松田町寄(やどりき)で咲き誇る「ロウバイ」
「松田町寄(やどりき)ロウバイまつり」は、神奈川県秦野市の寄(やどりき)地区で、毎年2月上旬前後の約2週間に開催されるロウバイの花を愛でるお祭りです。 冬の寒い時期に咲くロウバイの美しさを多くの人に楽しんでもらうために行われています。 寄ロウバイまつりは、寄地区の山々に囲まれた自然豊かな地域で咲くロウバイとともに美しい風景を同時に楽しむことができます。 平成17年に寄中学校卒業生が250株のロウバイを記念植樹したのが始まりとなり、現在では、3000株、20000本以上のロウバイがロウバイ園に咲き誇ります。 メイン会場のロウバイ園の広さは約1.6ヘクタールで約1.2kmの遊歩道が整備されていてロウバイを間近に鑑賞することができます。 期間中は、約15万人程度の人が訪れます。期間中は地元の特産品販売やステージイベントなども行われます。 令和6年度は、1月13日(土曜日)~2月12日(月・祝)に開催され開園時間は午前9時~午後4時でした。入園料は、大人(16歳以上):1回500円、子供無料です。 「ロウバイ」がもたらす芳しい香りが、春の訪れを感じさせてくれます。 今回は、あいにくの小雨模様でしたが黄色に咲くロウバイの満開時期を楽しむことができました。 自然豊かな地域とロウバイの花、香りで一足早い春を感じてはいかがでしょうか?。
ロウバイ園のロウバイ(満開時)
ロウバイ観賞を楽しむ人々
ロウバイ(蝋梅、学名: Chimonanthus praecox)は、その名の通り、蝋(ろう)のような光沢のある黄色い花びらが特徴で甘い香りを楽しむことができます。 中国を原産とする落葉性の低木で主に観賞用として栽培されています。 ロウバイは冬に咲く珍しい花で、その透き通るような黄色い花びらと独特の香りがあり高さは1~3メートルほどに成長します。 葉は対生で長楕円形、表面は濃い緑色で光沢があり花は、1~2月頃、葉に先立って咲きます。 花色は黄色で、花弁は内側に紫色の斑点があります。花は芳香があり、香水の原料にもなります。 果実は袋状の蒴果で、6~7月頃に熟します。ソウシンロウバイ、マンゲツロウバイ、トウロウバイなど、いくつかの種類があります。