌朝8時30分までの車の走行は、原則禁止 |
ゴミ | 分別し指定ゴミ箱へ |
ペット | 可 |
サイト紹介(紹介内容は、年経過より現況と違う場合があります。)
「ふもとっぱら」のサイトは、全面フリーサイトです。入退出の受付は原則管理棟なのですが、トイレの場所や入退出場のゲートは、混雑状況により変化しますので現地スタッフの誘導に従ってください。 サイトは、とても広大なので混雑時以外は、比較的自由に大きくサイトを確保することができます。 サイト面は芝生もしくは土で、ペグが打ちにくい場所、凹凸がある場所、ぬかるんでいる場所、傾斜がある場所などさまざまです。 富士山はどこの場所からでも見えますが、すそ野から頂上までを見たい場合は、キャンプ場の中心周辺にサイトを確保する必要があります。 また、受付棟から離れた富士山に向かった奥のサイトは、ゆっくりできるのですが、水場やトイレが非常に遠くなります。キャンプ場から見える富士山の景観はどこもスケールが大きく、多少目の前にテントがあっても富士山はしっかりと見れます。 また、混雑時でも普通のオートキャンプ区画サイトよりも比較的広いサイトを確保することができます。また、昼と夜の気温差があり朝露が草原の芝や草に多くつきますので朝方はサイト面が濡れ、テント類も濡れます。 「トイレに近い」ところも良いのですが、風の影響でトイレの臭いがサイトに来る場合もありますので注意が必要です。また、日没以降の車の移動は原則禁止ですので、日没前にすべての作業を終了しておくことが重要です。今回は、混雑時に配布されていたサイトマップから各サイトを紹介していきます。 個人的に、一番のおすすめは利便性は低いのですが景観抜群の「Jサイト」、おすすめは「B・Eサイト」です。
ふもとっぱらサイトマップ
※本サイトマップは、2018年7月13日~15日の混雑した連休時にキャンプ場受付にて配布されたマップを引用させていただいています。 トイレ場所および入退出場のゲートは、混雑状況により変化しますのでマップ図は参考としてください。引用日:2018/07/20
Aサイト
Aサイトは、受付棟、各施設に近く水場、常設トイレも近いので人気があるサイトです。また。逆さ富士が見れる池に一番近く混雑時はすぐに埋まってしまいます。富士山もすそ野から頂上までしっかりと雄大な富士山が眺められます。 便利さの観点では、「ふもとっぱら」の一等地になります。ファミリーキャンパーには、確保したいエリアだと思います。
Aサイトから富士山を見る
Aサイトの全景
Aサイト林間側
Aサイトの牛舎側
Bサイト
Bサイトは、「ふもとっぱら」の中心部に位置し雄大な富士山と広大な「ふもとっぱら」を感じることができるエリアです。 今回、私たちが利用したサイトもBサイトです。施設やトイレ、水場が遠い場所もあるのですが、個人的にはおすすめサイトです。 富士山を遮るものがいっさいなく目の前に、草原にはだかるすそ野からの雄大な富士山は一見の価値があります。広い分、車道から離れた場所を確保すると混雑時にはサイトから車が出られなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
Bサイトの全景
Bサイトからの日の出(7月)
混雑時のBサイト
Bサイトから毛無山側を望む
Cサイト
Cサイトは、中心から少し奥側にはいった場所で富士山を見て右手にヒノキ林が見え富士山と林間の景観が楽しめるエリアです。 水場は車道側にあり仮設トイレがあります。混雑時は、トイレが増設されますが比較的水場やトイレが遠く感じるサイトです。その分、プライベイト感は高いです。 この場所までくると、富士山が大きく真正面に見えます。富士山全体の優美さというより迫力を楽しむエリアなのかもしれません。
ヒノキ林が見えるCサイト
開放感があるCサイト
ヒノキ林の景観が楽しめる
受付棟周辺の施設からは離れている
Iサイト・Hサイト・Jサイト
Iサイトは、「ふもとっぱら」の奥にあるサイトです。サイト面は比較的平らなのですが、一部へこみ部分もあるので気を付けたいです。 目の前の林間で富士山のすそ野が見えにくくなりますが、富士山が一番大きく見える場所でもあります。施設、水場やトイレが少なく不便さは感じますが、利用者が少ないのでプラベイート感は高いと思います。 テントの混雑が少なくゆっくりと開放感あるキャンプが楽しめるサイトです。Hサイトは、「ふもとっぱら」の中で唯一林間に囲まれたサイトです。当然、富士山は見れますが「ふもとっぱら」特有のだだっ広さを感じないサイトですが林間の影を利用できる場所があります。 ある意味、落ち着けるエリアなのかもしれません。Jサイトは、「ふもとっぱら」の一番奥にあるサイトです。牧場越しに雄大な富士山が見えるエリアです。施設、水場やトイレが遠く利用者も少ないサイトになります。 反面、牧場越しに雄大な富士山を見れる優美な景観が確保でき個人的に一番すばらしい景観の場所ではないかと思います。
