海釣り(3)のイメージ画像

釣った魚を観察ケースで観察してみよう!

釣った魚を観察ケースで観察の画像31

初心者の釣りでは、魚屋さんで見れるすごい獲物がすぐに釣れるわけでない。特に、初心者の親が子どもとやる堤防釣りなどは、釣れる魚のほとんどが釣り人から見れば外道の小魚ばかりが普通。しかし、釣りにあまりなじみがない子どもにとっては、 外道の魚であろうがなかろうが、魚が釣れたと言うことが釣りの楽しさで、釣りを好きになることにつながる。 そこで今回は、釣りあげた魚を観察ケースに入れ、日常じっくりと見れない泳いでいる魚を観察してみた。 釣った魚を、釣りのバケツに入れて見ることはあるにしても、観察ケースに入れて魚を見ることはあまりないと思う。小魚なので観察ケースに入れられるのだが、観察ケースの横から釣った魚を見ることは、小さな水族館を見ているようで、魚への興味が高まり、釣りの楽しみも一段と上がる。 釣りに慣れてくると、釣り人から外道と言われる魚よりもクロダイのような大きな魚で刺身にして食べられる魚を釣り上げたいと思う。しかし、初心者は、魚や釣りへの興味を高め、海の力を存分に感じることが釣り遊びの第一歩かと思う。 観察ケースでの魚観察は、その第一歩を踏み込むための手段なのではないかと思い。

富山県朝日町「宮崎漁港の堤防」の画像32

今回は、「朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場」でキャンプをした際、近場の「宮崎漁港」で毎日堤防釣りを楽しんだ。 海キャンプでの「釣り」は、大きなアクティビティになる。 不思議と毎日行くと、同じ場所に同じ人が必ずいるのがおもしろい。

あたりを待つの画像33

魚が餌を食べる瞬間の「あたり」を待つ。このあたりまでの時間が長いと釣りに飽きてしまうので、あきない程度の時間で魚が釣れてくれればいいと思う。 スイマセン!本来は、フロートジャケット等を装着しなければいけません。

今回の観察と釣れた魚

外道の小魚でも、釣り上げたら楽しいの画像34

今回は、ほどよく様々な魚が釣れた。観察ケースから見た魚の観察や釣れた魚の観察のようすをまとめてみた。今回の釣りは、釣りと言うよりも、もはや魚の観察会になってしまった。

魚の観察:アジ幼魚の体色

観察ケースでのアジ(幼魚)の画像35

アジ(幼魚)の画像36

サビキ釣りには欠かせない餌。この餌は、マキエサやコマセカゴの中に入れて使います。たいてい冷凍されたブロックで販売されているので、解凍時間も考えて買うように。また、臭いが魚臭くとても臭う。使用した後は、海水などで洗い流すのがエチケット。 入れたた容器は必ず洗う習慣が必要だ!!

魚の観察:キュウセンとホンベラ

キュウセン(雄)の画像37

お腹に卵があるホンベラ(雌)の画像38

キュウセン(雌)の画像39

上右(上から二番目)の魚は、一見キュウセンの雌かと思うが、右の写真の通りキュウセンの雌は、色が全然違う。キュウセンは、性転換する魚としても有名で、雄と雌の中間かと思うがなぜ卵が?・・・と考えてしまったが、よく調べれば上右(上から二番目)の魚は、「ホンベラの雌」。 その場でわからないことがあれば帰宅後に、魚の種類を調べてみるのもおもしろいと思う。

魚の観察:危険を感じたコモンフグとクサフグの見分け

危険を感じたコモンフグの画像40

膨らんだお腹の画像41

コモンフグの画像43

外道であるが、堤防釣りではよく釣れる「コモンフグ」。堤防では、この「コモンフグ」と「クサフグ」が外道の小型二大フグ。しかし、「コモンフグ」と「クサフグ」の見分けを知っている人は少ない。上の写真は、「コモンフグ」なのだが、見分けのポイントは、目の下にも斑点があるのが「コモンフグ」だ。 小型の両フグでも立派に毒があり危険を感じるとお腹を膨らませるのがおもしろい。

魚の観察:ネズミゴチの見分けに観察ケースが役立つ

堤防上に釣り上げたネズミゴチの画像45

観察ケースで見たネズミゴチの画像46

一見小さな「マゴチ」かと期待してしまうが、残念ながら外道の「ネズミゴチ」。ネズミゴチは、上から押しつぶしたように縦偏した体形なので「マゴチ」かとつい期待してしまうのだが、「マゴチ」はそう簡単には釣れない。ネズミゴチは、雄は尻ビレに縞模様があり、雌は第一背ビレの第三、第四棘条の間に暗色斑がある。写真は、ネズミゴチの雌。 観察ケースに入れて観察すると第一背ビレの第三、第四棘条の間に暗色斑がよくわかる。

他に釣れた魚

この魚が、人気のある「シロギス」。釣り人から投げ釣りの対象として人気が高い。シロギスが、堤防から釣れれば万々歳だ。天ぷら、フライ、塩焼き、干物、コブ締めなど色々な食べ方が楽しめる。

イシダイの幼魚が釣れた。8月~9月は、イシダイの幼魚は釣れやすく、この時期を逃すとほとんど釣れない。形も魚らしく子どもが釣り上げれば楽しむ。入れ食い状態となることが多い。

危険な魚「ハオコゼ」。背びれの棘に毒腺を持ち、刺されると軽い痛みの後、数時間痛み続ける。防波堤での釣りで、釣れる場合が多い。釣った時は、素手で触らず、糸を切って捨てるのが無難。

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