Iサイトの全景
Hサイトの全景
Hサイトのヒノキ林側
Jサイトの全景
Dサイト・Eサイト
Dサイトは、富士山に向かって牛舎左側のサイトエリアです。Aサイトと同様に、受付棟、各施設に近く水場、常設トイレも近いので人気があるサイトです。 富士山がAサイトよりも真正面に見えるような感じでファミリーキャンパーにはうれしい場所です。Eサイトは、Bサイトと同様に中心部に位置し雄大な富士山と広大な「ふもとっぱら」を感じることができるエリアです。 D・Eサイトは、A・Bサイトと同様に混雑時には、多くのテントが立ち並び窮屈さを感じるかもしれない。
Dサイトの全景
D・Eサイトの全景
D・Eサイトからの富士山
混雑時のEサイト
Fサイト
Fサイトは、Cサイト同様に中心から少し奥側に入った場所ですが「ふもとっぱら」の広大さと富士山の雄大さを満喫できるエリアです。仮設トイレが多く設置されています。水場も、多くはないですが適度にあります。 サイトが大きく取りやすいので、人気があります。富士山の下に林間が見えてなんとなく落ち着けるエリアです。
Fサイトの全景
Fサイトからの富士山
Gサイト
Gサイトは、「ふもとっぱら」の一番奥側のサイトです。Gサイトの奥には林間があり、奥にテントを張ると富士山が見えずらくなります。Gサイトは、サイト面が比較的平らな場所が多いエリアです。
Gサイトの全景
Gサイトからの富士山
ふもとっぱらの施設
キャンプ場の管理棟周辺
管理棟には、受付、自販機、売店があります。売店には、炭、薪、着火材・調味料等などが販売されレンタルもあります。 通常は管理棟で受付をしますが混雑時は、受付を待っている間にスタッフが受付をしたり、別の場所に受付場所を設けたりしています。 混雑時は、現場スタッフの指示に従いましょう。管理棟から少し入口看板に向かって進むと左側にゆるキャンに登場した「ライオン?」があります。 ゆるキャンでは、ふもとっぱらのほとんどの施設が描かれています。また、管理棟から少しキャンプ場に降りた場所に、逆さ富士の撮影で有名な池があります。 管理棟からキャンプ場に降りていくと牛舎が見えてきます。牛舎では、レンタサイクルなどがあり混雑時には売店にもなります。 この牛舎の隣がグループで使用できるテーブルが設置されているセンターハウスになります。センターハウスでは、子ども向けの各種イベントも開催されます。
ふもとっぱら入口看板
管理棟(受付)
受付後に渡される管理カード
ゆるキャン巡礼場所(ライオン?)
逆さ富士で有名な池
牛舎
牛舎の横
牛舎内での臨時売店
センターハウス
センターハウスの中
センターハウスにあるピザ釜
管理棟近くにある薪小屋
ふもとっぱらの別荘・コテージ
ふもとっぱらには、定員10名の別荘翠山荘と定員5名のコテージが各1棟づつある。さらに定員5名の部屋が8室ある毛無山荘があります。 翠山荘とコテージは、自炊設備および風呂が備わっていて浴衣・タオル以外の炊事用具、寝具などが用意されています。 毛無山荘には、お風呂がありませんがシャワーがあり浴衣・タオル以外の炊事用具、寝具などが用意されています。
翠山荘
コテージ
毛無山荘
キャンプ場の水場とトイレ
ふもとっぱらの水場は、2つ、3つもしくは4つのシンクがキャンプサイトの要所要所に設けられています。トイレも、常設、移動、仮設トイレなどが要所要所に設けられます。 混雑度合いによりトイレの数は増減します。混雑時は、トイレや水場にかなり長い行列ができることを頭に入れておきたいです。 常設トイレは、ウォシュレットで室内も広くきれいです。移動式のトイレカーは、様式のトイレになっていて、使用中にランプが点くので少し離れた場所からでも空を確認できます。 また、仮設トイレも混雑度により要所要所に増設されます。
牛舎横の常設トイレ
ウォシュレットの常設トイレ
常設トイレの男性用便器
移動式のトイレカー
トイレカーの便器
仮設トイレ
仮設トイレの便器
基本となる二つのシンクを持つ水場
4つシンクの水場
3つのシンクを持つ水場
5つのシンクがある水場
センターハウス内の常設水場
ゴミ捨て場
通常は、管理棟の横にゴミ捨て場が設けられるようですが、私たちが行った混雑時には出口に臨時の大きなゴミ捨て場が設けられていました。ゴミは、分別方式です。
通常時の分別ゴミ捨て場
臨時の分別ゴミ捨て場